2008年08月31日


もう雨はいらないです悲しい

先日、ちょいとの雨の止み間にハウスに行って、トマトの後片付けをしていたのだが、あと少しというところで雨が降り始めた。
「あと10分あれば一区切りつく」と判断し、そのままハウスの中で仕事を続けた。
だんだんと雨の勢いが増すなかで、集中して作業した。

―10分後。

作業が一区切りついたので、帰ろうとハウスの外に目をやると、畑が水浸しになっていた。
嫌な予感がして、ハウスから飛び出す。直後、体に痛いほどの雨粒が襲いかかる。

ハウスの扉を閉めながら、少し離れて置いた軽トラックに目を移す。

嫌な予感的中。
軽トラまでの道が水浸しだ。

一瞬、怖くなった。
急いで、軽トラに乗り込み、エンジンをかける。
服や足袋はびしょ濡れだったが、気にしていられない。

ワイパーを動かし、ライトをつけて車を動かして、舗装された道に向かう。

んが、

道が見えねえ。

畑道には水が溢れ、畑と道の境目が見えなくなり、叩きつけるような雨の強さが、視界を悪くさせたのだ。

それでも、ここで車を止まるわけにもいかない。

タイヤが水や土に取られ、畑にダイブしそうになったが、なんとか無事に脱出成功。

先ほどまでいた畑を舗装された道から見たら、

完全に大きな水たまりになっていた。

危機一髪でした。



ここ1週間ばかり降ったり止んだりの天気で外仕事もできず。

豪雨で畑はかん水するし、野菜が根腐れ起こして枯れ始めるし…
もういい加減、雨止んでほしい。

干ばつになれば水がほしいし、洪水になれば晴れを欲す。
よい天候なら野菜も野菜も豊作なんだけど、豊作だと豊作で、価格が安値になる。

何事もほどほどに、全てにおいてバランスのよい条件が満たされれば、農業はとてもいい産業。

だが、全てにおいてバランスのよい条件が満たされることなんざ、滅多にないから、農業も一種のギャンブルと言えると思う。


各地で豪雨が頻発している。
この水害は絶対に秋冬の野菜の値段に響いてきます。
水害によって全滅する農産物もあるだろうし、それによって農産物の価格も上がります。

だから、こんな天候だからこそ、各農家の技術が試されるわけです。

技術があれば、水害の被害を最小限に抑えて、収量を増やせばいい。

他の生産者ができていないのだから、値段が上がることはほぼ間違いがない。
…ということは、技術のある農家にとってはチャンスなわけです。


さて、俺の『技術』はどれほどのものなのか?

(…まあ、豪雨が始まる前に、やるべきことをやってあるから、被害も軽微で済んでるはずなんだけどね。)


今日は仕事できそうなので、畑の状態をチェックして、できることをやっていきたいと思います。

この豪雨を『天から課された技術試験』として考えて、頑張りたいと思いますわ音符



at 06:17│コメント(1)畑での出来事 │

この記事へのコメント

1. Posted by タヒ   2008年08月31日 15:20
ここ数日、マミーにウエハラリュウスケブランドがないので
(ほかの方々のもあまり並んでないんだけど…)
雨で大変なことになってるのかな?って
ジイチャンと話していたところです。
甘い枝豆、トマト、身の詰まった茄子、待っています。

コメントする

名前
 
  絵文字