2015年05月23日
誠に勝手ながら、このブログ『A-GYO農伝記』の更新をしばらくお休みさせて頂きます。
最近更新頻度が極端に低下しているのは、ズバリ、今までブログなどのネット利用に当てていた時間を仕事と家庭に使っているのです。
最近ではパソコンを開いてメールチェックするのは一週間に一回あるかないかというPCの利用状況。
そんな状況のなか、このブログを中途半端に放置するよりは、ここで一度ブログ中止宣言を行ってしまおうと考えました。
再開の時期は未定ですが、まあ、週刊少年ジャンプで連載中(ってか、現在絶賛お休み中)の『HUNTER×HUNTER』の暗黒大陸編が完結するまでには、再開しようかなとw(多分当分ない)
これまで、長いことご愛読頂き、誠にありがとうございました。
次回の更新はいつになるかわかりませんが、また再開した折には、ご愛読いただければと思います。
では、また会う日まで! by A-GYO
2014年11月08日
久しぶりのブログ更新。最近facebookがメインになってたので、ブログまで手が回りませんでしたが、とあるお方から、「あなたのこの書き込みはブログにUPしてリンク貼るべし」とのお達しがありましたので、Facebookからの記事を転載します。↓
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だいぶ浸透しつつある、都市近郊のスーパーの地場野菜コーナー。
10年前からの流れをまとめると以下の通り。
10年前・・・各スーパーが地場野菜コーナーを本格的に展開し始める地場野菜コーナー黎明期。出荷してくれる生産者を集めるのに農協に相談→農協から組合員である生産者にその話がいき、各スーパーごとに産直組合が生まれる。(スーパー側のロイヤリティは売り上げの15%~20%。それプラス農協が3%の手数料を徴収。)
この時代は各生産者とも手探り状態。値付けのやり方や限られた売り場を巡って生産者同士でしばしトラブルになることも。
7~6年前・・・各スーパー、新店オープン時には必ず地場野菜コーナーを展開する流れ。地場コーナーブーム到来(?)。地場野菜出荷者、および出荷量が不足気味に。それにより、地場野菜コーナーに対する各スーパーごとのスタンスに違いが出てくる。(品質を売りにするスーパーは地場野菜生産者を優遇、逆に安値を売りにするスーパーは冷遇する傾向に)
5~4年前・・・各スーパー、新店開店時の地場生産者のメンバーの集め方に変化が。それまで、農協に生産者集めを頼んでいたのを改め、地場野菜を一生懸命やってる生産者(A)に声をかけ、Aが付き合いやすく、またやる気のある人を集めて地場野菜グループを作るというパターンが主流に。これにより、地場野菜生産者でもやる気のある人、物量を持っている人が取引先を増やすことに。そうなると逆に出荷物の品質が著しく悪い人、値下げ合戦を仕掛ける人、他の生産者とトラブルばかり起こす人には声がかからなくなり、地場生産者の淘汰が始まる。また、農協の手数料3%をコストとみなし、農協を間に入れず、直接各スーパーと契約する生産者グループも出現。
3~2年前・・・地場野菜コーナーだけに収まらず、店の売り場に進出する地場生産者が徐々に出現。それにより大幅な売り上げ増となり、1店舗だけで1000万を売り上げる地場出荷者も現れる。
現在・・・各スーパーごとに地場野菜へのスタンスの違いが明確に。地場生産者を積極的に展開し、重用するスーパーと、あくまで地場野菜は商品ラインナップの一つでしかないというスーパーの差が顕著に(ちなみにここ1年で見ると、地場を重用するスーパーの売り上げは右肩上がりで、地場を冷遇してると売り上げは右肩さがりになっている傾向がw)。
また、上を目指す地場生産者と現状維持の地場生産者の売り上げの差も顕著に。これからは地場野菜生産者もさらなる『ふるい』にかけられるかも、ね。
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就農して11年。少しずつ市場出荷からスーパーの地場野菜コーナーでの販売へメインをシフトしてきた。
仲間にも恵まれ順調だが、地場野菜コーナーだけでの販売にも限界が見えてきた。
今後は生産者とスーパーが密にコミュニケーションをとり、生産者とスーパーが協力して売り場を作っていく流れになっていくと思う。
これが今後都市近郊農業の経営方向として『現時点での』一つの解だと思う。
2014年04月10日
2014年03月26日
2014年03月24日
まずは近況報告。
先日倒壊したハウス2棟の解体も目途がつきました。
「国や県が撤去費用全額負担!」的な報道がありましたが、実際は5分の1ほどの助成になりそうです。
でも、全額自己負担も覚悟していたので、5分の1でも助成してくれるのは非常に助かります。
参考までにパイプハウス1㎡あたり自己解体だと110円、解体業者に委託すると290円、国や県が負担してくれるようです。
また、農家仲間同士でハウス解体互助会の場合でも1㎡あたり290円の助成金が出るそうです。
それと先日、県の農林部長さんが言われていたのですが、「今回の大雪で被害に会われた農家の方、どのような支援を望むのかを農林振興センターにどんどん意見を伝えてほしい」とのこと。
県も実際の現場の声から有効な施策をするようなので、今回の大雪で被害を受けた方は各地の農林振興センターへ連絡とってみることが良いと思います。
さて、近況報告はこれくらいにして、本題。
今日から雪の影響で遅れてた栗の剪定を始めました。

(写真の栗畑は苗を植えてから3年目ってことこです。)
本当は2月中旬~末の間に栗の剪定を終わらせるのがいいのだが、今年は雪の影響でのびのびになって、今日からようやく剪定を開始できました(汗)
1年ぶりの栗の剪定、やっぱり難しい。
先日、栗の剪定の勉強会をしたのだが、やはり数こなして慣れるしかなさそう。
明日、終わらせられるように頑張ります!
2014年03月04日
このブログを毎日チェックしてくれていた皆様。
なかなか更新できなくて申し訳ございませんでした。
年末年始の農繁期、また冬季における「PC部屋が寒くて、ブログどころか、パソコン開くことさえ酷」という理由から3か月近くブログ更新をお休みしていました。
まあ、冬眠みたいなもんです。(笑)
ですが、そろそろ暖かくなってきたし、ながーい冬眠から目覚め、A-GYO農伝記を再開したいと思います。
さあ、そんな目覚め一発目のネタはこれです!!↓
大雪でビニールハウス2棟倒壊しました
。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
皆さんもニュースなどでもうすでに知っているとは思いますが、2月14日~15日早朝にかけ、関東甲信越地方で、100年に一度あるかないかといわれるような大雪が降りました。
うちの地域は30cmも積もれば、交通マヒが発生し、人々の生活に多大な影響が出るような雪があまりふらない地域。
そんな地域に、一晩で60cmも雪が積もり、さらに朝方みぞれ混じりの雨が降ったものだから、さあ大変。
重く湿った雪が、うちのビニールハウス2棟を再起不能にしてしまいました。
雪が止んだ15日の午前中、車が出せないため、スコップ片手に徒歩で自宅から2km離れたビニールハウスへ向かいました。片道40分。途中、スッタクしたトラックや車を助けながら、雪が股の辺りまで積もった道を、ゼーハーゼーハー言いながら歩きました。
ようやっとビニールハウスに到着し、「俺のハウスよ無事か?」とビニールハウスの建っている方向を見た瞬間、生まれて初めて、膝から崩れ落ちました。
「あ、あ、あ・・・・・・」Σ(゚д゚;)
人間、本当にショックを受けた時は「あ」しか言葉が出てこないことを実感しました。
昨日まで小松菜を一生懸命収穫していたビニールハウスが、上から巨人に踏みつぶされたようにペチャンコになってたんだよ!?(((( ;゚д゚)))
大根がすくすく成長していたハウスが横に倒れてたんだよ!?(つд⊂)ゴシゴシ(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?
そりゃ、膝から砕けるっつーの!!。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
でね、なんかわからんけど、笑っちゃったのよ。泣きながら笑っちゃたのよ。
笑顔で涙流しながら。「これからどうしよう・・・」って。
しばらく、その場に立ち尽くしてたんだけどさ、潰れたハウスにゆっくりと近づくにつれて、「これだけ綺麗に潰れるとなんか逆に清々しい気持ちになるぜ!」って気持ちになって、「負けてたまるか!やったるぜ!」って気持ちが湧いてきてさ。
で、俺は思ったね、
俺って、
なんてドМな奴なんだってw
34歳にして、逆境を喜びに感じてしまう。そんな自分の新しい一面を俺は受け入れましたwww
あの大雪から3週間。
雪は解けたけど、ハウスの受けた傷跡はそのままだ。
ハウス倒壊によって、今年のハウスの作付計画は大幅に変更した。
正直、ハウス野菜の収入減は避けられない。
でも、悪いことばかりじゃない。
今だから言えることだけど、他の地域の被害をFacebookやニュースで知れば知るほど、自分は運が良かったんだなって思う。
だって、4棟中2棟もビニールハウスが生き残ったんだから。
それに、この雪でハウスを潰してしまった経験は、今後に活かせる、非常に大きな経験値だと思う。
ちょっと勉強代は高かったけど・・・ね。(*´∇`* ;)
前を向いて、進む。それがこの経験を活かせるもっともいい選択肢だと俺は思う。
今年はこの逆境を活かして、さらなる成長をいたいなと思います!!
がんばるぞーー!!!!
2013年12月11日
絶賛農繁期中のA-GYOです。ども。
ブログ更新頻度については言い訳しません!!www
さっそくですが、本題行きます。
さて、ここ数日、年末商戦を話し合うスーパーの会議が続いています。
今回の本題はその会議後のとあるスーパーの青果チーフとの雑談から。
「来年消費税あがるじゃないですか、5%から8%へ。で、商品店頭価格の表示はどうなるの?内税で表記?それとも外税は別に表記?」って話をしてたのだが、お店としてはまだその辺決まってないが、どうも消費増税分はお客様に負担させるのではなく、スーパーや生産者が負担することになるかもしれないとのこと。
もしそうなった場合、正直ね、今までみたいに内税表記のみだと、結構きついんさ。
消費税が上がった場合、今までの5%の税込価格に+3%で表示するのが筋なのだが、話ではどーもそういうカタチの表示にならない可能性が高いという。
なぜかというと、例えば、今まで5%の税込198円で売っていた商品に増税分+3%の価格、204円(小数第一位は四捨五入)が増税後の価格となるのが本来の筋だが、200円以上で表記するのと、199円以下で表記するのとでは、その差額以上に売り上げが大きく変わる。
例えば、200円と199円の場合。その差はたった1円にも関わらず、本来ならば200円の商品を199円で一個売ったら、1円のマイナス、10個売ったら10円のマイナスなのに、実際は199円のほうがお客さんがより買ってくれて、収入増につながるということだ。
お客さんの感覚として、200円と199円では購買心理的には大きな壁があり、200円と199円では、売り上げがおよそ2割の差が出る。これが100円と99円という3桁数字から2桁数字になった場合では、およそ3割の差になる(どちらも自分の過去の売り上げから抽出した数字)。
つまり200円だと一日あたり10個売れる商品は、1円引きの199円にすると200円の場合より2割増しで売れる数が増えるので、一日あたり12個売れるということになる。
これを数字にすると、200円の場合、200円×10個=2,000円となり、199円の場合だと199円×12=2,388円となり、一日当たり388円の売り上げの差になるということなのだ。
スーパーという売り場は一日あたりの来客数は大体決まっているので、来てくれたお客様にどれだけ商品を買ってもらえるかということに心血を注ぐ。その場合、200円を199円にすることは販売戦略上非常に正しいわけ。
前置きが長くなったが、要するにこれから消費税が増税される前に、俺ら地場野菜コーナー出荷者は、売り上げを落としても198円の品を204円で売り場に並べるか、商品原価を下げて表示上198円を維持し売り上げ数を持続させるかを選択しなければならない。これは物凄く悩むところである。
でも、スーパーの地場野菜コーナーという、自分の野菜の価格と店の価格とをお客様が比較できる状況での答えとしては、俺は商品原価を下げて198円という価格を維持しなければならないのかなとも思う。
でも、できるならば、食品に対してはこのまま消費税5%で据え置く、軽減税率を適用してほしいのが本音である。諸外国みたいに、食品にかかる税金は低税率になれないかな。お役所は「線引きに手間がかかってできない」とか言ってるけど、諸外国はそれができてるわけだしね。
俺から見たら、「線引きに手間がかかってできない」んじゃなくて、ただ単に「線引きの手間が面倒くさいし、税収上がるし」というお役所の都合しか見えてこないのだが。
何はともあれ、来年4月の消費税増税まで悩む日々が続きそうです。(汗)
2013年11月19日
ブロッコリー祭り、終~了~♪
今秋のブロッコリー祭り終了。一日300個ペースで収穫してたブロッコリー祭りもようやく落ち着きまして、次のお祭りの人参&ネギの収穫まで、色々な葉物でつなぎます。
人参もネギも収穫できるんだけど、まずは、ここで成長著しい葉物を収穫しないと。
先週寒い期間があったので、どうかな~と思ったけど、ハウスの中の水菜と春菊は出荷できる品質を保ててます。キッツい霜が降りる前に収穫終わらせなきゃ。w
そのハウスが終わったら、別のハウスに作ってるルッコラ、チンゲン菜、水菜、赤水菜などでうまくリレーして、年末まで品数多めで行きたいと思います。
畑仕事や収穫がたくさんあるけど、この時期はどうしても日が暮れるのが早いから仕事が貯まる一方(汗)
どっかで調整しなきゃな~
2013年11月13日
木枯らし一号が吹きまして、一気に冬になった気がします。
ども、昨日から「ももひき」を装備しだしたA-GYOです。
これで「ももひき」は来年4月までは手放せなくなりましたwww
さて、久しぶりの更新です。
現在ブロッコリー祭り絶賛開催中なのですが、次の祭りもスタンバイほぼOK。
次の祭りはキャベツ。今のブロッコリーが国を挙げてのお祭りなら、キャベツは地域挙げてのお祭りぐらいの規模ですが、ちょいと変わったキャベツも育ててます。
まずは、サボイキャベツ↓
葉がシワシワしているキャベツ。生食はもちろん、ロールキャベツや汁物具材にもおすすめ。
寒さが一回当たった今くらいから非常に甘みが出てきます。
お次は紫キャベツ↓
ソフトボールを二回りぐらい大きくした球状の紫色のキャベツ。
こちらはコールスローなど生サラダ系の料理に向きます。
寒さが徐々に厳しくなってくると、野菜たちの甘みがグッと増す。冬野菜、これからが本番です。
2013年11月06日
1週間ほど前から「偽装」やら「誤表示」やらのニュースが目立つな~とか思ってたら、ホテルやレストランでメニュー表示と異なる料理が出されていたとのこと。しかも、ここ数日で色々な企業がカミングアウトしまくり。
例えば、某企業は車エビとメニューに書いてるけど、実際は違うブラックタイガー使ってたり、鮮魚のムニエルとメニュー表示してあったんだけど、実際は冷凍した魚のムニエルだったり。
果ては、「おふくろの○○」という表示だったけど、実際はおっさんが作ってましたとか。ちょ、そんなんも誤表示に入るんだと思ったが、言われてみればそうだよねw
今回カミングアウトしてる企業側、「偽装じゃない。誤表示です。」と言ってるけどそれは違う。
結局受け取り手のお客さんが「騙された!」と感じたら、それはもう誤表示ではなく「偽装」ということになっちゃうんだよね。
そもそもさ、俺、昔からレストランのメニューとか見て思ってたんだけど、凝り過ぎだよね。例えば「車エビのテリーヌ」じゃなくて、もっと大雑把に「エビのテリーヌ」とかにしとけば、こんな騒ぎにはならなかったはずだ。
細かいネーミングはかえって受け取り手(お客様)を混乱(もしくはカン違い)させるよね。
話はちょいそれるけど、極端な例えを言えば「午後の黄昏クリームシチュー~ブルゴーニュ風~」とかさ。要するにそれクリームシチューだよね?それ?
わかんないって!午後の黄昏ってなんだよ!ブルゴーニュ風って一体何?って思いません?
料理のネーミングはセンスなんだろうけど、それが正しくお客様に伝わらなきゃ、良いサービスにはならないよね。結局信用だからね、飲食サービス業って。
こういう表示とは異なった食材を使ったメニュー、今わんさかカミングアウトしてるけど、今後も出てくるんだろうな。コストをケチる割にブランドや見栄に価値観を求めている限り。
俺も取引先のレストランに自分の野菜を使った料理がどういうネーミングでメニューに載っているか、一度聞いとこうかな・・・。