2007年07月18日


また新潟で地震があった。倒壊した建物をみると、心が痛む。被災された方にお見舞い申し上げます。

今回倒壊した建物のなかには、太平洋戦争の戦火を逃れた家屋があった。
築100年を超すとも言われているものもあった。こんな話を聞くと我が家が心配だ。

我が家は築100年を超す。私が大学生の時に他界した、私の會祖父(享年99歳)は「この家は俺が生まれる前からあった。」と言っていた。実際、百数十年前に我が家が火事で一度焼失し、新築したことは、口伝と資料で残っている。

築100年を超え、リフォームを繰り返した我が家には愛着があるので、でかい地震が来ても倒壊しないでもらいたい。

先日亡くなった祖父が生まれる1年前、つまり84年前の亥年に関東大震災があった。あれから84年。関東では関東大震災クラスの地震はそれ以来起きていない。

関東大震災に耐え、太平洋戦争の戦火を逃れ、
近くにアメリカの輸送機が落ちようと無事だった我が家。


地震が来ても耐えてもらいたい。本気でそう思う。



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2007年07月16日


今は午前5時。外はかなり明るくなってきた。

台風の影響もそんなに大きくなさそうなので、ほっとしてる。
これから畑にトウモロコシを収穫に行く。風で倒れてなきゃいいけど。

台風のあとの空って、なんでこんなに綺麗なのだろう。
大気中の有害物質なんかを吹っ飛ばしてくれているのか、空が透き通って見える。

台風一過。今日は暑くなりそうだ。

梅雨が明ければ、ほとんど休みなし。今もそうだけどさ、朝と夕方に畑に行く生活が始まる。
これが農家の「サマータイム」。冬と労働時間は変わらないけ。朝早く、夜遅い。
え、昼間はそうするかって?


当然昼は昼寝する。


だってさー、30度越える炎天下の中、日影がない畑行ったら体に毒じゃん。
朝のうちの涼しい時間と、おやつ過ぎ(15時過ぎ)じゃなきゃ、労働意欲がわいてこないって!

さてと、今日は暑くなりそうだから、とっととトウモロコシ収穫しにいくか!





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2007年07月15日


外は台風特有の、降ったり止んだり、雨が強くなったり弱くなったりを繰り返している。
台風4号は観測史上7月の台風の中で最強らしい。でも、雨台風のようなので一安心。

今回の台風4号の進路は、9月10月くらいに来る台風のそれとかなり似ている。ラニーニャ現象っていったか?その影響らしい。


午前中は「消防団員は有事の際に備え自宅待機」とのことだったので自宅待機。
こんな日には「読書」といきたいところだが、かみさんと共に部屋の掃除、および物置スペースの掃除をしてみる。

物置スペースを整頓していると、小学校時代の文集やら、通知表やら、作文ファイルなんぞが出てくる。ちょっと懐かしいので読んでみた。


…ここに書けないような文が出てくる。どんな奴も子供の頃は純粋だ。



各学年の文集というか、将来の夢などを書いたものもあって自分の所を読んでみる。そこには大体同じ様な事が書かれていた。

「大きくなったらお父さんのお手伝いをしたいです。」


すげえなあ、俺。なんて出来た子なんだろう。


俺も娘にこんなこと書かれてみたいと本気で思った。

思ったついでに2歳半にもう少しでなる娘に聞いてみた。「将来何になりたいの?」


「しまじろうがねえ、はなちゃんにミルクあげてねえ、はなちゃんがミルクちょうだいっていってるのー」


…どうやら、彼女は「こどもチャレンジ」のしまじろうの世界にいるらしい。
こういう状態のときには、まともな答えは期待できないのであきらめる。まあ、まだ世の中にどんな職業があるか全く知らないから無理ないか…


たった今「自宅待機解除」の連絡が来る。よかった。
明日の台風一過は暑くなりそうで嫌だ。


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2007年07月14日


「うおおい!台風4号、このままだと関東直撃じゃね?梅雨前線、押し返せよ!」

昨日テレビの天気予報をみながら思わず言ってしまった。

農家にとって台風とは短時間で大損害を与える大天災だ。
豪雨に暴風。
畑は冠水するし、作物は風によって倒される。

特に風!農業にとってやさしい風は作物の健康上必要なのだが、強風は害以外のなにものでもない。
トウモロコシは倒され、ナスは傷がつくし、下手するとハウスまで吹っ飛ばされる。

「農家は大変ねぇ」と言ってるそこのあなた!

関係ないと思ってんなら大間違です!


台風の被害が多い年は決まって野菜の価格が急騰する。

しかも、台風直後ではなく、1っカ月後とか2ヶ月後、下手すると半年後とかである。

数年前、人参の産地である千葉に台風がいくつも来た。7月?10月に来たそれらの台風はまだ小さい人参を根こそぎ流してしまった。

この結果、年明け後、普段は人参の値段は下がってくるのだが、この年は千葉産の出荷量が減り、価格高騰。野菜が高いと新聞にまで書かれる事態となった。

つまり台風とは農家の収入だけでなく、家庭のお財布にも直撃する天災といえる。

地球温暖化とか、色々環境が変わってきているが、こういう天災も多くなることも、心に留めておいてほしい。



ヒグラシが雨の中鳴いている。そろそろ梅雨明けかなあ…


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2007年07月13日


参院選公示されたねえ。選挙の掲示板に続々と候補者のポスターが貼られてた。これからの政権を左右する選挙。農業政策もこの選挙で影響してくるのは確実。農政が俺の考えに最も近い政党が、過半数とってほしいなあ…

んで、6月28日付けの日本農業新聞に、各党の農政課題を公開質問したものがのっていたのでそれを読んだ。農地や担い手、貿易自由化、食糧自給率などに対する各党の考え方が大体わかった。

うーん。俺の考えと100%あってる政党がねえ。

部分部分で共感できる回答があったが、質問すべてが俺の考えと一致する政党がない。

農業の担い手なんて、国が勝手に決めるもんじゃなくて、農業やってるすべての人が担い手なわけだし。

自給率は日本を鎖国状態にすれば100%になるわけで。まあ、鎖国は言い過ぎだけど、「輸入ありき」の食料政策はどうかと思う。
もし他国から兵糧攻めをくらったら、目先の食料で政府は他国に不条理な条件で降服しそうだ。

食糧自給率を上げるには、輸入量を減らし、日本人が日本人らしい食生活を取り戻せれば、今の食糧生産量だけで自給率は格段に上がると思う。


日本人よ、米を食え。地元の食を愛せ。そうするだけで、メタボな体とおさらばできるさ。食糧自給率も上がる。



さて、今回の選挙、私が投票する政党の条件はこれだ!


12時から15時までの子供のお昼寝タイム時に、選挙広報車を大音量で走らせた政党以外


まあ、これだけは譲れない。…投票日までにはたして何党残るのか。…投票する党がなくなったら嫌だなあ…


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2007年07月12日


昨日近くのホームセンターで「オジギソウ」を見つける。娘が「ツンツン」と言いながら指で触ると葉が閉じる。それをみて「葉っぱ閉じちゃったねぇ」と喜ぶ娘。その様子をみて購入決定。一鉢98円。いい買い物をした。

メジャーリーグのオールスターでイチローがランニングホームランをやってMVPをとる。メジャーのオールスターでランニングホームランはやった選手は初らしい。オールスターでのMVPもランニングホームランも当然日本人初。すげえなあ、イチローは。
…また、日本の首相が「イチローに国民栄誉賞をあげたい」とか言わないか心配。イチローは断るに決まってるのに。…参院選投票前に与党が「イチローに国民栄誉賞あげたい」と言った時点で与党には清き一票いれません。浅はか過ぎるだろ…もしそれやっちゃったら…。イチローが政治に利用されないことを心の底から祈る。

トウモロコシ争奪戦に新勢力登場。タヌキだ。こうしてトウモロコシをめぐる戦いは人間、虫、鳥、タヌキの四つどもえの様相を呈してきた。
…電気柵、買おうかな。


at 03:45│コメント(0)日常 │

2007年07月11日


やっと梅雨らしくなってきた。でも九州の方は大変だ。雨は降ってほしいが、こんだけザーっと降られると洪水や土砂崩れが困る。自然界のバランスが崩れているのか。

先日たね屋が来て、新しい人参の品種について色々話していった。その時に「晩秋?春先収穫の人参は8月入ってから捲いてくれ。普通は7月の後半からOKだけど、ここ最近、人参の成長期の9月も暑いから人参の生育にとってはきついんだよね。だから今までより遅くずらして種をまいてくれ。」と言っていた。

今までの栽培暦が通用しなくなってきているのは、俺も感じていた。
野菜の播種適期がここよりも南の地域のものになってきている。
今までいなかった害虫が北上していると農業仲間からも聞いている。

確実に温暖化の影響が出てきている。でも、それを悲観してはない。自然がそう変わっているのならば、それを受け入れ、温暖化で変わりつつある気候にあった野菜の作付けに変えていかなければならない。
農業をする者として、自然に逆らったことをしないこと、変化した気候にあった農業にしていく柔軟な姿勢を持つことが大切だと思う。
でも農業をやるって気持は変わらない。農業が好きだから。

さて今日もこれからトウモロコシ収穫。朝どりだ!昨日いくつか鳥に食べられていたからなあ。人と虫と鳥とのトウモロコシをめぐる戦いが始まる。負けねえぞ!




at 05:04│コメント(0)農想記 │

2007年07月10日


セミが鳴いていた。「ジィーーーー」って鳴いてたから多分アブラゼミ。
そろそろ鳴きだしてもいい季節。早く梅雨明けしないかな。

昨日からトウモロコシの収穫開始!今日もこのあと(今、午前5時半)収穫しに行く。やっぱり朝どりが一番おいしい。取れたては生でもいけるって知ってますか?でも蒸したほうがおいしい。

なんかまた妄想癖が出てきた。仕事中その妄想物語を考えるのが楽しい。
なんかの機会にまた「妄想」書こうかね。「どこでもドア」の続編としてな(笑)
さて仕事行ってきますか!


at 05:18│コメント(0)畑での出来事 │

2007年07月08日


昨日は7月7日七夕。織り姫とひこ星が年に一度だけ会うことができる日。

先日大学時代からの友人たちと飲む。織り姫やひこ星ほどではないが、年に数回しか会えないので、何となく織り姫とひこ星の気持ちもわかる。

大学時代と変わらない、みんなで飲んでいるときのあの雰囲気。たまらなく好きだ。

ただ大学の時とは違い、仕事話や結婚話、挙句は政治について熱く語る友人たちがいる。大学時代より確実に成長した友人たちがそこにいた。


「朝帰りはしないでね」と妻と約束していたので、名残惜しいが帰る。


織り姫が鬼嫁に変身したら怖いからな。


23時を超えたため、自宅の最寄駅の終電には間に合わない。

最寄駅は単線の八高線だから(泣)


午前0時を過ぎ、終電を乗り継ぎ、自宅までタクシーで最短で帰れる駅へ。
時刻は午前1時過ぎ。俺が乗ってきた電車はもちろん終電。

タクシー乗り場へ行くとタクシー利用者の長蛇の列。30人ぐらい並んでいるだろうか。俺はその最後尾に並びタクシーを待つことに。タクシーは全然来ない。この時間だと、1時間ぐらいは待つようかも知れない。

眠気と闘いながら5分ぐらい待っていただろうか。駅のロータリーに一台の軽乗用車が入ってきた。タクシー待ちの行列の横を走り抜けた。が、突然止まると、急にバックしてきた。軽自動車のその不可解な行動に、タクシー待ちの人々が不思議そうにその軽自動車を目で追う。俺も目で追った。すると俺の目の前でその軽乗用車が止まった。車の窓が下がっていく。車の運転手と目がある。

やべえ からまれる

直感そう感じた。が、その運転手は思わぬ言葉を発した。


おい!○○(俺の本名)!乗ってけよ。


一瞬頭の中が?マークでいっぱいになった。
運転手をよく見ると、どっかでみたことのある人だ。


俺「あれ?Tさん!?」


このTさんは消防団のOBで俺が新入団員の時の分団長をやっていた人。
新入団員ということもあってか、俺にやさしくしてくれた人で、何でかわからんが俺と波長の合う人。
趣味は麻雀。どうやら一人で雀荘に打ちに来ていて、その帰りだったらしい。


タクシーを待つ人々の羨望の眼差しを受けながら、俺は車に乗り込んだ。


Tさんが牛車に乗ったひこ星に見えた。


Tさん曰く「すぐ帰ってもよかったんだけど、タクシー待ちの中に知ってる奴がいるかも知れないと直感で思ってな。冷やかしついでに駅のローターリーに寄ってみた。」

すげえ、すげえよTさん。何その第六感。麻雀やってるとそういうところまで鍛えられるんですか?

午前2時には自宅に着く。Tさんにお礼を言い別れる。ありがとうTさん!

このおかげなのか織り姫が鬼嫁にならずにすんだ。


今回の迷言

七夕には ひこ星を迎えに 別のひこ星が来ることもある。



at 06:05│コメント(0)格言・名言・迷言(まよいごと) │

2007年07月05日


私は読売新聞の「編集手帳」を読むのを日課としている。
昨日(7月4日)の「編集手帳」はこの数カ月間のなかで特に秀逸だったので紹介したい。

(原文のまま記載)

原爆に触れた文章つづるたびに、少年に読んでもらう。感想が返ってくることはないが、いつしか身についた習わしである。

「皮膚のない裸群」という山本康夫さんの詩がある。作者は爆風でばらばらに壊れた家の中で、被爆した13歳の息子を看取った。臨終の間際に、少年は父親にたずねたという。「お浄土には羊羹があるの? …戦争はないね」と

長崎が選挙区の久間章生氏にも、胸の中で草稿を読み聞かせる人がいたかどうかは知らない。米軍の原爆投下に触れ、「あれで戦争が終わったという頭の整理で、しょうがないと思う」という発言した責任を取り、防衛相を辞任した

サッカーの日本代表監督イビチャ・オシム氏の言葉を思い出す。祖国・旧ユーゴスラビアで内戦を経験した。戦争から学んだこともあったでしょう?氏は答えている。たとえあっても、あったとは言わない。「何かを学べた意義を認めてしまえば、戦争が必要なものになってしまう」と

原爆投下も同じだろう。戦争を終結に導いた意義を被爆国側で認めてしまえば、「必要なもの」として歴史に再登場するのを許すことにもなりかねない。「しょうがない」に潜む危険である

辞任を「勇気ある英断」と称えた与党幹部の言葉もいかがなものだろう。少年よ。あなたには聞かせたくない。

(読売新聞2007年7月4日水曜日 「編集手帳」より)

私は小学校の図書館にあった「はだしのゲン」という漫画を時々読んだ。
ただ全巻読破していない。
ストーリーがリアルなだけに、読んでいると怖くなり途中で本を閉じてしまったからだ。

「原爆」についてのとらえ方は人それぞれあると思うが、世界の非核化を目指す唯一の被爆国・日本としては「原爆」の必要意義については断固として「必要ない」と思わなければならないし、言わなければいけない。

今回の久間全防衛相の発言はアメリカの立場にたって発言したようだが、アメリカの立場で原爆について語ることは、被爆国の防衛相としては必要のないことだし、やってはいけないことだったのではないだろうか。

「衆議院選挙で足を引っ張ることがあってはならないという気持ちで身を引く決意をした。」と語った久間氏。
選挙への影響を理由に身を引くのは筋違いじゃね?
たとえ選挙に影響がわかっていても、それを理由の一つに挙げちゃまずいだろ。

今回の参議院選挙、他の党に不祥事が起こらない限り、自民党が大敗するかもしれない。




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