技術

2013年10月06日

栗の栽培を始めて3年目。
今年ようやく少しは販売できるぐらいの収量が取れたんだけど、拾う前の草刈の作業が結構大変なことに気付く。

そこで、「なんか草刈しねーでもいいような方法ないかな~」と探してたら、ナギナタガヤを利用した草管理(草生栽培)に当たった。

なんでも秋に種を播くと、夏ぐらいまで他の草の日照を奪い、他の雑草の成長を抑えながら大きくなり、一定の大きさになると勝手に枯れて9月の栗収穫までほとんど草管理をしなくていいらいい。

というわけで、早速試してみる。↓

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草刈した後、ナギナタガヤの種をパラパラ~と種まき。
本当は9月中に種まいたほうがいいらしいのだが、この方法に辿りついたのが、9月下旬でそこから種を注文だったから仕方ない。
間に合ってくれるといいな。

今回の種はタキイ種苗のナギナタガヤ。(日本在来と表示してあるのに、生産地がアメリカっていうところに突っ込みを入れたい気はするが(笑い))

上手に育って、来年俺に楽させてくれw楽しみだ~♪



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 21:34│コメント(0)トラックバック(0)

2013年05月03日

「おい!ブログ更新の頻度あげてくんじゃないのか!」と突っ込まれそうなくらいご無沙汰してます。
ども、A-GYOです。

ネタがなかったわけじゃありません。ただただ、PCを開かない日が続いただけです。
いや~メールチェックをスマホでできるようになると、PC開かない日が増えて増えてw
便利すぎると人間サボりますね、はい。

さて、近況報告から。

リーフレタスの収穫が始まりました。

20130502_154149

品種は「グリーンウエーブ」、播種2月4日。定植は3月23日。
もうちょい大きくしたいところですが、出荷品目が少ない時期、「品数もってきて!」との取引先のスーパーの要求もあり収穫開始です。

また5月の半ばからサニーレタスも収穫予定。

で、今日のネタはサニーレタスの雑感。
この写真を見てください。↓
20130501_113532

右側と左側、播種日も定植日もマルチ+ビニールトンネルという栽培方法も同じ。
ただ一つだけ違う資材を使った結果、葉の色が変わりました。
何を使ったかというと、「不織布」。
左側の作にだけ、定植後すぐ不織布をべた掛けしました。

不織布を使った狙いは保温して生育日数の短縮だった。
だけど、葉にきれいな赤が入るサニーレタスの特性を打ち消す結果に。
ある程度の低温に当たらないと葉にきれいな赤がのらないサニーレタスにとっては、不織布の保温は逆効果だったのかなと。
しかも、生育日数も思ったほどの差が出ないし。
ひと手間かけて失敗した悪例になってしまった。

お客さん的には、「サニーレタスと言ったら葉にきれいな赤が入るほうがいいでしょ!」という判断で商品を購入する場合が多いと思われるので(実際はそうではないかもしれないが)、サニーレタスには不織布は使わないほうがいいのかなと。

逆に寒かろうが、暑かろうが葉の色が変わらない緑色のリーフレタスには、もしかしたら生育期間短縮という効果があるかもしれないが。
この辺はさらに考察しないと。そもそも不織布はべた掛けよりも少し浮かしたほうが保温効果が高いという情報もあるしね。
来年に向けて宿題ができましたw





A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:04│コメント(0)トラックバック(0)

2013年03月29日

春は種蒔きと定植の繰り返し。

昨日はネギの播種をしました。写真は研修生柳原君ネギの種まきの図w↓
yanaginegimaki1

今年もネギはチェーンポットで育苗してひっぱりくんで定植します。
播種量は去年の1.5倍ぐらい。今年はネギでガッツリ稼ぎたいと思います。w

それと、昨年試験的にチェーンポットのCP303-15、一穴4粒~6粒播きを試した結果、CP303-15で一穴4粒播きがうちにとって『最適な作付形態』(2L~3Lサイズが揃う、播種・定植作業時間の短縮、使用育苗トレー枚数・培土のコスト削減など)と判断し、今年は全量『CP303-15、一穴4粒播き』でいきます。

ネギ専用のチェーンポット(CP303)より総体的に一株当たりの株間が広がり、その分作付面積が増えて土寄せ作業にかかる時間や農薬の使用総量が増えますが、それでもこの方法の方がお客様が欲しいサイズ(2L~3Lサイズ)が増えるので、収支はプラスになると思います。特にスーパー出荷では泥ネギとしてガンガン出荷しますw

今年はネギをさらに頑張るぞー!!



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:13│コメント(1)トラックバック(0)

2012年10月18日

ブロッコリーの一発目、『不作』です。

花蕾(からい)が500円玉ぐらいの大きさのところまでものすごい順調だったのだが、そのタイミングで台風17号の襲撃を受けたため、ブロッコリー自体が弱り、病気(黒腐病&軟腐病)が発生。

日を追うごとに感染株は広がり、手がつけられないことに。(泣)
(先に注釈:「殺菌剤使わないの?」と意見あるだろうが、発病後の殺菌剤は効果薄いし、発病前の散布も台風クラスの強風吹けば他の圃場から原因菌飛んでくるしで、この時期のブロッリーへの殺菌剤散布は費用効果がイマイチなので、俺は殺菌剤は使わないことにしてる。)

とりあえず、種代など資材費は回収しないとならないので、無事なブロッコリーを小さめで収穫開始。

burokkori-2

今年の一発目は「ブロッコリー祭り」開催には至らない様です。
まあ、地域内の他の農家さん見ても軒並みブロッコリーは不作。

ってか逆に「よく今の時期にそれだけの量のブロッコリー収穫出来るよな」と言われる。
ええ、そりゃあの8月の炎天下の中、他の人が「雨が降らねーと定植出来ない」とブロッコリーの定植を遅らせていたとき、うちは定植時期を守り定植。そしてしっかり潅水してたからね。
定植した苗も5000株以上だしね。努力した分収穫出来ないと困るわけです。(まあ、台風17号で大損害だけど。)

ちなみに価格は小さいの2個入りで198円(たまに収穫できる大きな物は1個で198円)。
8年以上、毎日納品先のスーパーの野菜の価格を見ているとさ、大体この先の野菜価格が予想できるわけなのだが、これからの時期(11月)はブロッコリーの価格は一個98円ぐらいまで低下し安価になる。

それを考えれば、11月に大量に出回るブロッコリーに対抗せず、10月中に小さくても2個入りで198円で売ったほうが包装代が浮くし(ここポイント)、他の人と競合もなく、お客さんの需要もあるので確実に売れるし。

今回のブロッコリーでの最悪のパターンは何かっていうと、「病気によるブロッコリー全滅で大赤字」。
それを回避するために早めに収穫。2個入れにしてお客さんにお得感を感じてもらい購入してもらう。

つまりこの状態での最良の手は、11月入ってブロッコリー一個98円で100個置いて大量に売れ残るより、ここで小さめ2個198円で50袋置いて完売した方が、色々な意味で無駄がないわけです。今年のような『不作』の時にはなおさらね。
これが今のうちの販路におけるリスク管理ってやつです。

これがもしも昔のように市場出荷メインだったら、最悪のパターンになるしかない。なぜならば、小さいブロッコリーという『規格』がないし、よしんば出荷しても手間賃にもならない価格で落札されるからね。

この点で、スーパーの地場野菜コーナーへの出荷ってのは、自分で価格決められるし、商品の規格も自由度が高いし、市場出荷並みに大量生産しても、出荷店舗を増やせば大量に出荷できるから、今のところ自分の農業経営に一番あってる販売スタイルかなと思うわけです。

ま、そんなこと色々書きましたが、

「どんな環境下でも一級品の野菜をつくればいいんじゃね?」って話で全て解決するんだけどね・・・(汗)


栽培技術、もっと向上しなきゃなー・・・。
日記見返して、反省せねば・・・。


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:09│コメント(2)トラックバック(0)

2012年08月29日

久しぶりの更新です。

ここ埼玉県南部、残暑厳しい・・・ってか震災前年の一昨年よりもひでーんじゃないかってほどの干ばつ見舞われてます。
このくそ暑い気候だけならまだしも、半月以上まともな雨が降っていないので、畑はパッサパサの砂漠化です。

これだけパッサパサだと苗を定植してもすぐに枯れちゃう恐れがあるので、苗をだましだまし定植時期を延ばしてましたが、一昨日「今後2週間は残暑厳しい」とかラジオで言ってたので、「もう我慢出来ん!」と一昨日から定植開始。

ただ今、キャベツの定植、真っ盛りです。

苗は、日中は黒の寒冷紗でガード!↓


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で、炎天下で定植しても枯れるだけなので、午後3時以降に定植開始。
水槽に水を張って、そこにセルトレーで育苗したキャベツ苗をドボンと水没。
これでセル苗に水を充分に吸収させます。↓

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んで、乾いた畑に定植↓

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当初は潅水設備の無い畑に定植しようと思ったが、収穫時期を考えたらこのタイミングで定植したかったので、急遽畑を変更し、定植。定植後はスプリンクラーで充分に潅水します。


西日本じゃひどい豪雨に襲われたところもあるけど、東日本、特に関東平野は大干ばつ。
この夏は各地域、記憶に残る夏になるに違いない。

ツクツクホウシも鳴き出したので、そろそろ秋の気配も感じるが、いかんせん雨が欲しい。
ああ、雨降らないかな・・・。




A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 05:55│コメント(2)トラックバック(0)