2009年04月30日
昨日は久しぶりに中学時代の友人たちとあう。
今度同窓会をやるのだが、その幹事をやる人たちにうちに集まってもらった。
会議はあーだこーだ言いながらサクサク進む。
んで、みんなと雑談しているときに家庭菜園の話になり、その時友人が「永田農法ってあるよね」と言った。
はい、つーわけで、今日おススメの一品はこれ↓

永田農法?美味しさの育て方?永田照喜治 著(小学館)
『永田農法』。この農法を一言で言い表すと、『スパルタ農法』。
マンガ「美味しんぼ」でも取り上げられているから、知っている人も多いかな?
この『永田農法』は肥料分のない赤土&石ころの土壌で最小限の液肥だけで育てる農法なんだ。
永田さん曰く「痩せた土、厳しい環境でこそ、植物はその真価を発揮する。」
俺は就農したての頃、友人の知人が永田農業研究所にいて、その友人と一緒に静岡県にある永田農業研究所に行ったことがある。
んで、永田さん本人に会って、色々な話と冒頭の写真の本「永田農法?おいしさの育て方?」、そして永田農法で作られたトマトやパイナップルを頂いた。
正直に言う。トマトの形は不揃いだ。
でも、
食味だけだったら他のどんな農法にも負けねえ。ってか味の次元が違う。
トマトがトマトの味じゃねえ。パイナップルがパイナップルの味じゃねえ。
トマトの味がね、本気で違うんだ。よくスーパーとかでフルーツトマトってあるじゃん。糖度が普通より高くてジューシーってやつ。
永田農法で作られたトマトは…うーん「スウィーツトマト」って感じかな?
とにかく甘い。糖度計で測ったら15度だったもん。(ちなみに普通のトマトの糖度は5?7度。)とにかくハンパねえ味。トマトがトマトじゃないって感じなんだ。
当時の俺はこれにすげえ感銘を受けて、自分でもやってみようと思ったんだけど、まあ、就農1年目、技術も度胸もない俺が、いえの経営に口を挟む余地はなくあえなく断念。それに野菜の種類によっては、うちの気候的にこの農法が合う合わないがあるし。でも、まだ諦めてないよ?今年はハウスの端っこで試してそれがうまく行ったら徐々に増やしていきたいと思ってます。
とにかく最小限の液肥と水だけで育てる永田農法。
有機農法じゃねえけど、ベランダ栽培とか家庭菜園には、この農法はすごくいいのかなって思います。
興味のある人は是非読んでみてください。
あと今、国が進めている植物工場の構想だけど、俺思うんだ。
植物工場が「永田農法」をやるなら成功する。
植物工場なら管理された空間だから水の管理、肥料の管理は簡単だし、味の差別化は絶対出来るし、少量の肥料や水で栽培するから資材費削減につながるし。
「植物工場」をやるなら、永田農法でやるのが一番じゃねえかと俺は思う。
さて、今日もいい天気!行ってきます!!