2008年02月

2008年02月29日


今日は2月29日。4年に1回の2月29日である。

1年365日、1日24時間という時間軸で世界は回っているが、毎年その枠に収まりきらない約6時間の『半端な時間』が発生する。それをリセットするために閏年ってのが存在するわけです。(6時間×4回=24時間だからね。)

4年に1度の『2月29日』。しかも、今回の『2月29日』は大安

つまり、今日婚姻届を提出すれば、結婚記念日が4年に1回になるということ。

…これを狙って、婚姻届を出す人々も多い気がする。

今日の役所は婚姻届出す人で混みそうだ。


友人に『2月29日生まれ』がいる。
その彼に「4年に1度の誕生日って特別って感じがしていいね」と言ったことがある。

だが、その彼、間髪入れず、「よくねえよ。残りの3年間は自分がどのタイミングで齢(とし)をとったかがわからないからさ。2月28日は齢をとってないし、3月1日になれば齢をとっている。つまり自分の誕生日を自覚できるのが4年に1回しかないわけ。だから、閏年以外のその時期(2月29日前後)はなんかすっきりしねえ気分になるから嫌なんだ。」と言っていた。
ちなみに、閏年以外の誕生日は3月1日に家族から祝ってもらっているともいっていた。

なるほど、2月29日生まれの人はこんな感じなのかと思った。
と、同時に、自分の誕生日が毎年カレンダーに存在していることは、幸せなんだなあと思ったりもした。自分の齢をはっきり自覚できるから。


今日は4年に1度の『2月29日』。
今日は彼もすっきりした気分で誕生日を迎えているんだろうな。




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2008年02月28日


ここ最近早起きである。

長男の『夜唸り』が収まったからか、熟睡出来るようになったからだ。

午後9時就寝、午前5時起床。
就寝時間は子供に合わせ、起床時間は自分に合わせる。
睡眠時間は8時間。子供の睡眠時間にしたら丁度いいのかもしれないが、大人にとってはこれだけ寝れば十分である。

朝早起きして、何しているかというと、今日の予定考えたり、ネットで情報収集したり、ブログ書いたり…
まあ、1日24時間の中で唯一の自分だけの時間に充てている。



『早起きは3文の徳』という言葉がある。
意味は『早起きすると良いことがある』ということ。

子育て真っ最中だからそこ、朝のこの時間だけでも、自分だけの時間があるといこと自体がすでに『良いこと』なんだろうと思う。



子供が生まれるまでは、『自分だけの時間』というものは無尽蔵にある物だと思っていた。
自分の好きな時間の使い方もできたし、その時間を持て余していたこともある。そしてこんな時間が子供が生まれてからも続くものだと思っていた。
…んが、子供が生まれるとそうはいかなかった。

妻子を養うために仕事はしっかりやらなきゃだし、子供もみなきゃいけないし、手伝える範囲の家事は手伝わなければならない(この辺は妻の『旦那教育』の賜物かもしれないが…)。

ひと昔、無尽蔵にあると思っていた『自分だけの時間』は、今現在、「貴重な時間」となっている。

結婚して子供が生まれると、それまで気付かなかったことに気付くようになったことが多々ある。この『自分だけの時間』もそのひとつだ。

「『自分だけの時間』は大切に使おう」と気付けるようになった自分を感じると、「ああ、結婚して子供が生まれてよかったなあ」と思う。だって自分が人間的に成長していると感じるから。


あなたは、『自分だけの時間』を意識していますか?
『自分だけの時間』の貴重さを意識してみてください。そうすればもしかしたら、ちょっとだけ幸せになれるかもしれません。



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2008年02月27日


昨日妻が買ってきた、長男の靴下。
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妻曰く

「あなたの美的感覚が移ったみたい(笑)」

…だそうだ。


まあ、確かにこの靴下のデザイン、

俺の美的感覚ではストライクである。


妻と結婚してそろそろ5年目に突入する。
5年前の妻なら、間違いなくこんなデザインの靴下を買ってはこないだろう。


『似たもの夫婦』という言葉がある。

「似たもの同士が夫婦になる」からなのか?
「夫婦になると互いが似てくる」からなのか?

夫婦で似ているところ。それは『価値観』だったり、『外観』だったり、『感覚』だったり…。

とにかく『夫婦』というものは、互いに似るらしい

それはもしかしたら、互いの『価値観』などを認め合うことができるから、互いの思考回路が似てくるのかもしれない。

今回の靴下の一件で、少なくとも、妻は俺の『美的感覚』を認めてくれてると同時に、理解してくれているということがわかった。


先日もこんなことがあった。

親戚から『焼豚(チャーシュー)』を貰った。
切っていざ食べようとしていると、妻がニコニコしながら、俺にこう言ってきた。

「このチャーシューの匂い、何かの匂いに似てない?」

俺はそう言われたので、チャーシューの匂いを嗅いでみた。

そして、俺はすぐに妻の言っていることを理解した。

「これ、○○(長男の名前)の『ふともも』の匂いと一緒じゃん!」

妻はニッコリして、
「でしょ?やっぱり私たち夫婦だわ(笑)」


夫婦2人でしか共有することが出来ないこういう感覚。
こういう感覚が『似たもの夫婦』の根底にあるんだと思う。



まあ、


『チャーシューの匂い』から『長男のふとももの匂い』を連想する夫婦もどうかと思うがな(笑)


《『似たもの夫婦』の公式》

『似たもの夫婦』=『チャーシューの匂い』=『長男のふとももの匂い』


…アレレ?「=」ばっかで公式になってねえや(笑)。



at 05:58│コメント(0)A-GYO的○○論 │

2008年02月26日


はじめに、言っておきます。俺は安易な農水省の役人批判は出来るだけやりたくないのだが、今回どうしても許せないというか、感情が抑えられないので、心ゆくまで突っ込ませてください。

本日のお題に移る前に、このニュースを読んでください。

(yahooニュースより)

『<ポスター>「米の作りすぎは、もったいない!」に農家反発
2月25日20時22分配信 毎日新聞


東北農政局が作った「資源のムダづかい」など刺激的な文言も含まれた「米の作りすぎは、もったいない」ポスター

 東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発。東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めた。

 「米の生産調整」への理解を深めてもらおうと局内で文言などを検討し、3万枚作製。今月から東北地方の農協などに張り出された。「MOTTAINAI」という文言付きで、「麦・大豆等へ転作し、自給率を向上」「限られた水田を有効利用することが、国民共通の利益」などと呼び掛けている。

 抗議文は「過剰なのは輸入米で、外米に血税をつぎ込むことこそムダづかい」と指摘。連絡協議会の佐藤長右衛門会長は「高齢化が進む農村では、米作りを続けることが心の支え。カラー印刷で3万枚作成する金があれば、もっと他の施策に使うべきだ」と話した。

 同局は「米価下落で生産調整が緊急の課題。決意の表れとしてインパクトのある言葉を選んだ。誇りを傷つける意図はない」とし、ポスター撤去などの予定はないという。』

はい、読んでくれましたか?では、俺の突っ込みにしばしおつきあいを…

まずこのポスター作った役人言いたい。

このポスター自体が『もったいない』んじゃ!

このポスターに一体いくらの税金が投入されているのでしょうか?年度末の予算消化でこんなものつくっている暇があるなら、生産調整に参加していない米農家に行って説得してこい!(生産調整自体が必要なのかも疑問だがな。)


こういうポスターを作るのなら、『国民みんなで米を食べよう!』じゃないの?


『生産過剰』を問題にするより、『米消費が減っている』ことを問題にすべきでは?


つくられたこのポスター3万枚は生産調整に参加していない農家にむけてだろ?生産調整に参加していない農家、百万戸も存在していない。

だったら、日本国民1億2千万人に対して『米を食べよう!』って訴えかけた方が、ポスターの効果があるんじゃねえの?
こんなこと、小学生でもわかることでは?


大体さ、『生産過剰』の何が悪いの?国民が望んでもない『ミニマムアクセス米(海外から強制的に輸入される米のこと)』を輸入しておいて『過剰生産はもったいない』はなんじゃない?


10数年前だっけ?米が不作だからって、海外から買いあさるように輸入したのは?
あの教訓を生かしてないの?もし今世界中が不作になったら誰も助けてくれないよ?
余るなら『備蓄』。それでも余るなら『輸出』。それでも余るなら飢餓に苦しむ国に送ればいいじゃん!せめて、日本国民が2年は生きられる米の備蓄はしようよ!

『減反しろ減反しろ』言っといて、いざ食料不足になったとき『増産しろ!』って言っても、転作した田を米の作れる状態に戻すまで何年かかると思ってるの?

ねえ、そういう現場のこと、知ってるの?カスっぺた役人さん?

なに、「米価下落で生産調整が緊急の課題。決意の表れとしてインパクトのある言葉を選んだ。誇りを傷つける意図はない。ポスター撤去などの予定はない」とか言っちゃってんの?

『決意の表れ』って何?


ああそうか、


日本の米農家を潰そうって決意か!(怒)


『誇りを傷つける意図はない』って?

いやいや、

これ以上の傷つける言葉はないよ(怒)

だって、『米をつくることがもったいない』って言ってるわけでしょ?

あんたら役人も『政策をつくることがもったいない』とか言われたらカチンとくるでしょ?(まあ、実際『無駄な政策』ばっか打ち出しているけど。)

インパクトがどうとかいうより、ポスターのメッセージを受け取る米の生産者のこと、もっと考えようよ。


『ポスター撤去などの予定はない』?


大丈夫?そんな強気で?

あのさ、ここまで反発されたら、数日中に撤去に追い込まれるだろうし、このポスター作りの責任者は、下手すりゃ「更迭」じゃね?

だって、現場をこれだけ混乱させといて責任とらないじゃ筋が通らないでしょ?

どんな政策打ち出しても、半端な気持ちでやられたら、こっちだってやる気にならねえよ。


確かに中には、頑張って仕事している役人はいると思う。
でもさ、『愚策』を打ち出してくるカスっぺた役人がいるとさ、その省庁全体がカスっぺたって思われちゃうぞ?

もうさ、とりあえずさ、せめて『もったいない』の使い方が間違っていることだけは自覚しようよ(哀)。

こんな表現に使われたら、『もったいない』って言葉が泣くよ…「使い方が間違っている」ってさ…なんでそこだけローマ字表記で「mottainai」なのさ…そこだけ世界標準にされても虚しいよ…


本当はこのポスターのほかにも、今の農政に言いたいことは山ほどあるんだけど、今回はこの辺で。
だって、突っ込んでて、哀しくなってきたから。

やっぱり、ひい爺さんの格言はすげえな。的をはずしてないから。

こんな農政が続くのなら、国の農政と逆のことしたくなるね。



at 06:21│コメント(0)物申す! │

2008年02月25日


中国生産食料品の有毒物質検出が止まらない。

今度は『イカ天』ですか?

今まで加工食品に対しての検査をやっていなかったから、もし今後加工食品への検査を義務化したら、今まで以上に色々出てくるんだろうな。


中国産冷凍ギョーザ中毒事件が発生して数日後。

あるスーパーでは、『手作りギョーザフェア』ってのを店入口で大々的にやっていた。餃子の具となる野菜を集めたり、ギョーザの皮の売り場の案内を出したり…

要するに「加工品は危ないから、いっそ自分で作ってみませんか?」ということらしい。

スーパーの関係者に聞くと、売行きは上々だったそうだ。

また、ギョーザの皮の製造メーカーも生産が追いつかないほどの売れ行きだったらしい。

この辺、日本人の気質なのだろうか?あまのじゃくというか…「食べるなと言われると食べたくなる」みたいな…

このスーパーの『餃子フェア』みたいに、『冷凍食品に頼らず、国産の野菜を使って食事を作りましょう!』という雰囲気が日本に広がることは、野菜農家の俺にとってもうれしいこと。一時的なブームに終わってほしくない。

今回の事件で痛感したことは、現在の日本の食生活に『冷凍加工品』がなくてはならないものになっていたということだ。

確かに最近の冷蔵庫は冷凍食品を入れるところが低くなっているしレンジでチンするだけのお弁当の具も多彩になっていると聞く。
つまり、冷凍加工品の登場で、冷蔵庫のデザインや、お弁当の具に大きな影響を与えているということ。
それだけ、冷凍加工品は日々の生活のなかで重宝されていたのだろう。

だが、これからはどうだろうか?

今回の事件によって、利便性よりも大切なことを日本は学ばなければならない。そう、利便性よりも安全性だ。

利便性を追求するあまり、安全性がおろそかになっていたということを反省しなければならないと思う。

『安全』はもう簡単に手に入るものではないのだから。


俺は野菜農家として、食に携わる者として、そして一人の親としてここに宣言したい。


自分の子供に安心して食べさせる事の出来る野菜をこれからも作り続けます!


…中国の農家はその辺どう考えているのか?自分の子供に農薬漬けの野菜を食べさせているのだろうか?
…親として、自分の子供に食べさせて安全なものを与えているのだろうか?
中国の農家の親に聞いてみたい。




at 06:47│コメント(0)食の安全を考えよう! │