2009年10月

2009年10月31日


『カリッコリー』を茹でて食べてみました↓
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食感はカリフラワーだけど、味は普通のカリフラワーより甘くておいしい。
見た目も面白いし、シチューに入れるとよいかも。

週明けから少しずつ出荷します。数量は200個ぐらいしかないので、見かけたら是非お買い上げください!

ども、来年は『カリッコリー』の作付け面積を10倍にしようと思っているA?GYOです。

出来れば、黄緑色だけじゃなく、紫や白も作ってみたい。種を探します。


さて、今日の本題行きます。

今日、ニュース見てたらさ、『タバコ増税』についてやっていた。
なんでも、一本当たり10円増税する案が出ているという。
一箱20本だから、200円UPするから、一箱500円ぐらいになる計算か?

俺はタバコを吸わないので、別にタバコ増税については賛成も反対もない…というかあまり興味がないのだが、それでも、一言言わせてもらえるなら、

火のついたタバコを道路にポイ捨てする輩に対しては、1本当り10円の増税と言わず、100円でも1,000円でも増税していただきたい。

一箱1万円くらいになれば、きっと道路にポイ捨てするような輩は減るだろうと思うし。

ま、喫煙マナーについては言いたいことはたくさんあるが、それはまた次の機会にするとして、今回は、タバコ増税に関するあるTVの報道でちょい気になったことをネタにします。

それは、『タバコ増税によって、愛煙家やタバコの生産農家が反発するだろう』というもの。

まあ、愛煙家の反発は正直、感情論だけなので、どうでもいいのだが、『タバコの生産農家が反発』するということに、俺はなぜが違和感を感じてしまう。

「え?タバコが増税されたら、消費量が減るだろうから、タバコの生産農家が困るのは当り前じゃないか!」と言われるかもしれない。まあ、たしかに実際もそうなのかもしれない。

でも俺はそこに違和感を感じてしまうのだ。
「なぜ、タバコ農家はタバコ栽培にこだわるの?」って。
「反発するよか、タバコがダメなら他の作物に転作すればいいんじゃねえの?」って。

こんなことを思ってしまうのは、上原家の家訓である「時代にあった農業経営をすべし」を小さい頃から耳にタコができるくらい聞かされたからだろう。


世の中、需要と供給のバランスによって、生産量や価格は変化していく。
嗜好品とかは特にそうだ。
だから、タバコが時代に合わなくなれば、生産を止め他の作物に転作することを選択肢の一つに加えることはアリだと思うのだ。

ちょいと昔話だが、俺が小さい頃はうちのメインは『養蚕』だった。
養蚕とはカイコを育てて、繭を作ってもらい、その繭からシルクをとるという普通とはちょっと異なる農業だ。

でも、安い輸入物のシルクが出回り始めると、カイコの価格は暴落。
その結果、うちは養蚕をやめて野菜メインの農家になった。

今回のタバコも養蚕業と似たような感じになりそうな気がしてならい。
だから、タバコから他の作物への転作を早めにした方がいいんじゃないかなと俺は思ってしまう。

一つのことにこだわり過ぎると、他のことに目がいかなくなる。
農業はこだわりは必要だが、行き過ぎると経営が衰退してしまう。

タバコ増税に反発してるタバコ農家の方は今回のタバコ増税を『契機』ととらえて、今後のタバコ産業についての展望を是非考えてそれを声にだして言って頂きたい。


時代に合った経営をするのか。自分に合った経営をするのか。

この2つのベクトルが同じ方向を向いていれば、きっとよい農業経営ができるんだろうと思う。

俺は今、それができてるのだろうか?
自問自答。

ああ、タバコ増税から農業経営を考えてたら、眠くなったわ(笑)。

明日もヤオコー椿峰店のセール。
午前中は俺も店頭にいるんで、このブログ読んでる方は声かけてくれると嬉しいです。

じゃ、明日もガンバロっと!!



at 23:41│コメント(6)農想記 │

2009年10月30日


『一昨日とあんまり変わらない大きさで収穫』ってうちやまさんからのアドバイスもあり、とりあえず、試しに一個だけ「カリッコリー」を収穫しました↓

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見れば見るほど、数学的な野菜。
食べれば図形問題に強くなる気がする。


一個だけだけど、存在感は魔王クラス
…ってなわけで、ブロッコリー達の頂点に置いてみました↓
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見ての通り、現在「ブロッコリー祭り」開催中。今日は300個ほど収穫。
明日から二日間(10月31日&11月1日)、ヤオコー椿峰店にて地場野菜祭りを開催するので、そこに100個ほど出荷します(残りは他のスーパーに出荷します)。他の野菜もたくさんあるので、お近くの方、是非来て下さい!

ども、なんとなくイベント告知してみたA?GYOです。

ブロッコリーのほか、人参、大根、ゴボウ、里芋など旬の野菜を店頭にて販売。
ちなみに俺は11月1日の午前中は売り子やってます。


さて、イベント告知したところで本題いきます。


昨日、市内のスーパーに出荷している人たちでつくる、産直部会の立ち上げ総会がありました。
俺も部会の理事の一人になっているので、スーツで参加したのだが、そこで気になったことが。

アレ?俺太った?

普段スーツなんて着ない俺。久しぶりにスーツを着たら、お腹周りがちょいキツくなっててさ。

体重増えてんのは知ってたけど、お腹周りにくっついていたなんて…

ちょいとショックです。

人間30歳前後で体質が変わるものらしい。
今までどんなに暴飲暴食してもお腹周りには肉が付かなかったのに…

今後はメタボ体質にならないように、気をつけなきゃなと思いました。

食欲の秋。皆さんも気をつけてくださいね!

さて、今日はもう遅いので寝ます。




at 23:46│コメント(2)上原農園の野菜 │

2009年10月29日


俺は小さい頃から「タイミングがわからないもの」に対しては、慎重になる癖があります。

例えば、大縄跳びで次々に飛んでいく時は躊躇して流れを止めるし、信号のない交差点を右折する場合は、躊躇し続け対向車をすべて通行させてから右折します。

ちなみに、大抵躊躇して慎重になってる時は、失敗します。
縄跳びは引っ掛かるし、後続車からはクラクションを鳴らされます。
 

そう、俺は「タイミングがわからないもの」に対しては、慎重になりすぎて失敗するのなのです。

そして、俺は今まさに、「タイミングがわからないもの」と対峙している。

その「タイミングがわからないもの」とは…↓

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ロマネスコ型カリフラワー「カリッコリー」の収穫適期

これ、どのくらいの大きさで収穫するものなの?

ここんところ毎日、カリッコリーを見ては「収穫イケる?イケない?」と自問自答。
んで、「もうチョイ?もうチョイイケる?」と収穫を先延ばしにしている。現在直径は10cmぐらいであろうか?

だれか、この「カリッコリー」の収穫適度サイズを教えてください!

…このまま大きくしすぎてタイミングを逃す気がします(汗)

あ、もうこんな時間。
今週末にかけて、チョイ忙しくなるかもしれないので、ブログの更新休むかも。
じゃ、今日も「カリッコリー」とチキンレースしてきます。
行ってきまーす!



at 05:53│コメント(3)上原農園の野菜 │

2009年10月28日


昨日庭で『カマキリ』と遭遇↓
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こいつを見ると、

『ロミオとジュリエット』を思い出す。

今年もハウスでカマキリの『昼ドラ』を見たいなあ。

ども、『前世はきっとカマキリ』って言われそうな顔してるA?GYOです。

そういえば、『ロミエット』は、どこにいったんだろう?こんどハウスで探してみます。



さて、昨日は台風一過で晴れ渡る空。ブロッコリー畑も風で揺らめきます↓
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ブロッコリーを収穫しながら、♪な?つ草が? 流れてくぅ?とか歌います。



…あ、今は秋か。


さて、こんなことが言えるぐらい毎日150個のブロッコリーの収穫も慣れてきた。
心にも余裕が出てきたところで、ここまでのブロッコリーの考察をまとめます。

先行していた『ピクセル』はここに来て収量が減り、逆に『ファイター』がコンスタントに収穫できている。

品種のリレーは理想通りにはならなかったけど、収量ペースがいい感じなので結果オーライ。

来年はピクセルとファイターの播種日と定植日をもう少しずらして、忙しくなり過ぎないようにしたいと思う。
あと、今年はピクセルの方が作付け面積が多かったけど、形はファイターの方が安定したドーム型になるので、来年は1発目はピクセルで、2発、3発目はファイターにしてみようと思う。

11月入ってからブロッコリーの出荷は一回途切れるかな?
ブロッコリーの品種選び、なかなか難しいわ(汗)

さて、そろそろハウスの中にも種まき始めなきゃ!
んじゃ、行ってきます!!



at 05:37│コメント(0)畑での出来事 │

2009年10月27日


本格的にゴボウの出荷を開始しました!(市場には出荷しないけど)↓
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うちの地方は戦前戦後に『入間ゴボウ』として有名なゴボウ産地でした。
(俺の亡き曾祖父(14代目)が生前、「ゴボウの細物は汽車で関西方面に送っていた」と言っていた。)
ここ4半世紀でドンドン生産者が少なくなって、今では数えるほどの農家しか作っていません。

うちの地方は関東ローム層が地上部に近い(っても40cmぐらい)ので、ゴボウにとっては品質の良いものが作れる土壌環境。

畑を空掘り(溝を切る)をすれば、病害もほとんどなく、スラっとした白肌のゴボウが出来ます。
ちなみに、生育が良すぎて、こんな太いゴボウもできます。↓
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右が普通のサイズ。左が極太サイズ。

ゴボウは太くなると中に「す」(成長しすぎて繊維間が広がること)が入る。
普通、他の野菜(ダイコンやカブ)は「す」が入ると、固くて不味くなるが、ゴボウは別。

ゴボウは「す」が入っても固くなることはなく、さらに煮物にした時にその繊維間に味がしみやすくなる。
(ちなみに「料理通」の人は新鮮な「す」の入っているゴボウを好みます。)

それとこういう極太ゴボウは中をくりぬいて中に具を入れて煮物にしたり、縦にスライスして電子レンジでチンして柔らかくして、さらにこん棒で叩いて柔らかくして、砂糖多めの醤油でからめて、「のしいか」みたいにすると、ものすごく甘くて美味いお菓子の出来上がり!(コレを作ってわざわざ家までもってきてくれたお客様がいた。超おいしかった♪)

ゴボウはどんな太さでも、その太さにあった料理方法があります。
だから農家にとっても「ロスが少ない作物」なんです。



まあ、栽培&収穫には相当手間かかりますけどね(笑)

ども、小さい頃、ゴボウを「ビームサーベルゥ!」とかほざきながら振り回していたA?GYOです。

あのゴボウのしなやかさがビームサーベルぽいんだよね?チュー
んで、ゴボウを折って怒られてた(笑)


さて、本題。
昨日は大学の先輩のAさんがパンを持ってきてくれました!(写真、わかり辛くてゴメン。)↓
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先日、ブログでシチューで自給率の話をしたとき「パンが加わると自給率が低下」という文字をみて、「ああA?GYOの家は国産小麦を使ったパンじゃないのね」とわざわざ国産小麦&ライ麦を使用したパンを持ってきてくれました!

ちなみにこのパンを作ったところは東京都青梅市にある薪窯パン工房 木の葉

奥多摩の間伐材を利用した窯で焼き上げるパン工房です。
まだ、白パン系しか食べてないけど、すごく美味しい!なんていうか、食感が「やさしい」んです。窯焼きだからなのかな?

A先輩ありがとうございます!!

んで、パンをいただいたら、メイン(?)の暫し立ち話。通称「30代しゃべり場」。

昨日はそこで「仕事はどうあるべきか?」を議論しました。

んで、一時間ほどの議論の結論は「仕事とは自分にあった環境でやった方が面白い」ということになりました。

今年本厄年のA先輩。今年はそういう年だったんだよきっと。
そしてあなたが選ぶその選択、多分間違っちゃないよ。

多分俺がAさんと同じ環境に置かれたら、俺でもそういう選択するし(笑)
大丈夫、自信もって頑張れ!

…先輩に対してこの口の利きよう。やっぱ、俺がサラリーマンだったら、上司に目ェつけられんだろうな…

まあ、個人事業主だからそういうこともないけどね(笑)(あ、親父が上司っちゃあ上司か。…いや最近は違うかな?)

自分も自信もって頑張ろうと思った日でした!

さて、今日はいい天気になりました!
奴ら(ブロッコリー)が待っている。

気合い入れていきますか!んじゃ行ってきます!!



at 05:50│コメント(5)本日のおすすめ │