2008年11月07日
先日、脳の精密検査を受けてきました。
実は10月初旬から眼のまわりから後頭部にかけて締め付けられるような鈍痛が続いてたんだわ。
調子がいい時は調子がいのだが、痛い時は目が回るくらいの痛さ。
『片頭痛』もちのおいらではあるが、どうもその類の痛みではないのは自分で何となくわかっていた。
「まあ、そのうち治るか」と思って放っておいたのだが、一向に治る気配なし。
ちょっと心配になってきた10月下旬のある結婚式で、新郎新婦から配られたおみくじに「徹底的に病因を診断してもらうこと」と書いてあったので、病院に行くことを決意。
んで、仕事を休んで10月31日にある病院で精密検査を受けてきました。
脳のMRI、CTスキャン、X線、血液検査etc…をやった結果、
脳に異状なし
…なのだが、頭痛の原因はわからなかった。
「痛みが続くのか…」と途方に暮れた俺。
そしたら院長先生が言いました。
院長「原因は不明だけど、頭痛そのものを和らげる方法があるんだけどやってみる?」
内心(おお!院長、それですそれ!原因はともかく、この痛みを和らげてくれるんだったらやってください!)と思った俺。
特に説明を求めず、「やってください」と即答。(←この辺、思慮が浅い俺)
それを聞いた院長、俺に一綴りのプリントを渡して、「じゃあ、注射するだけだから、これ見ながら隣の部屋に行ってまっててくれ。」
院長から渡されたプリントの表題には『星状神経節ブロック治療』とデカデカと書いてあった。
んが、正直、頭痛のせいで、文字を見るのも億劫だったので読まずに部屋でぼーっと待つ。
5分ほどして、院長が看護士さんを連れてきてやってきた。
俺は注射が嫌いである。血液検査で採血したからこの日2本目の注射。正直嫌だったが、逆の腕にやってもらえばいいし、今回だけは我慢しようと覚悟を決める。
院長「じゃあ、そこのベットに寝て」
俺「は?あ、はい。」
(腕に注射するのに、なんで寝るんだ?)と疑問を持ちつつベットに横たわる。
看護士「じゃあ、枕を肩のところに置くんで、首を反るように寝てください。」
俺「え、首を反るんですか?」
院長「うん。そうしないと、注射できないから。」
俺は(別に腕に注射するんなら、首反る必要ないじゃん)とか思いつつ、首を反りながら寝る。
だが次の瞬間、俺は根本的な勘違いをしていることに気付く。
院長「じゃあ、打つから。」
そう言って、院長は首の付け根のあたりをアルコール消毒してきた。
俺「え、注射って腕にするんじゃないんですか?」
慌てふためく俺をみて、院長と看護士は笑いながら、
「腕に注射するなんて、一言も言ってないよ?あ、さっきのプリントよく読んでないだろ?」
どうやらこの『星状神経節ブロック治療法』と言うのは、
首の付け根にある星状神経節に麻酔を注射するものらしい。
俺、一気に血の気が引きました。ただでさえ嫌いな注射を首筋にって…
でも、俺も大人です。覚悟を決めて打ってもらいました。
打ってもらったら、すぐ顔の右半分がマヒしてきました。
院長曰く「麻酔が効いてる証拠」らしい。麻痺は数時間でなくなります。
なんでもこの『星状神経節ブロック治療法』は、局部麻酔で喉にある頸部交感神経をブロック(遮断)し、自然治癒力を高め、病気や症状を改善する治療法で、個人差はあるが、現在200種類以上の病気や症状に効果が確認されているらしい。
後で、看護士さんに聞いたら、院長先生も自然治癒力UPと風邪予防のためによくこの治療法をやっているだって。
んで、その効果のほどは、俺にとっては効果はテキメン!打ってから一週間経つが、頭痛に悩まされなくなりました
いや?医学ってすごいなあと思った。
これで、また頭痛になっても大丈夫!
でも、できることなら、もう首筋には注射はしたくないけどね(笑)