2007年04月05日

インフルエンザの治療薬『タミフル』が効かないインフルエンザウイルスが発見されたらしい。
タミフルについては、服用後、人によっては異常行動を誘発するということで最近話題に上がっているが、ここでは、そのタミフルに耐性を持ったインフルエンザウイルスについて言いたい。

農家だけに、インフルエンザウイルスをアブラムシに、人間をキャベツに、タミフルを化学農薬Aに例えて、インフルエンザにならないためにはどうしたらいいかを考えてみる。

露地でキャベツがアブラムシにやられていたので、化学農薬Aを使って防除した。が、アブラムシは化学農薬Aに対して耐性が出てきてしまった。これから新しくキャベツの苗を定植するのだが、アブラムシに対してどのような対策をするか。

さて農家ならこの後どのような対応をとるか、あなたはわかりますか?
おそらく次の2つに大別されると思います。


?ある農家はアブラムシが出たら、別の化学農薬Bを使い、アブラムシを防除した。
?ある農家はキャベツを定植する前に、畑の土壌や環境を整えた。またアブラムシが寄り付く前に前に、定植したらすぐキャベツにネットをかけ、アブラムシが寄り付かないようにした。

さて、あなたならどちらの農家の野菜を食べたいですか?
おそらく?の農家を選ぶでしょう。

ちなみに?の農家はこの後、アブラムシが化学農薬Bにも耐性をもってしまい、もう効く化学農薬が他になく、新しい化学農薬の登場を待っているうちに、キャベツは全滅してしまいました。


さてここでこの話を、インフルエンザウイルスと人間とタミフルの関係に戻してみましょう。

都会で人間がインフルエンザウイルスにやられていたので、タミフルAを使って治療した。が、インフルエンザウイルスはタミフルAに対して耐性が出てきてしまった。これからインフルエンザウイルスが流行る時期なのだが、人間はインフルエンザウイルスに対してどのような対策をするか。

さて医者ならこの後どのような対応をとるか、皆さんはわかりますか?
おそらく次の2つに大別されると思う。


?ある医者はインフルエンザウイルスが出たら、別のタミフルBを使い、インフルエンザウイルスを治療した。
?ある医者は人々に、自分の食生活や体の環境を整えるように諭した。またインフルエンザウイルスが寄り付かないように、マスクをさせ、うがい手洗いを徹底させた。


あなたはこの後、?の場合はどうなったと思いますが?

?はこの後、インフルエンザウイルスがタミフルBにも耐性をもってしまい、もう効くタミフル(薬)が他になく、新しい薬の登場を待っているうちに、人間は全滅してしまいましたとさ。

・・・例えとはいえ怖い。


ここで本題のインフルエンザにならないためにはですが、やはりインフルエンザウイルスに感染しないような環境作りが必要なわけです。
それは、うがい手洗いの徹底とマスクの着用、それに十分な睡眠、そして何よりバランスの取れた食生活です。

あなたは、インフルエンザにならないための対策は、ちゃんと出来ていますか?



at 06:14│コメント(0)つぶやき │

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