2012年11月12日

毎年、11月も半ばになってくると、来年の作付計画で頭がいっぱいになってしまう瞬間がある。

「今年は〇〇の栽培が上手くいったから、来年は作付面積2倍にしよう」とか、

「今年やった〇〇は全然お客さん受けしなかったから、来年は無しだな」とか、

「今年あの畑に播いた〇〇はあんまり上手に出来なかったから、来年は畑の条件を変えてもう一度挑戦してみよう」とか色々ね。


で、今年は特に「来年は如何にお客さんに受け入れられるモノを作るか?」ってことを第一に意識して色々考えている。

自分に合った作物とか自分が面白いと思った作物ばかり作っていても、結局買ってくれるお客さんのニーズに合ったものじゃなきゃ売れないわけです。

ましてやうちのお客さんは、スーパーに野菜を買い物にくる方が9割。

「スーパーに野菜買いにきたんだけど、地場野菜コーナーでも同じもの売ってる。じゃあ、地場野菜の野菜を選ぼう!」という方に支えられてうちの生計は成り立っているわけです。



スーパーの地場野菜コーナー向けに『商品をつくる』ということには2つのアプローチ方法があってさ。

ひとつは『お客さんに受け入れられる商品造り』。

もうひとつは『お客さんのニーズを掘り起こす商品創り』。


今まで俺は、自分が面白いと思ったものを主軸にお客さん受けはイマイチだけど、ちょっと変わった栽培品目も積極的に栽培計画に取り入れていた。
つまり『お客さんのニーズを掘り起こす商品創り』を優先して栽培計画を立てていたんだけど、やっぱり受け入れられるモノ、受け入れられないモノがあるわけです。その受け入れられないモノを作ってしまったことは良い経験になるんだけど、毎年毎年、その分の時間や資材の『ロス』が結構馬鹿にできないもんで。

家族経営でスーパーという販路で生計を立てていくうえで、もう一段階ギア(収入)をあげるには、『当たるか当たらないかわからない商品創り』という部分を「そぎ落とす」という選択肢も時には必要なのかなと。最近強くそう思うようになってきた。

だから、来年は出来るだけ『お客さんのニーズを掘り起こす商品』の栽培品目を絞って、『お客さんに受け入れられる商品』を今年以上に栽培していこうと、こう思っているわけです。


一昔前は、自分が『主役』で作りたいものモノばっか作って、「自分を見て!こんな自分が作ったものを買って!」とお客さんを『観客』にしていたけど、やっぱり今後、確実に生き残っていくには、お客さんを『主役』にして、自分は裏方のプロデューサー役・・・だと言い過ぎか、うん、縁の下の力持ちの大道具さん役をしてみるのも面白いアプローチかなと。野菜を買って食べてくれるのはお客さんなんだから。

ってことで、

栽培計画を立てる前に、「自分の商品を買ってくれるターゲットがどういう人なのか?」ってことを強く意識していくことが大切なのかな~って、最近特に思ってます。


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:25│コメント(2)トラックバック(0)つぶやき | 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 畜産   2012年11月12日 12:49
5 来年の栽培計画立てるの楽しいですよね。
畑に野菜が並んでる景色を想像して…。
いくら作ってナンボになってと皮算用。

近所の産直では大根や白菜はデカいのより、使いきりサイズで手頃な値段のが売れてる気がします。

同じスイートコーンを売るにも土日は家族向け5本入りを用意してみたり。
自分もそろそろ計画立てとかなければ…。
2. Posted by A-GYOI   2012年11月20日 00:19
>畜産様

コメントありがとうございます!
来年度の作型はよりストイックな計画にもっていこうと思っています。遊び栽培は極力減らしてw

販売の梱包は悩みますよね。
私はスーパーによってお客様の嗜好が違うので、店に並べる納品時は毎日頭を悩ませていますw

コメントする

名前
URL
 
  絵文字