物申す!

2012年06月04日

6月に入りブログ更新が滞りがち(汗)
ブログ更新を朝から夜にすると、まあ、睡魔に負けて朝までグッスリってパターン。ちなみにうちの消灯時間は21時なんだけどねw

さて、本題。
最近消防団で夜警をすることになってさ。
原因は変質者。まあどういう変質者かは想像にお任せしますが、被害件数が30件を超えてるとの話なんで、地域を守る消防団としては夜警をしなくちゃならんわけです、はい。

で、今日のネタはその夜警中に起こったことを。


先日の午後22時。消防車で地域をぐるっと一回り夜警して、車庫(詰所)に戻ってきたら、目の前の駐車場で、スクーターに乗った若いヤンキー数人が溜まってた。

まあ、正直、詰所の前でヤンキー君達に溜まられてんのは邪魔だったし、こんな時間に未成年がウロウロしてるのはあんまり褒められたもんじゃないでしょ?だから、俺は他の団員と共に彼らに声をかけた。

仲間の団員「おーい、そこで何やってんの?」

ヤンキー君「あ゛?オメーには関係ねーだろ?」

ふーん、はい、そうきましたか。

彼ら見た目、完全に少年法で守られてる年齢なんだが、少なくとも俺らがその年代だったら、知らない大人から声かけられたら、とりあえず『敬語』で受け答えするのが、ヤンキーだろうが、坊ちゃんだろうが大人に対する礼儀だった。

でも、非常に残念ながら、そういう礼儀ってもんを彼は学んでいないのだろう。

ふーん。・・・まあ、よしよし、OK、OK。俺も大人だ。
敬語ができないぐらい大目にみよう。ほら「明日がある」って歌でもそう歌ってるじゃないか。うん。


俺「まあ、いいや、とりあえず、何やってんのさ?」

ヤンキー君「あ゛あ゛?関係ねーだろ!」
(ヤンキー君、思いっきり睨みつけてくる。)

俺「いや、ここにいると正直邪魔なんさ。とりあえず何やってんのよ。」

ヤンキー君「あ゛?今『こいつ』と話してんだけだよ。」

『こいつ』とは、どうやら高校生ぐらいの男の子のことらしい。周りをグルっと見渡すと、その男の子の彼女と思われる女の子が少し離れたところでこちらの様子を窺っている。

どうやら、高校生カップルにヤンキー3人が絡んでいる、という状況らしい。

うーん、高校生ぐらいの子が22時過ぎまで彼女といるなんて、まあ、こちらもあんまり良いことじゃねーやな(おっさん発言)。ちなみにもしもうちの子供たちが同じことしてたらゲンコツもんだわw。

で、なんかね、そういう状況見ちゃうとさ、高校生カップル助けてやりてーなって思ったわけです。

俺も、高校時代、当時の彼女と昼間公園にいたら、7、8人のゾッキー(暴走族)に絡まれてヘルメットで殴られたりしてたからさなんか、こう、その高校生が当時の俺とダブって見えてさ。


俺「で、何の話してんのさ。」

ヤンキー君「あ゛、今の車にツバはいてる奴を探しててよ、ちょっとこいつに聞いてただけだよ。オメーも車にツバはかれたらムカつくだろ?」

俺「うん、まあそりゃムカつくね。」

ヤンキー君「だから、オメーには関係ねー話なんだよ。」

うん、これで状況が把握できたぞ。
つまりこういう感じだ。

ヤンキー君3人がスクーターで流してたら、イチャついてるカップルがいた→気に食わない→どうでもいい理由で言っちゃもんをつけてる、ってところか。

うん、うん、よし、OK。


俺「まあ、いいや。とりあえずそういうのは他所でやってくんねーかな。」

ヤンキー君「あ゛あ゛?オメーには関係ねーだろ!!」

ヤンキー君、俺に超ガン飛ばしてくる。

俺はそれに無表情、無言で見つめ返す(あくまで見つめ返す。)


ヤンキー君「何、じろじろ見てんだよ!!」

俺「な、そっちも立場あるだろうけど、こっちも立場あるからよ。な。言わなくてもわかんだろ」と今度は笑顔で見つめ返す。

そして、俺はそのまま笑顔で彼と目を合わせ続ける。

ヤンキー君も無言で俺から目をそらさない。

睨みつけるヤンキー、それに笑顔で見つめ返す俺。



そしてその場に、

目をそらした方が負け』的な空気が流れる。



でも、こういう状況にもっていった時点で俺の勝ち。

きっと頭のいいヤンキー君は俺にガン飛ばしながらも状況をこう分析しただろう。

地元の消防団員、しかも笑顔でじっと見てくるだけの気持ち悪い相手(俺)。

今いる場所は消防団のテリトリー内、かつ消防団員の人数の方が多い。
つまり絶対こっちから手は出したくない。

できるだけ早くこの場から離れたい。

でも、絡んだ高校生や他の2人の仲間が見てる手前、ツッパリきらなきゃカッコがつかない。

少なくとも、こいつ(俺)とのガンの飛ばし合いには勝たなきゃいけない。

そして、彼はこう結論づけるだろう。

「早くこいつ(俺)、目そらしてくんないかな。」と。

そうすれば、ガンの飛ばし合いに勝つことによって、自分の立場(プライド)は守られるし、それを期にこの場から離れるチャンスができる。

この間、大体10秒ぐらいかな。

俺は彼の目の動きを見ながら、彼の思考回路がそういう結論になるのを待つ。
そして15秒ぐらい見つめあってから、俺の方からワザと目をそらした。


するとヤンキー君は、予想通り、チャンスとばかりに間髪いれずに仲間に向かって、「おい、行くぞ。」

そして、高校生に向かっては「お前らも早くどっかいけよ。」

ヤンキー君的にその場を自分の支配下に置いたつもりで振る舞い、バイクで仲間を引き連れて、その場を離れていった。

うん、それでいい。

その選択がヤンキー君にとっても、高校生カップルにとっても、俺にとっても、一番良い選択だったと思うよw

ヤンキー君、こっちが思った通りに動いてくれて本当にありがとうね。

(もしも、ヤンキー君がなりふり構わず手ぇ出してきたら、こっちは痛い(俺は絶対手は出さない)し、少年法に守られているとはいえ、その後は彼らにとっても悪い結果になっただろうしね。)


そして、ヤンキーから解放された高校生にはお礼を言われたので、「絡まれた場所が、この場所でよかったね。気をつけて帰りな~」と返しておいたw


俺は若かりしあの日、ヘルメットで痛い目に合ったけど、彼が痛い目に合わなかったのは本当に良かったなあ(笑)

それと、なんかあの高校生にお礼言われたらさ、過去の自分にお礼を言われた様な、そんな気分になったわ♪


あ~しかし、アレだな。最近の若いもんは22時過ぎまでほっつき歩いてる奴が多いなあ(汗)
もしかしたら、いや、だから、変質者の被害も増えてるのかもね・・・。



世の中の高校生に一言物申す。

高校生よ、午後9時までには家に帰ろうね~☆


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 00:53│コメント(2)トラックバック(0)

2011年12月26日

昨日はクリスマス。今年もサンタさんは子供たちに見つからずに無事にプレゼントを渡すことができましたw
さて、いつまでサンタさんは子供たちに見つからずにいられるのか?毎年毎年スリルだわw

さて、クリスマスと言えば、毎年ネタを書いていたのですが、今年はクリスマスイブ明けに思いついた川柳を一句を読みたいと思います。



クリスマス




畑に落ちてる





コンドーム





・・・いやさ、気持ちはわかるよ?クリスマスイブだってのに、彼氏の段取り悪くてラブホ難民になったカップルが農道に車止めて中でいちゃつくのはさ。


この際、その辺は目ぇつぶるけど、


せめて、



『立つ鳥痕を濁さず』の精神でイチャつけよ(怒)


そんなバカップルに一言言わせてくれ。


コラぁぁぁあああ!そこのバカップルぅぅぅううう!!



うちの畑に播く『種』は、




『野菜の種』だけで充分じゃあああああああ!!!



さて、叫んでスッキリしたので、今日も元気に働きますか!!


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:45│コメント(0)トラックバック(0)

2011年10月22日

先日、来年ヨーロッパに農業研修に行く研修生たちにOBとして講話してきました。

んで、海外研修に行く前の4カ月間の過ごし方について話させてもらいました。


1、海外研修に行く前に海外研修後の理想の自分像を強くイメージ!

こうなりたい理想の自分像があって、その自分に近づくための海外研修であるべき。早い話が「海外に行くこと」が一番の目的になっちゃあダメよってこと。研修はあくまで目的を達成するための過程なんだから。



2、海外研修行く前にできるだけ多くの日本の農家さんのところへ行け!!

海外の農業知る前に日本の農業知れって話。栽培技術・経営技術はもちろん、物事の考え方や今の農業に対しての想いも知っておくべき。本や雑誌だけの知識だけで海外農業研修いくなんてナンセンス。
色々な知識と体験をもって自分自身を『研』いて『修』める。それが研修ってもんなのさ。




3、日記をつけよう!!

これは研修生云々ではなく、将来農業という職業につくならば必須。農業は知識やデータも重要。記しておけば過去の反省・検証ができるからね。
自分の今の想いなんか書いとけば、苦しい時に日記を読み返す事によって元気が出ます。
凹んだら周りの人が立ち直らせるんじゃなく、自分自身で立ち直らなきゃ。


・・・とまあ、こんな感じの話しをしてきました。


今年の研修生は全体的に「◎」♪。去年みたく、死んだ魚のような目ぇした奴は極々少数で大多数は目が生き生きしてた。俺のつたない話も真剣に聞いてくれたしね。「もう一叩き」すればさらにいい感じの『海外農業研修生』になるのかなと。


まあ、一回心を折っといた方がいい奴は何人かいたけど。
『心を折る』っても、悪い意味じゃなくて、この事前講習期間中に心を綺麗に折って綺麗にくっつけておけば、骨と一緒で心が回復した時、前よりも心が強くなるものだからさ。

つまり「一回心を折っといた方がいい」ってことは見込みがあるってこと、だからそれは、さらにいい研修生になるチャンスがあるって意味なのさ。

この事前講習期間中、自分の足りないところに気付いて心折れても、しっかり心をくっつければ強くなるもんなのさ。

事前講習ってそういう意味合いも含めてやるものだと俺は思う。だから研修生達には自分の為にも頑張ってほしい。これも『研修』よ♪


今週末、俺が尊敬してやまない同期のキノが講話に行くという。研修生には大チャンス♪是非キノの話を聞いて自分自身を成長させてくれい!頑張れ!研修生!!







追伸。

スタッフの方、色々ありがとうございました。私もこの講話に行けて良かったです。
それと、俺もこの講習に参加して自分自身の体力の衰えを確認できました。

なぜならば、先日の朝の運動のものであろう筋肉痛が、



翌日の『夕方』に来ました。


何なの?この微妙な時間差は・・・(汗)

・・・とりあえず、もしも来年も呼んでもらえるならば、研修生達の朝練を簡単にこなせるような体力作っときます。
打倒!細マッチョコンビ!!(笑)





A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:08│コメント(0)トラックバック(0)

2011年10月15日

上原農園の里芋、放射性物質の検査しました。結果がでました。

うちの里芋からは放射性セシウムなどの放射性物質は検出されませんでした。↓

上原農園

正直、結果に対してホッとしてる。してるん・・・だ・け・ど・さ!!

なんかね、ホッとしてる以上に、すげえ納得いかないんさ。
こころの中がすげえざわつくんだ。


なんでこんな検査しなきゃいけねーの?って。

原発事故、さらに言えば原発さえなければ、こんな検査はしなくてよかったのに、って。

そう思わずにはいられねーんだ。

今現在、どれだけの人が、どれだけの農家が原発事故由来の放射性物質に気をもんでいるとことだろう。
どれだけ精神的にストレスがかかっていることだろう。

日本全国各地の原発でストレステストってやつをやってるみたいだけどさ、原発だけでなく、うちら農家にもやってほしいわ。マジで。
きっとハンパねーよ、うちら農家のストレスの数値。

そこんとこわかってる?原発を管理してた責任者、原発を作った責任者。

今までにない規模の事故だってことはわかってるよ。その事故が地震や津波が直接の原因だってこともわかってるよ。

でもね、言わせてくれよ。

なんで原発なんか作っちまったんだよ、と。

一度動かしたら廃棄物の処分も含めて完全に止める術がないものを、なんで作ったりしたんだよ、と。


原発さえなければ・・・原発さえなければ・・・
それが頭の中でグルグルまわる。


今後はそういうことに正面から向きあわなきゃいけねー。農家も国民も、そして原発事故を結果的に起こした責任者も。

自分に何ができるかってことを考える。何をしなきゃいけないのかを考える。
それを考えた上で、行動するってことが大切だと俺は思うよ。




A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 00:12│コメント(0)トラックバック(0)

2011年06月20日

今日の『A-GYO農伝記』は、こちらの福島原発近郊のある農家のブログ記事を読んでください。


農家に婿入りした男のブログZ


これが福島原発付近のいち農家の現状です。


このブログを初めて読んだ時、彼と同じ農業に携わる者である俺は、言いようのない怒りと悲しみの感情が入り混じった涙が出ました。

少し時間をおいて読みなおしたけど、やっぱり心が螺旋のようにねじられ、絞られるような気持ちになります。


色々なモノに、

言いたいことは、

山程あるけど、


もしも、ただ一つしか言葉を言えないのであれば、


俺はこの言葉を叫びたい。





原発いらねーよ。



…日本には50基を超える原発があります。

そして、そこには当然、『原発事故』というリスクがついてまわります。
農家として、このリスクの大きさを、改めて感じずにはいられない。



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:37│コメント(2)トラックバック(0)