2008年02月25日
中国生産食料品の有毒物質検出が止まらない。
今度は『イカ天』ですか?
今まで加工食品に対しての検査をやっていなかったから、もし今後加工食品への検査を義務化したら、今まで以上に色々出てくるんだろうな。
中国産冷凍ギョーザ中毒事件が発生して数日後。
あるスーパーでは、『手作りギョーザフェア』ってのを店入口で大々的にやっていた。餃子の具となる野菜を集めたり、ギョーザの皮の売り場の案内を出したり…
要するに「加工品は危ないから、いっそ自分で作ってみませんか?」ということらしい。
スーパーの関係者に聞くと、売行きは上々だったそうだ。
また、ギョーザの皮の製造メーカーも生産が追いつかないほどの売れ行きだったらしい。
この辺、日本人の気質なのだろうか?あまのじゃくというか…「食べるなと言われると食べたくなる」みたいな…
このスーパーの『餃子フェア』みたいに、『冷凍食品に頼らず、国産の野菜を使って食事を作りましょう!』という雰囲気が日本に広がることは、野菜農家の俺にとってもうれしいこと。一時的なブームに終わってほしくない。
今回の事件で痛感したことは、現在の日本の食生活に『冷凍加工品』がなくてはならないものになっていたということだ。
確かに最近の冷蔵庫は冷凍食品を入れるところが低くなっているし、レンジでチンするだけのお弁当の具も多彩になっていると聞く。
つまり、冷凍加工品の登場で、冷蔵庫のデザインや、お弁当の具に大きな影響を与えているということ。
それだけ、冷凍加工品は日々の生活のなかで重宝されていたのだろう。
だが、これからはどうだろうか?
今回の事件によって、利便性よりも大切なことを日本は学ばなければならない。そう、利便性よりも安全性だ。
利便性を追求するあまり、安全性がおろそかになっていたということを反省しなければならないと思う。
『安全』はもう簡単に手に入るものではないのだから。
俺は野菜農家として、食に携わる者として、そして一人の親としてここに宣言したい。
自分の子供に安心して食べさせる事の出来る野菜をこれからも作り続けます!
…中国の農家はその辺どう考えているのか?自分の子供に農薬漬けの野菜を食べさせているのだろうか?
…親として、自分の子供に食べさせて安全なものを与えているのだろうか?
中国の農家の親に聞いてみたい。