2007年03月07日
「所沢ダイオキシン風評被害」後、農産物に「安心・安全」を求める人が徐々に増えてきた。しかし、それはごく一部のの人々に限られていた。
この頃世の中は「デフレ」といわれ、「安い」ということが消費者に最も喜ばれることだった。スーパーを初めとする小売業界は、競って低価格を売りに消費者を呼び込もうとしていた。(当時マク○ナル○は、一個60円のハンバーガーを売り出し、業界の勝ち組になっていった。)
これは農産物にも求められたことで、スーパーなどはより原価の安い農産物を求めていった。その頃から中国などからの輸入野菜が多く店頭に並べられるようになった。輸入野菜のほうが国産野菜よりも安かったからだ。
当時の消費者にとって「安心・安全」は当たり前であって、「安い」が一番、「安心・安全」は二の次だったのである。
しかし、この風潮を一気に変化させた大事件が起こる。
中国産の冷凍ほうれん草から基準値を大幅に超える残留農薬が検出されたのだ。
このことが報道されると、中国産の輸入野菜は全く売れなくなった。
中国産というだけで「不安・危険」とイメージがついてまわったからだ。
この事件は、消費者の意識を大きく変化させた。
それまでの消費者意識は「安い」が一番だったが、この事件で「安心・安全」
こそが農産物に求めるものと気づいたのだ。
この事件を機に人々は、輸入野菜よりも国産を選ぶようになっていった。
それは今でも変わっていない。例えば取引先のスーパー店長がこう言っている。
「例えばブロッコリーなんかは、中国産は99円で国産が198円で並べたら、ほとんどのお客さんは国産198円を選ぶ。中国産は原価が安いけど、売れないんじゃ陳列スペースがもったいないからね。国産が多く出回る時は、輸入物は陳列しない。」
余談だが、この事件が発覚する前、中国に視察研修にいった知人の農家が帰ってきてからこう言っていた。
「中国の農家はすげえよ。農薬撒くのに半そで・短パン。しかも裸足でやってんだぜ。あれじゃあ体悪くしちまうよ。しかも、農薬の回数が半端じゃねえよ。『何でこんなに農薬かけんの?』ってきいたら、『これは日本用。日本人は見た目がきれいな野菜が好きなんだろ?』だってさ。こんなこと聞いちまったら中国産の野菜は食いたくなくなるよ。」
・・・中国産の残留農薬問題が報道されたのはそれからすぐのことだった。
この話を聞く限り、この問題が中国側だけの問題でない気がする。
考えてみると、バブル崩壊以前の日本人の「きれいなもの好き」のイメージが未だに中国に根強く残っているのではないだろうか。それが今の残留農薬問題に大きくかかわっているのでなないだろうか。そんなことを考えてしまう。
さて、また話がそれてしまった。話を戻そう。
この「残留農薬問題」をきっかけに、農産物に「安心・安全」を求める声が高まった。
さらに「安心・安全」=「健康」という考え方が生まれ、人々に浸透してきた。
この頃から「有機農産物」が流行るようになってきた。
<その4に続く>
この頃世の中は「デフレ」といわれ、「安い」ということが消費者に最も喜ばれることだった。スーパーを初めとする小売業界は、競って低価格を売りに消費者を呼び込もうとしていた。(当時マク○ナル○は、一個60円のハンバーガーを売り出し、業界の勝ち組になっていった。)
これは農産物にも求められたことで、スーパーなどはより原価の安い農産物を求めていった。その頃から中国などからの輸入野菜が多く店頭に並べられるようになった。輸入野菜のほうが国産野菜よりも安かったからだ。
当時の消費者にとって「安心・安全」は当たり前であって、「安い」が一番、「安心・安全」は二の次だったのである。
しかし、この風潮を一気に変化させた大事件が起こる。
中国産の冷凍ほうれん草から基準値を大幅に超える残留農薬が検出されたのだ。
このことが報道されると、中国産の輸入野菜は全く売れなくなった。
中国産というだけで「不安・危険」とイメージがついてまわったからだ。
この事件は、消費者の意識を大きく変化させた。
それまでの消費者意識は「安い」が一番だったが、この事件で「安心・安全」
こそが農産物に求めるものと気づいたのだ。
この事件を機に人々は、輸入野菜よりも国産を選ぶようになっていった。
それは今でも変わっていない。例えば取引先のスーパー店長がこう言っている。
「例えばブロッコリーなんかは、中国産は99円で国産が198円で並べたら、ほとんどのお客さんは国産198円を選ぶ。中国産は原価が安いけど、売れないんじゃ陳列スペースがもったいないからね。国産が多く出回る時は、輸入物は陳列しない。」
余談だが、この事件が発覚する前、中国に視察研修にいった知人の農家が帰ってきてからこう言っていた。
「中国の農家はすげえよ。農薬撒くのに半そで・短パン。しかも裸足でやってんだぜ。あれじゃあ体悪くしちまうよ。しかも、農薬の回数が半端じゃねえよ。『何でこんなに農薬かけんの?』ってきいたら、『これは日本用。日本人は見た目がきれいな野菜が好きなんだろ?』だってさ。こんなこと聞いちまったら中国産の野菜は食いたくなくなるよ。」
・・・中国産の残留農薬問題が報道されたのはそれからすぐのことだった。
この話を聞く限り、この問題が中国側だけの問題でない気がする。
考えてみると、バブル崩壊以前の日本人の「きれいなもの好き」のイメージが未だに中国に根強く残っているのではないだろうか。それが今の残留農薬問題に大きくかかわっているのでなないだろうか。そんなことを考えてしまう。
さて、また話がそれてしまった。話を戻そう。
この「残留農薬問題」をきっかけに、農産物に「安心・安全」を求める声が高まった。
さらに「安心・安全」=「健康」という考え方が生まれ、人々に浸透してきた。
この頃から「有機農産物」が流行るようになってきた。
<その4に続く>
