2012年01月25日

先日『アライグマ捕獲従事者養成研修会』ってのに参加してきました。

さて、『アライグマ』ときいてあなたはどんなイメージをするだろうか?

「可愛い!」

「手を洗うんだけっけ?」

「ラスカル!ラスカルゥゥゥ!!!」


私もね、この講習受けるまではこの程度+「なんか農産物食べるらしい」ってぐらいのやんわりしたイメージだったんだけど、講師である東松山環境管理事務所『埼玉県鳥獣保護員』の塩島氏の話を聞いて、その「やんわり」イメージが吹っ飛びました(汗)


そもそもアライグマってのは北アメリカ地域(カナダ)に住んでいた動物で、バブルの時のペットブームで輸入されたものが野生化した『外来生物』。

塩崎氏の話によると、バブルの時に『ラスカル』で一躍有名になったアライグマを生後2週間ほどの赤ちゃんをペットして輸入したんだけど、元々気性が荒いアライグマ。小さい赤ちゃんならまだしも、生後2カ月後には気性が荒くなり、飼いづらくなってくる。

そうすると、心ない無責任なダメダメ飼い主が森や川に放してしまい、それが野生化&天敵がいないので大繁殖して日本固有の生態系や農林水産業に大きな悪影響を与え、さらに人の生活にまで危害をくわえるようになり、駆除対象である『特定外来生物』に指定されたというわけである。(他に『特定外来生物』に指定されてる生物にはカミツキガメやブラックバスなどがいます。)

ちなみに塩崎氏は『鳥獣保護員』という立場でアライグマを駆除目的で捕獲するのは、他の生物への影響が多大であるという理由なんだけど、「そもそもアライグマが悪いんじゃなくて、をペットとして飼ったものの飼育放棄した飼い主が悪いんだ。」ということも言われてました。


アライグマの農産物への主な被害は、トウモロコシやスイカ、ナシやブドウなど農産物を喰い荒らしたり、鶏などの家畜のえさを狙って厩舎に侵入し、餌を食べるのに邪魔な家畜を殺したりします。
(アライグマは雑食性で何でも食べます。特に甘いものが好きだけど、動物の肉(鶏、ウサギ、猫など)も食べる。)

その他、住宅の屋根裏などに住みつき、糞尿などで天井のシミをつくったり、ごみを荒らしたり、ペットフードを独り占めするため、ぺット(主に猫)を噛み殺したりします。

野生化したアライグマって凶暴なんです。↓

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研修会では主に、アライグマとハクビシン、タヌキの生態の違いや、被害によるアライグマの見分け方、安全に捕獲罠を扱う方法や、効果的な罠の設置方法、また捕獲に関する法令などを学びました。(写真はかなり攻撃的な態度のアライグマ)↓


araigumahokakukoushuu1


この研修を受けたので、俺も『アライグマ捕獲従事者』です。

ちなみにこの研修を受け、『アライグマ捕獲従事者』の資格をとらないとアライグマを捕獲することはできないと法令で定められてます。)

幸いにもうちの畑がある地域ではアライグマによる被害の報告はまだないが、隣の地域ではアライグマ被害が出ているそうなので、もしも被害報告があった場合は積極的にアライグマを捕獲していきたいと思います。

アライグマも生きるために必死だし、俺らも農産物守って生きていくために必死。

今後、アライグマみたな運命をたどる外来生物が入ってこないことを切に願うね。


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:23│コメント(0)トラックバック(0)勉強 | 生物

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