畑での出来事

2012年08月16日

先日、親父がトラクターで畑耕してたらこんなもの見つけました!↓


kanneituuka1

寛永通宝

江戸時代に使われていた通貨です。

(ちょいとググッたら、
こんなんページ見つけた。)

裏側には何も彫ってないので、どの年代で作られたものか全然見当つかないが、見た目1636年~1768年のどこかで作られたと思われる。

どういう経緯でうちの畑に埋まっていたのかは謎。



銭形平次が下手人に向かって投げたものか?

はたまた、

年貢の取り立てで「お役人様~、そ、その野菜までもって行かれたら、うちは正月迎えられません!!」「ふん!知るか!!この代金はこの金で充分だろ!!」と投げつけられたものか?

もしくは、

「この寛永通宝が見つかるときまで、ここの畑で子孫が畑やってくれるといいなあ~」とご先祖様が土に埋めたものか?


想像は膨らむけど、答えはわからない。
でも、こういう想像するのって面白いよね。


江戸初期より先祖代々受け継いだ畑で17代に渡って色んな農作物を作ってきた上原家。

この寛永通宝のおかげで、畑の歴史を改めて想うとともに、畑あっての露地野菜農家だったりするので、畑は大事にしたいと思う。



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 14:35│コメント(4)トラックバック(0)

2012年08月10日

走馬灯

【意味】

①中に灯りをつけて回転させると周りの紙に影絵が次々に写る仕掛けになっている灯籠。


②人が死に際に過去の自分の映像(思い出)を見ると言われている現象のこと。



2012年8月10日、俺、33歳にして、



走馬灯を初体験しました。



それは葉物の種を播こうとトラクタ(乗用型の耕運機)で畝立てしてた時のこと。



ちょいとした段差がきっかけでトラクタの前輪が浮き上がり、


俺、


トラクタでウイリー走行☆


ハンドルに必死にしがみ付く俺を背中に乗せ、


フロントを天に向け直立しながら耕し進むトラクタ。


このままロケットダイブして空を耕しに行く勢い。


NASA聞こえますか?今から入間市からトラクタが打ち上がりますよ~☆


いや、いや、いや、今の俺の置かれた状況は宇宙飛行士なんかじゃねえ、


馬に振り落とされそうになってるロデオライダーのそれだ。


止めようにもハンドル放したら落下確実。

もし落下すれば、バランス崩した重さ数百キロの鉄の塊に潰され

『圧殺』。


もしくは、



先日の健康診断で、

「綺麗な内臓ですね」と褒められた臓物を、



トラクタのロータリーの刃で耕され

『耕殺』。


真っ青な夏の空を見ながら、そんな最悪のシナリオを想像したその時、
パッと恐妻と子供達の顔が思い浮かんだ。

んで、その瞬間、俺、思ったんさ、


死んでたまるか!って。


そして、覚悟を決めた。

俺の今出来る、取るべき道は『ハンドルを放さないこと』。

放せば、今年のお盆は迎える側ではなく、


『迎えられる側』になるぜ?




でも、ハンドルを放さないと覚悟を決めた瞬間、俺は確かに見たんだ。


自分がよちよち歩きの幼いあの頃から大学卒業までの『走馬灯』を。


そして大学卒業~オランダ研修編の走馬灯が見え始めたその瞬間

ガクンと前方にトラクタは倒れ前輪が地面を掴んだ。

俺は速攻でトラクタを緊急停止した。

長い一瞬、時間にして数秒の出来事だった思う。



俺は生還したのだ。



『九死に一生』、いや、走馬灯が途中で途切れたから『七死に三生』ぐらいか?

もしも走馬灯を全部見てたら、

トラクタに『圧殺』か『耕殺』され、

お盆は『迎えられる側』になっていたに違いない。


俺は緊急停止したトラクタの上で暫し呆然。


そして安堵からか、何故だが笑顔になった俺。

でも、その笑顔はだんだんひきつってきて、

背中に今までかいたことない量の冷汗をかいたんだ。


暑い真夏の炎天下、

この夏一番恐かった出来事です。


多分ね、たまたまだったんだ、トラクタが倒れずに元に戻ったのは。

もしもウイリー走行してる時に、さらに何かに乗り上げて、後輪の右輪と左輪のバランスが崩れたら、俺はきっと全ての走馬灯を見ることになっていただろう。

運が良かったんだ。本当に。

そして『ハンドルから手を放さない』と覚悟を決めたことが、俺の生死の分かれ目だったと思う。

ハンドルを放さないと覚悟を決められたのは、死んでたまるかって思えたのは、多分、あの時パッと脳裏に浮かんだ恐妻と子供たちのおかげだと思う。


明日、恐妻の実家に恐妻と子供達を迎えに行く。

俺は恐妻と子供達に、まず「ありがとう」って言おうと思う。
きっと恐妻や子供達は不思議そうな顔をするけど、気にしない。

俺の生きる意味、今回の件でそれをあらためて学んだ。



最後に一言。


生きてて良かったー!!!!!!

A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 23:30│コメント(5)トラックバック(0)

2012年07月10日

梅雨まっただ中。スッキリしない天気が続いて気が滅入りますが、昨日見たいにパッと晴れるとテンションあがって農作業にも気合いが入ります。

この良い気分で枝豆『湯あがり娘』の定植をしようと、育苗箱を持ち上げたら・・・↓

nezuminosu1


ネズミの野郎が巣くってました(怒)

しかも、巣穴の横には大量の枝豆の苗が散乱(怒)

なんか発芽率がいつもより悪いな~とか思ってたら、ネズミの野郎が喰ってたのが原因かよ!!!


・・・今まで、俺はハウスの中じゃ出来るだけ生き物を大切にする「ナウシカ」っぷりを発揮していたけど、これには頭に来ましたわ。(怒)


と、いうわけでハウスの中のネズミ一掃大作戦を決行しようかなと企んでおります。
大作戦は雨降って仕事が少ない時にでも仕掛ける予定。

どんな仕掛けをやってやろうか。フフフ(ニヤリ)


さて、梅雨の晴れ間は今日までだから、出来るだけ種蒔きしないと。
じゃ、今日も気合い入れて頑張りますか!!


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 05:07│コメント(0)トラックバック(0)

2012年06月22日

先日の台風4号による強風で根こそぎ倒れたトウモロコシ↓

taihuu4gouhigai1

一晩経てば、ここまで起き上がってきます↓

toumorokositachiagare1

もちろん、「元通りにまっすぐ!」とはなりませんが、それでも頑張って起き上がってきたトウモロコシ。


凹んでも、倒されても、誰の力も借りずに自分自身の力で起き上がる。
すごいよね、トウモロコシって。

そんなトウモロコシ達を見ていると、「トウモロコシだって台風に負けねーんだ!そのトウモロコシ育ててる俺が台風に負けてたまるか!」って気合いが入ります!

俺の好きな言葉に「勝てねえかもしれない。でも負けない。」って名言があります。

多分、台風との付き合い方って、そういうことなんだと俺は思います。
さて、今日も一日頑張りますか!!



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 05:52│コメント(2)トラックバック(0)

2012年05月07日

昨日は関東地方は大荒れでして。

午後から大気が不安定になって、場所によっては雷雨や雹、そして突風(竜巻)が発生しました。
特に茨城県や栃木などでは竜巻によって家屋や車が飛ばされたりして、亡くなった人やケガ人が出てます。
自然の脅威をヒシヒシと感じるとともに、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。


さて、そんな大荒れの関東地方。ここ埼玉県入間市も一時はひどい雷雨となりました。

激しい豪雨、轟音と共に落ちる雷、そしてダイズぐらいの大きさの雹が降りました。

うちの地域はわりと小さめの雹でしたが、茨城の友人のビニールハウスには直径8cmぐらいの大きさの雹が降ってきて、ビニールハウスと愛車がボコボコニされたと聞ききました。

それと比べれば、うちの農業的被害は軽微でしたが、それでもものすごい雷雨の最中、雹が降って来た時には、『マジギレしてる恐妻』並みに恐かった(((( (/TДT)/キャー)))


雹(ひょう)は、上昇気流をもつ積乱雲のなかで発生し地上に落ちてくる、直径5mm以上の大きさの氷の塊(5mm以下を「霰(あられ)」と言う)。
それと雹って通り道が決まってるみたいで、ひどい雹害に遭うところは大体いつも同じところみたい。
うちの畑はその雹の通り道から少し外れているらしく、降っても被害は軽微らしい(亡き15代目談)。

ちなみに日本で降った最大級の雹は、1917年(大正6年)6月29日に埼玉県熊谷市で降った雹で、直径29.6cm、重さ3.4kgだったそうです。

イメージ的には一回り大きなカボチャ、もしくはカーリングのストーンといったところか(怖)
もし、そんなん降ってきたら・・・いや、想像するだけで怖い(汗)


しかし、今年は本当に天気が荒れる。
なんか毎年「異常気象」という言葉が聞かれるけど、今年は異常気象の中の異常気象、『キングオブ異常気象』な年になりそうで怖い。

どうしちゃったんかね、最近の天気は・・・(汗)


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:16│コメント(3)トラックバック(0)