2012年12月22日

年末の農繁期に突入したと同時に葉物野菜(ホウレン草、小松菜など)が高騰。
某スーパーでは一束258円なんて値段も。
ニュースでも「野菜が高い!」って言ってます。

パートのおばちゃんには「儲かっているでしょ?」とか言われます。

野菜の価格が高くなると必ずそう言ってくる人がいますが、高くなるのは一時的であって、ずーっと高い訳じゃない。むしろ、ずーっと安くて、1週間ぐらい高値になって、また安値安定になることが多い。
ま、早い話、一年平均で考えれば野菜の高騰で得る利益などほとんどない。
むしろ、高かろうが、安かろうが平均的にコツコツ出荷していたほうが農業経営的には勝ちなのである。

ちなみに「儲かってるでしょ?」と言ってくる人に対しては、さわやかな笑顔で「いえ、そうでもありません」と返します。そして「バブルはいつか弾けますから」、とも。

大体さ、野菜の値段なんて高値と安値で2倍も違うなんてザラ。
スーパーに毎日出荷してるとわかるけど、3日前に1束198円だったのに今日は1束78円とか普通にあるもん。価格を決めるのはあくまで最終小売業。時には客数伸ばすために赤字覚悟で安値つけるときもあるし。
それに年末は毎年高値になるものだからさ。

だからね、いち生産者としては、野菜が高くなろうが、安くなろうが、お客さんの必要な野菜を買って、美味しく食べてくださいって思います。
野菜の値段なんて『諸行無常』みたいなもんなんですからw



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 01:41│コメント(2)トラックバック(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by はじめまして   2012年12月23日 19:24
そうですよね。値段が高くなるのはほんの一瞬ですよね。スーパーは日本全国の産地から旬の物を買ってるから野菜は工業製品の様に思われるお客様もいるかもしれませんが、やっぱり自然相手ですからね。しっかりしたものをコツコツ作る、それが一番ですね。
2. Posted by A-GYO   2013年01月02日 06:55
>はじめまして様

コメントありがとうございます!
やはり人間、コツコツが一番です。(笑)

コメントする

名前
 
  絵文字