2012年04月

2012年04月29日

上原農園もGWです。

いえ、GWは「ゴールデンウィーク」の略称ではありません。

上原農園、・・・というか全国の農家さんにとってGWとは、


『ガチワーク(農繁期)』の略称です!


世間一般では「わーい!長期休暇!」とはしゃいでおりますが、農家は違うんだよ!!

「長期休暇?んなもんあるわけねーだろ!!!田植えじゃ!種蒔きじゃあ!定植じゃあ!!茶刈りじゃあ!受粉作業じゃあ!!」(全国の某農家さん達の心の叫び)


全国の農家諸君!!GW・・・もとい、『ガチワーク』、頑張っていきましょう!!!!!(泣)



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:45│コメント(4)トラックバック(0)格言・名言・迷言(まよいごと) | 

2012年04月26日

‎4月から子供たちが小学校&保育所に行き始めたので、恐妻が本格的に就農しました。

農家に嫁いで9年目にして、紫キャベツの定植を初体験の恐妻(爆)↓

murasakikyabetuteishoukyousai

恐妻の手に持ってるのは、俺が塩ビ管で自作した定植補助道具。
露地に定植するのは面倒臭いので、株間を測るのと、定植穴をあけるのを同時にできるようにと考案。↓

murasakikikyabetuteishoku1

定植の株間(今回は40cm)に合わせて塩ビ管を切って、その両サイドにL字のジョイントをつけたもの。
制作時間は3分。制作費用はハウスの潅水用の塩ビ管の余りを使ったのでタダw

開けた穴にもう片方のL字のジョイントを合わせると次の穴が等間隔で開いて、正確な株間で定植穴が開きます。↓

murasakikyabetuteishoku2

即興で作った割には、恐妻の評価も上々だった
でも、改良の余地はあるので、もうちょい使いやすいように改良したいと思います。



結婚して9年目。

結婚後すぐに子供を妊娠、恐妻には結婚から今まで、
ずーっと子育てに集中しててもらった。
だから仕事と言っても、恐妻は畑にはほとんど出ず、子供の世話の隙間をぬって荷作りを手伝
うくらいだった。

俺も今までずっと「旦那たるもの妻が仕事をしなくてもいいぐらい稼ぐぜ!」って変なプライドもっていたもんだから、恐妻には出来るだけ育児や家事を優先してもらって、畑に連れていこうとしなかった。

 けど、恐妻が本格的に畑に行くようになり、いざ夫婦二人で一緒に畑仕事してみると、それがこんなに楽しいもんだとは思わなんだ。
恐妻も畑に出るのが新鮮で楽しいらしく、結構積極的に畑に行きたがる。

なので、気分的には新鮮味溢れた新婚気分だったりする(笑)


ただ、一つ不満を言わせてもらえれば、恐妻に常に監視されてる状態なので、サ
ボれないw

…「旦那をサボらせない。」これが恐妻が畑に行きたがる最大の目的だとしたら・・・怖いなあ(汗

恐妻と一緒に仕事する時は、これまで以上に一生懸命仕事に打ち込まなければ(爆)


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:28│コメント(4)トラックバック(0)恐妻 | 上原農園の日常

2012年04月24日

先日スーパーで納品してたらお客さんに声をかけられる。

お客さん「農家って休みなくて大変ですねえ。」


そう言われたので、俺はこう答えました。


俺「いや、休みはあります。ただ、有給休暇がないだけです。」


なんだかんだいって農家は自営業なので、休みたいとき休めます。
それこそ、「今日は天気が良いからドライブ行こう!」とかそういうノリで仕事休めます。


でもね、

休んだ分はそっくりそのまま後にしわ寄せが来ますw

例えば・・・

「今日はキュウリの収穫サボって遊び行こう」ってやっちゃうと、翌日キュウリ畑はとんでもない状態になります。

「今日明日で定植しないとまずいけど、まあなんとかなるか!よし今日は休むか!」ってやっちゃうとその後数日間雨が続いて定植適期を逃し、苗代がパーになります。


つまりは、休むにもそれなりの覚悟が必要なわけです。


そういうわけで、「農家に有給休暇はありません。」

・・・まあ、大人数でやれば有給休暇もとれんだけどね。
有給休暇か・・・うちはまだ当分先かね~。





A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:42│コメント(2)トラックバック(0)つぶやき | 悩み事

2012年04月22日

今年で2回目の栽培品種ソラマメ『ポポロ』(武蔵野)。
普通のソラマメよりも莢は細くて、一莢で6粒程度の小さいソラマメが実入りする。
生食もできるおいしい品種です。うちの子供たちの大好物♪
ちなみに今年はソラマメはこの品種しか作ってない。

その『ポポロ』の花が咲いた(防虫ネットかけてるのでみづらいけど)↓

soramame1

防虫ネットの効果か、はたまた今年の低温効果かわからないが、今のところアブラムシの被害なし。

このまま低温でいくなら早くても収穫は6月になるかな~。
楽しみです♪


さて、ここからは雑感。

ここ3年ほど整頓してなかったPCの「お気に入り」の農業者の書いてるブログを先日整頓してて思ったこと。

一つ一つ毎日ブログチェックしてるわけじゃなかったから気付かなかったけど、「お気に入り」に入れてった数百を超えるブログのうち、全体の4分の1ぐらい閉鎖してて、4分の1が数か月以上更新止まっていた。(汗)
これはちょいとショックだった。

ブログを書いてた人が、ブログから離れるのには色んな理由があると思う。
仕事忙しかったり、面倒臭くなったり、色々さ。

でも、その人達がブログ始めた理由の根底には「多くの人に自分の感じてることを表現したい」ってのがあったと思うんさ。
俺、その「表現したい」って気持ち、すげえ大切だと思うんさ。

もちろん、最近はfecebookやTwitterとかでも表現出来るようになってきたけど、それはあくまで自分の範囲内でのこと。
ブログってのはfecebookやTwitterとちがって自分が知らない人が自分のことを知ってくれる良いツールだと俺は思うんだ。



ここ数カ月で表現の場をブログを止めてfecebookに移行してる人も多いけどさ、それって実はかなり内向きな表現志向になっているんじゃないかな。
限定的な繋がりを重視しているというか、身内にしか表現しないというか。

なんかね、それってすげえ勿体ないことだなーって俺は思うよ。

自分の知ってる範囲だけで満足してたら、それ以上の成長はないと思うんさ。
「農業技術」にしろ「販売」にしろ「人間的な成長」にしろね。

だから、俺はブログの良さをもう一度確認してほしいなって思うんさ。
もっと自分を外に向けて表現してほしいなーって思う。


まあ、そんなこと言ってる俺ですが、

最近、超ひきこもりですがね(爆)

配達先と畑と家の往復。

あーーー!!どっかに出掛けたーい!!(叫び)



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:18│コメント(3)トラックバック(0)上原農園の野菜 | つぶやき

2012年04月21日

ここに一本の虫とり網がある。

musitoriami1


皆さんも目を閉じれば思いだせるだろう。

虫とり網を持ち、野山や草原を走りながら蝶やトンボを追いかけたあの日々。
虫を捕まえて喜び、そして最後は「もう捕まるなよ」と虫を逃がす。

虫を追いかけ走り回ることで身体能力を伸ばすとともに、捕まえた虫を逃がし虫の命の大切と自然への敬意をそこで学ぶ。

これぞ子供の虫とり遊びの極意であり、虫とり網は子供を成長させる素晴らしい教材なのである。


・・・だが、


農家として野菜を栽培してるとそうはいかない。

かつて、子供の成長を促す教材だったその虫とり網は、農家になった俺にとっては、『害虫の捕獲器』と化す。


畑で無心に虫とり網を振り回し、モンシロチョウを捕獲しては非情な表情で踏みつぶす。

musitoriame2


もはや、そこには無邪気な子供の姿はない。


遠目からみたら、虫とり網を振り回すイターイおっさんが一人いるだけである。


それでも、俺は虫とり網を振るう。

なぜならば、

俺の丹精込めて作った野菜を守るため。

そして、その野菜を売って生計立てて家族の生活を守るため。

そのためならば、モンシロチョウから恐怖の対象と見られようが、畑の近くを散歩してるおばちゃんに奇異の目で見られようが、自転車乗った中学生たちに「あの人、あんなことして楽しいのかな?」と指をさされようが、俺には関係ないのである!!!(涙目)

そう、これは仕事なのだ!
ストイックに害虫から野菜を守っているのだ!!

そう、自分自身に言い聞かている俺だが、

実は、

虫とり網を振り回しながら、

心の中で


「必殺抜刀ツバメ返しィィィ!!」とか必殺技叫んでるのは内緒である。


見た目、虫とり網振り回すイタイおっさん。


しかし、その中身は


小学生。


・・・男ってこんなもんです。(笑)



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:36│コメント(2)トラックバック(0)畑での出来事 | 生物