2010年01月30日
昨日(2010年1月29日(金))の日本農業新聞の記事が今日のネタです↓

農業生産力 10年後には25%低下 農水省試算 対策強化が急務
「農水省は28日、このままのペースで農業者や作付面積の減少が続けば、日本の「農業生産力」は10年後の2020年には現状よりも25%低下するとの試算を明らかにした。農業生産力が下がれば、カロリーベースで41%(08年度実績)の食料自給率が、さらに下がることは必至だ。戸別所得補償制度の本格実施などによる経営の安定化や農業の6次産業化の必要性が、あらためて浮き彫りになった。
試算は、農水省が同日開いた食料・農業・農村政策審議会の企画部会で示した。「農業生産力」とは農業の生産要素である農地、人、技術の3つをそれぞれ作付面積、規模階層別の農家数、単位当たり収量(畜産は1頭当たり重量)で推計したもの。
2000年と05年の農林業センサスを使い主要品目ごとに将来の作付面積や規模階層別の農家数を推計するなどして導き出した。その結果、05年を「100」とすると、2000年と05年との比較では減少傾向が続いているため、20年は「75」に下がる。
日本の食料自給率は41%にとどまっており、これを引き上げることが農政の最重要課題になっている。同省は3月に策定する新たな食料・農業・農村基本計画で、食料自給率を50%に引き上げる方向で検討している。目標達成に向けて、戸別補償制度のほか、具体的な生産力の向上政策がどこまで盛り込まれるかが焦点になっている。」(記事抜粋)
最近、こういう農政ネタに突っ込みを入れるのをあえて控えていたのですが、どうしても突っ込みたくなったのでそれを解禁。
久しぶりに特攻(ぶっこみ)したいと思います。
まずね、一言言いたいのは、
なんで、そんなに食料自給率にこだわるの?
日本の食料自給率が低いのは「日本の農業生産力が低い」とかそういう理由のまえに、
ただ単に、食料輸入が多すぎるってだけですよ?
日本で収穫できない作物ならまだしも、日本でも収穫できる作物を輸入しまくってるってのはどういうこと?
しかも、食料の廃棄量は世界トップクラスの日本(年間廃棄される食料品の金額は7000億~1兆円規模とも言われてる)。
だから、食料自給率を下げたくないのであれば、日本の農業生産力が低いとか云々言う前に、廃棄するほどの食料品を輸入しなければいいんじゃね?とか思うんだけど。
んで、食べ残ししないように一人一人が心掛けることが必要なんじゃない?
どう?俺間違ってるかな?
それとさ、勢いでもう一つ。文中に「戸別所得補償制度」って言葉が出てきたのでこれも突っ込みます。
選挙前、「農家に戸別所得補償しますよ!」って言ってたけどさ、その農家って、政府が決めた主要作物を栽培している農家だけなの?
最近、「農家戸別補償制度」じゃなく、「米農家戸別補償制度」って言い方をしているマスコミが多いんだけど、どういうこと?
あれ、野菜農家は?
・・・それと、話ちょっとそれるけど、「戸別補償制度」にもうひとつ。
あのさ、収益上がらないような経営やってさ、補償を受けなきゃ生活していけない農家って農業経営体としてどうなの?
俺、先日「これからは補助金使ってくぜ!」発言したけど、その補助金はあくまで国に払う税金を増やすため(今以上に利益を上げるため)に使う『補助金』であって、収入の赤字分を補うとかそういう類の『補償金』でなない。
でさ、先日、某航空会社が破たんして税金が投入されることが決まったじゃん。
普通、赤字経営の某航空企業に税金が投入されるのとさ、経営者の責任が問われて問題になる。
けど、赤字分を埋めるために『補償金』をうけた農家の場合は、経営責任をあんまり問題にしてないじゃん。
俺はどうもそれに、違和感を感じてしまう。
「航空と違って、農業は自然相手だから仕方ないんじゃ!!」とか言われるかもしれない。
でもさ、その「自然相手」だからこそ、その自然と上手に付き合っていくことが農業経営者にもっとも必要な要素じゃねえのか?と思う。
俺、間違ってますか?
最後におまけでもうひとつ俺の心のシャウト。
事業体(家族経営・農業法人)の大小かかわらず、
農業という産業は国を支える産業であって、国に支えてもらう産業であってはならない。
農業経営者はもちろん、本来はお上(政府・官僚)もそういうスタンスであるべき。
戸別の農業経営に直接補償するのではなく、農業経営がうまくいくような環境基盤整備(農道の整備や、治水整備など)に税金を投入するのが本当の税金の活かされかただと俺は思う。
全体としてプラスになると考える施政。
それが最近ないがしろにされている気がしてならない。
ああ、朝から、長文になってしまった。(汗)
ここまで飽きずに読んでくれたブログの読者さん、ありがとう!
さて、今日は「むさしの村」で行われる農機展示会に行ってきます!
色々情報仕入れてこよっと!
んじゃ、行ってきます!!

農業生産力 10年後には25%低下 農水省試算 対策強化が急務
「農水省は28日、このままのペースで農業者や作付面積の減少が続けば、日本の「農業生産力」は10年後の2020年には現状よりも25%低下するとの試算を明らかにした。農業生産力が下がれば、カロリーベースで41%(08年度実績)の食料自給率が、さらに下がることは必至だ。戸別所得補償制度の本格実施などによる経営の安定化や農業の6次産業化の必要性が、あらためて浮き彫りになった。
試算は、農水省が同日開いた食料・農業・農村政策審議会の企画部会で示した。「農業生産力」とは農業の生産要素である農地、人、技術の3つをそれぞれ作付面積、規模階層別の農家数、単位当たり収量(畜産は1頭当たり重量)で推計したもの。
2000年と05年の農林業センサスを使い主要品目ごとに将来の作付面積や規模階層別の農家数を推計するなどして導き出した。その結果、05年を「100」とすると、2000年と05年との比較では減少傾向が続いているため、20年は「75」に下がる。
日本の食料自給率は41%にとどまっており、これを引き上げることが農政の最重要課題になっている。同省は3月に策定する新たな食料・農業・農村基本計画で、食料自給率を50%に引き上げる方向で検討している。目標達成に向けて、戸別補償制度のほか、具体的な生産力の向上政策がどこまで盛り込まれるかが焦点になっている。」(記事抜粋)
最近、こういう農政ネタに突っ込みを入れるのをあえて控えていたのですが、どうしても突っ込みたくなったのでそれを解禁。
久しぶりに特攻(ぶっこみ)したいと思います。
まずね、一言言いたいのは、
なんで、そんなに食料自給率にこだわるの?
日本の食料自給率が低いのは「日本の農業生産力が低い」とかそういう理由のまえに、
ただ単に、食料輸入が多すぎるってだけですよ?
日本で収穫できない作物ならまだしも、日本でも収穫できる作物を輸入しまくってるってのはどういうこと?
しかも、食料の廃棄量は世界トップクラスの日本(年間廃棄される食料品の金額は7000億~1兆円規模とも言われてる)。
だから、食料自給率を下げたくないのであれば、日本の農業生産力が低いとか云々言う前に、廃棄するほどの食料品を輸入しなければいいんじゃね?とか思うんだけど。
んで、食べ残ししないように一人一人が心掛けることが必要なんじゃない?
どう?俺間違ってるかな?
それとさ、勢いでもう一つ。文中に「戸別所得補償制度」って言葉が出てきたのでこれも突っ込みます。
選挙前、「農家に戸別所得補償しますよ!」って言ってたけどさ、その農家って、政府が決めた主要作物を栽培している農家だけなの?
最近、「農家戸別補償制度」じゃなく、「米農家戸別補償制度」って言い方をしているマスコミが多いんだけど、どういうこと?
あれ、野菜農家は?
・・・それと、話ちょっとそれるけど、「戸別補償制度」にもうひとつ。
あのさ、収益上がらないような経営やってさ、補償を受けなきゃ生活していけない農家って農業経営体としてどうなの?
俺、先日「これからは補助金使ってくぜ!」発言したけど、その補助金はあくまで国に払う税金を増やすため(今以上に利益を上げるため)に使う『補助金』であって、収入の赤字分を補うとかそういう類の『補償金』でなない。
でさ、先日、某航空会社が破たんして税金が投入されることが決まったじゃん。
普通、赤字経営の某航空企業に税金が投入されるのとさ、経営者の責任が問われて問題になる。
けど、赤字分を埋めるために『補償金』をうけた農家の場合は、経営責任をあんまり問題にしてないじゃん。
俺はどうもそれに、違和感を感じてしまう。
「航空と違って、農業は自然相手だから仕方ないんじゃ!!」とか言われるかもしれない。
でもさ、その「自然相手」だからこそ、その自然と上手に付き合っていくことが農業経営者にもっとも必要な要素じゃねえのか?と思う。
俺、間違ってますか?
最後におまけでもうひとつ俺の心のシャウト。
事業体(家族経営・農業法人)の大小かかわらず、
農業という産業は国を支える産業であって、国に支えてもらう産業であってはならない。
農業経営者はもちろん、本来はお上(政府・官僚)もそういうスタンスであるべき。
戸別の農業経営に直接補償するのではなく、農業経営がうまくいくような環境基盤整備(農道の整備や、治水整備など)に税金を投入するのが本当の税金の活かされかただと俺は思う。
全体としてプラスになると考える施政。
それが最近ないがしろにされている気がしてならない。
ああ、朝から、長文になってしまった。(汗)
ここまで飽きずに読んでくれたブログの読者さん、ありがとう!
さて、今日は「むさしの村」で行われる農機展示会に行ってきます!
色々情報仕入れてこよっと!
んじゃ、行ってきます!!