2008年11月
2008年11月24日
昨日も里芋掘って埋めてました


昨日やってた畑は交差点に面していて、信号の度に車が停車するんだが、
ドライバーが全員こっちをガン見してくる

なかには、わざわざ車を止めてカメラで撮影する人もいたので、『そんなに珍しいんかい!』って突っ込みたくなりました。
まあ、見られるのは嫌いじゃあないだけどね

でもさ、写真撮ってた人、せめて一声「撮らせてください」とか里芋を買っていくのが礼儀ってもんじゃないんですか?

でも、まあ、これで、どっかの雑誌とかに「秋の風景」とか題名付けられて載ってたら、許すけどね(笑)
日が落ちる前に作業は終了。
昨日はいい夕陽だったので写真撮ってみました↓

高圧電線の鉄塔の間に太陽が沈んでいきます。これ見ると、今日一日が終わるんだなあって気がします

里芋は親イモ(株の中心にある大きなイモ)にたくさんの子イモついて一株になっています。

でも、機械で掘り上げる過程で、親イモからバラになっちゃう子イモがあります。それは貯蔵穴に入れず、もって帰ります。
なんでかって言うと、親イモから離れた子イモは貯蔵に向かないから(貯蔵穴の中で悪くなりやすい)。
で、二日分の親イモから離れた子イモがコレ↓

テンコ盛りです。
でも、今年は少ない方かな?
ちなみに今の時期、里芋の相場が下がるのは、こういう子イモ出荷されたり、里芋を貯蔵せずに一気に出荷する生産者がいるから。
つまり大量に里芋が市場に出荷されるので、供給過剰になって相場が安くなるというわけ。
うちはこれをほとんど、贈答用やスーパーに当てます。その方が値が安定するからさ

さて、最後に昨日ブログに書いた『巨大な鎌』の写真(大きさがわかるように、軍手と収穫用の子鎌を置いてみた)。↓

でかいっしょ?
ちなみにこの大鎌で、俺が里芋の葉を相手に必殺技の練習をしていたのは内緒です

…さて、今日もがんばりますか!
2008年11月22日
『里芋貯蔵』やってます。
毎年恒例となっている、『里芋貯蔵』(通称『里芋しまい』)を今日から始めました。
『里芋貯蔵』ってのは、畑に埋まっている里芋を一度掘り出して、別の場所にまとめて保存するっていう作業なのだけれど、これがまた大変。
順を追って説明します。
まずはじめに、霜にあたって枯れた茎をでっけえ鎌で刈り取ります。↓

(ちなみに写真が遠いのは、近くによって撮影すると、「んなことやってないで、さっさと仕事しろ!」ってうちのばー様にどやされるから。遠くでこっそり撮影。)
次にトラクターで掘り上げます。↓

とにかく機械で一気に掘り上げます。
んで、次に軽トラックに掘り上げた里芋を乗せます。↓

ここは人海戦術。人数がものを言います。
バケツリレーのように運ぶとサクサク乗せれます。
んで、積み上げた里芋をユンボーで掘った貯蔵穴(通称『イモ穴』)に、里芋を入れます。
昨年までは、軽トラでイモ穴の近くに運び、ひとつひとつ丁寧にイモ穴に積み上げていったのだが、「面倒くさくね?」って話になり今年はこういう方法をとりました。↓

ダンプでドーン!
土砂のごとく一気にイモ穴に流し込みます。
もちろん後で、平らになるように積み上げます。
この方法にしたら、時間が一気に短縮。おそらく今までの2分の1以下の時間で同じ量の里芋をイモ穴に貯蔵することができたと思います。
ちなみに「一体、去年までの苦労はなんだったのだろう…」とか思っても、絶対口に出しません。
言えば凹むだけですからね(笑)
あとこれは補足ですが、積み上げるとき、ところどころに『にんにく』を小分けにして投入します。
これはネズミ予防のため。
なんか知らんが、にんにく入れとけばネズミが貯蔵してある里芋を食べに来ない。ネズミはにんにくの匂いが嫌いなのかねえ?
そして、イモ穴がいっぱいになったら、厚めのベニヤ板でイモ穴を塞ぎ、ユンボーで土をかけます。↓

これが、『里芋貯蔵』の一連の流れです。
んで、この貯蔵された里芋は年末の贈答品用に使ったり、仕事の少ない年明けにちょっとずつ掘り上げて、出荷していきます。
今年の里芋もなかなか良い出来

明日もガツガツ掘り上げます!がんばるぜィ

2008年11月21日
小学生が大根抜きに来た。

9月11日、近くの小学校の2年生達がうちで管理する畑で大根の種をまいた。
んで、それがすくすく大きくなり、本日収穫となったわけです。
小学生は種まきと収穫だけの体験。
本当は間引きとかの作業もやった方がいいのだろうけど、まあ、間引きするつもりが両方抜いちゃたなんてことになりかねないので、今回は種まきと収穫のみ。
この大根農業体験、親父が講師となり、数年前からボランティアでやっているのだが、結構楽しかったりする。
目をキラキラさせながら大根を収穫する子供達の笑顔を見ているだけで、ああ、やってよかったなあと思ってしまう。
体験を引き受けている理由は多々あるが、この体験を機に農業に目覚める子供もいるかもしれないってことを少なからず期待している。
「僕、将来農業に携わる仕事したい!」とか、
「私、農家のお嫁さんになりたい!」とか。
次世代の農業界が明るくなるようなきっかけ作り。
こういうことも、これからの農業にとっては大切なことだと思うし、必要なことだと思う。
少なくとも、「農業はダセー」とか言えないような、むしろ「農業ってカッコいい!」って価値観を子供達に持ってほしいと思うので、こういう体験はこれからも続けようと思います

さてそんな未来の農業界の希望達(小学生達)におっちゃんから頼みがある!
特に女子!
大きくなったら、
農家の嫁になってくれ!!
…TVなんかで『農家は嫁不足』なんて言われると、本当凹みます

まず農業という職業が他の職業から『農家にゃ嫁が来ねえ』とか言われない職業にならなきゃ!
むしろ『結婚したい人の職業NO.1は農業』ってなるような時代が来ることを俺は心から祈っているし、そのための努力はしていこうと思います。
…今のままじゃ、間違いなく『農家の長男』が絶滅してしまうからさ…
未来の農業界の希望達(小学生達)よ、頼むぜ!
2008年11月20日
霜が降りたらしい。
昨日、畑に行ったら里芋の葉っぱが真っ黒になっていました。
原因は霜が降りたから。
里芋の茎も倒れてきたので、これ以上里芋が大きくなることはない。
里芋は葉っぱが霜に当たるまで大きくなるので、これからは遠慮せずにガツガツ収穫できます。
一回霜が降りると畑の様子も違ってきます。
まず、霜に弱い雑草(たくさんあるが名前はわからん)は一気に枯れます。里芋の葉っぱと同じように葉っぱから茎から真っ黒け。
畑によっては、緑色の草畑だったところが、黒一色になります。
また、夏に栄華を誇ったほとんどの害虫も激減します。いても動きがトロくって捕殺しやすい。(ただアブラムシだけは耐寒性があるらしく、夏ほどではないが繁殖しやがるが

あと、野菜はこれからゆっくりとした成長になり、収穫ペースも遅くなります。ブロッコリーや葉物なんかは特にね。
その中でも、ほうれん草は寒さにあたって肉厚になるので、美味しく感じることができます。よく年末あたりからスーパーで売り始める『寒締めホウレンソウ』ってやつがそう(普通のホウレンソウと比べて、量があんまり入っていなくて値段が高い)。
ちなみに最近は強い寒さに当たらなくても『寒締めホウレンソウ』っぽく葉っぱが縮れる『寒締めホウレンソウ』専用品種もある。
俺はそんな『寒締めホウレンソウ』もどきを食べる位なら、自分で育てた普通の品種の『寒締めホウレンソウ』を食べたいと思うので、今せっせと種を播いています。もちろん年明けに販売する予定。
あ、話それた。話を戻します。
葉物やブロッコリーの成長がゆっくりになって収穫に追われることも少なくなる。つまり仕事も一段落できる。…というわけにはいかず、これからは人参や里芋、ごぼうなどの根菜類がメインになってくる。
結局、仕事の量は変わらないようにできているわけです

とりあえず、年末(12月31日)まではスーパーの出荷が続くので、ゆっくりできるのは年明けかな

今年もあと6週間。一年経つのは早いねえ…とか思いつつ、今日もがんばりますわ!
2008年11月19日
おとといの夜から昨日夕方にかけて、計5匹のコウモリを捕獲。
うちはコウモリ屋敷か!?
ども、次期コウモリ屋敷当主のA?GYOです

本当、奴らがどっから侵入してくるのかわからん。
さて、今日はちょっと感動した一品を紹介したいと思います。
それがコレ↓

『巨峰ワインビネガードレッシング 玉ねぎ入り』
このドレッシング、ばーちゃんが農協の女性部の日帰り旅行で買ってきたんだけどさ、ものすごくおいしいドレッシングなのさ

玉ねぎドレッシングは各社出しているけど、この山梨県(有)桃里庵ESの『巨峰ワインビネガードレッシング』は酸味が非常に少なくて、酸味が強いドレッシングが苦手な俺でもガツガツいけます。
ちなみにサラダだけでなく、目玉焼きにもかけてもうまい

俺はもっぱら自家製のブロッコリーでいただいてます

最近、壺にはまるようなドレッシングに会っていなかったから嬉しい発見だわ。
ばーちゃんありがとう

さて、今朝は非常に冷える。この季一番の寒さかな?
今週から相当冷えてきそうなので、風邪ひかないように気をつけなければ!
あなたも風邪ひかないように気を付けてくださいね?
