2012年03月02日

さて報告遅れましたが、先月末に入間市の鳥獣害対策協議会の視察研修に参加して、埼玉県は秩父地域(主に皆野町)に行ってきました!

ここ最近、入間市(特に狭山丘陵山間地域)にイノシシやシカが出没するようになり、また農地ではハクビシン等による農産物への獣害が発生し始めてきてます。この被害が拡大する前に出来るだけの対策を打たなければなりません。

そこで、獣害対策の先進地域である秩父での研修となったわけです。

午前中は埼玉県農林総合研究センター秩父試験地にて、最新の研究の講座を受け、その研究をもとに作られた電気柵などの獣害対策を見学。

これが電気柵。↓

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右に見えるのは固定カメラ。電気柵に触れる前に動物がどんな行動をするのかを撮影し、次の対策につなげます。

これはスイカの防護棚↓

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スイカの果実部分だけをこのネットの上に乗っけて、さらにネットで覆うことで、タヌキやアライグマ、鳥などの食害を防ぎます。折りたたみ式で、設置も簡単なように工夫されてました。

そして、これがハクビシン↓
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ちなみに、このハクビシンは入間市で捕獲されたものです。
捕獲後、研究用の為にこちらのセンターで飼育しています。

そして午後は皆野町の農家さんを訪問。

これはシカに食害された栗の木↓

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シカは樹皮を食べるのだが、栗の品種によって嗜好があるらしいです。特に「利平」の樹皮が狙われやすいとか。

視察した農場は特にブドウや桃の果樹園の獣害対策を観ましたが、野菜にも応用できる技術でした。


今回の研修で学んだことは、とにかく人間に慣れた「里付きの動物」を増やさないこと!

動物にとって、人間は怖いものと認識させなければドンドン勢力を拡大して被害を広げます。

特にイノシシは突っ込んでくるし、シカは有害ヒルなどの媒介者だからね。自分の子供たちのこと考えたら、動物が人間に近づいてこないようにしないといけない。


間違っても絶対に餌付けしてはダメ!!

そして、イノシシやシカやサルを見かけたら「わあ~珍しい!!」とか言って傍観してる暇があったら、すぐに追っ払って、奴らに「人間って超怖ぇー!!」と思わせることが大切。

あと動物に実害がある「電気柵」などの防御策を打つことが大切。それと同時に捕獲もね。
(ちなみによく「臭いで防ぐ」とか「音で防ぐ」とうたってる防獣商品があるけど、「里付き」の動物はすぐに慣れるので効果ないらしいです。)

人と野生動物の共存は、近くに一緒に住むことでなくて、生活エリアが重ならないようにすることが、本当の共存だと俺は思います






A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:44│コメント(0)トラックバック(0)勉強 | 技術

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