2008年07月24日
ウナギ食べました

昨日の夜だったけど

今日は『土用の丑の日』。
江戸時代、平賀源内が考案したとされる風習。
源内が「この日はウナギ食べようぜ」ってキャッチコピーをつくって、それを江戸で流行らせたのがきっかけで、人々はこの日にうなぎを食べるようになったという。
いつの時代も流行りってのは、誰かがつくるものなのね。
はい、突然ですがここでクイズを一つ。
江戸時代まで、ウナギはある野菜が変化したものだと言われていました。
さて、その野菜とは次のうちどれ?
?ごぼう
?山イモ
?れんこん
さあ、あなたはどれだと思います?
正解は?の山イモ。
理由は諸説あるが、山イモの皮をむくとヌルヌルしてることから、山イモを川に入れるとウナギに変身すると信じられていたんだとさ。
ウナギの生態は未だによくわかっていないから、昔の人々の間で『山イモがウナギになる』って話が出てきても仕方がなかったとは思うけど。
実際、この説は明治時代まで言われていて、明治時代のある新聞には、
『スクープ!頭がウナギで身体が山イモのウナギを発見!』って嘘記事が載ったらしい。
ウナギにまつわる嘘ってのは、明治にもあったわけだ。
哀しいかな。時代が変わった平成の世でも、つい最近ウナギに関わる嘘があった。
ウナギの『産地偽装』だ。
同じ嘘でも、まだ『山イモがウナギになる』って嘘のほうが可愛げがあるよね。
その影響もあってか、小売店での販売は昨年よりは減少しているらしい。
でもね、俺は、『産地』にこだわるよりも、『土用の丑の日にウナギを食べる習慣』にこだわるのが日本人ってものじゃないかと思うわけです。
だから、俺は声を大にして言いたい!
産地にこだわらず、みんなでウナギ食べましょう!
さて、本日は昨年亡くなった俺の祖父のウナギにまつわるこの格言で締めたいと思います。
祖父の曰く
「うまい鰻重ってのはな、ウナギの肉質は関係ねえ。タレが重要なんだよ!」
スーパーの安物のウナギがおいしく食べれるのも『タレ』のおかげだよね

今日はみんなでウナギを食べましょう!