2009年03月
2009年03月26日
ども。咳が大分収まり、腹筋の筋肉痛も収まり、ちょっと腹周りが引き締まったA-GYOです。
「咳込みダイエット」…流行らんな。
さて、報告。↓

エコファーマー無事取得しました!
必要書類だして計画通りに実行するだけで認定を受けられるので今回もとってみました。
さて、今日は、「エコファーマーってなんなのさ」って話します。
エコファーマーとは、平成11年に施行された「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づき、土づくりと化学肥料・化学農薬の使用の低減を一体的に行う生産方式を導入する計画を立て、知事の認定を受けた農業者をいいます。(by農水省)
…まあ、要するに、「持続性の高い土作り(堆肥を入れるとか)をしっかりやって、そこで生産する作物に化学肥料や化学農薬をできるだけ使わないよ」って農家に、「よっしゃ、よっしゃ!その調子で安心・安全の野菜作り頑張ってくれ!それと、かっこいいマーク付けて販売有利にしていいらさ!」って県知事が農家に「あんた、環境にいい仕事してるね?」とお墨付きを認定する制度です。
まあ、ぶっちゃけ農家のメリットはエコファーマーオリジナルのマークを使えるようになるってことぐらいですが。(エコファーマーのマークは上記の認定書の写真のど真ん中にある金色のマークね。こんな証書に金かけんなよって感じですが(悪笑))
それでも、「取らねえよりは取っておいた方がいい」的な考えが働き、みんな認定とっちゃうわけです。
特に最近、「エコファーマーに認定されてるのは当たり前」みたいな空気がスーパーの地場野菜やってる農家さんたちの間にあってさ。そういうわけで今回も認定受けときました。
もっとも、みんな認定受けてるから、差別化にならない(笑)。まあ、地場野菜のスタンダードみたいな認定制度なのかな。
だからエコファーマーを全面に押し出すことはあんまりしませんよ。
勝負はやっぱ味でしょう!あと、農家のキャラクター(笑)
…つうわけで、日々美味しい野菜作りとキャラ作りにいそしむA-GYOです

さて、今日もガッツリ仕事しますか!!
行ってきまーす!

2009年03月25日
最近さ、TVや雑誌とかマスコミがすげえ農業を取り上げてるじゃん。
んで、気になっていることがあるんだ。
雑誌とかTV欄でさ、「儲かる農業」とか「農業で儲ける人」的な見出しが結構ある。
俺、この「儲ける」って表現を農業に当てはめるのがすげえ気に喰わないんだ。
皆さんは「儲ける」と「稼げる」の違いってわかりますか?
辞書で調べると両方とも、「収入を得ること」なんだけど、俺的にはこの2つはニュアンスが全然違うんだ。
俺はこういう風に考える。
「儲ける」ってのは働いた以上に収入を得ること。もしくは楽して収入を得ること。
「稼げる」ってのは働いたことに対して正当な評価がされ、対価を得ること。働いた分だけの収入を得られること。
俺さ、農業って「稼げる産業」だけど、「儲けちゃいけない産業」じゃなきゃいけないと思うんだ。
なんだろ?農業人としてのプライドっての?
コツコツコツコツ、土や自然を相手にして、そこから自分の働いたことに対して正当な評価をされて、それなりの収入を得ることが農業人としての生き方として正しいと自分では思っているからさ。
それに「お金」ってのはあくまで生活をする上での道具でしかないと俺は思うから、「儲ける」っていうとさ、なんか「お金が目的で農業してます」的なイメージが農業に付いちゃう気がするんだ。俺、農業に対して、そういう偏見を持ってほしくない。
だから「儲ける」より「稼げる」って表現の方が好きなんだ。
あ、これは人それぞれの考え方だからさ、「儲ける」「稼げる」もどっちでもいいじゃんと思えばそれまでなんだけど、出来ればマスコミには「儲ける」って表現じゃなく、「稼げる」って表現にしてほしい。
「正しい表現」、「あるべき姿の表現」、こういうのマスコミだけじゃなく、農業にとっても何気に重要なことだと思う。
さて、今日はなんか雨降りそうだから、苗の移植しよっと♪
行ってきますーす

2009年03月24日
ども。咳のしすぎで腹筋が筋肉痛のA-GYOです。
早く咳止まってほしい。
さて、昨日は一昨日を超えるものすごい強風だった。
朝方は飛行機落ちるし。風ってやつは本当におっかないよね。
んで、畑に行ったら案の定、ビニールトンネルは飛ばされてたよ。
完膚なきまでに。

この時期の一番最悪なパターンとしては、
?強風が一日中吹き荒れ、ビニールトンネルを吹っ飛ばす。風が吹いてるうちは直すこともできない。
?翌日、夜明け前に、風がピタッと止み、雲一つない青空という状態で冷え込む。
?霜が降りて全滅
…キャベツやブロッコリーは低温にあたると花芽分化起こして、「とうが立つ(つぼみができる)」状態になって、商品にならなくなる。
ちなみに、枝豆、ナス科の苗(トマト、ナス、ピーマン類)、ウリ科の苗(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ)は、一度でも霜にあたると枯れます。
だから、この時期の早播きや早定植はリスクが非常にでかいんです。
今日はまさに「最悪パターン」の状態。
枝豆定植を明後日に控えている俺としては、今年は非常に怖い天候です。
それでも、やらなきゃ!
「勝てねえかもしれねえ、でも負けねえ。」(byうしお「うしおととら」より)
こんな気持ちで、今年は黒枝豆&茶豆で勝負します!
さて、今日も元気に行きますか!!
2009年03月23日
咳が止まらねえ。

いやさ、代官山のファーマーズマーケット一日目んときに、何かの拍子に咳きこんじゃってさ。
それ以来、ずーと咳がこみ上げてくる。
咳以外全然元気だし、仕事もバリバリできるんだけど、人と話そうとすると咳がこみ上げてくる。
まるで咳が俺に「しゃべらせねーぜ」って言ってるかのような感じ。
こんな状態ではお客さんや他の農家さんやスタッフに迷惑かけちゃいそうなので、結局3日目は行かなかった(商品はこせがれネット?のスタッフが販売してくれました。本当にありがとう!!)。
なんで、こんなに咳が出んだろ?
マスクなしで『腐海』に入った覚えはねえんだけどな?
(もしかして代官山って俺にとっては『腐海』なのか?)
確か去年もこの時期に咳きこんでたような?
あれか?黄砂か?
まあ、先日病院行って咳止め薬貰ってきたので、1週間もすれば治ると思うけど。でも、マスクはずっとしてようと思う。

さて、昨日は春の嵐。風がビュンビュン吹いてた。
天気予報で「雨が降る」って言ってて降らない場合は、大抵大風が吹くものなんだ。
農家にとって、集中豪雨も怖いけど、やっぱり風が一番怖い。
なぜなら何もかも吹っ飛ばしてしまうから。
昨日は家仕事があったので畑に行ってないから、どれだけの風による被害がでているかは把握していない。だから、畑に行くのが怖い。
昨日は相当の強風だったからな?。
多分、
ビニールトンネルが全て吹っ飛ばされてるだろうな…
ブロッコリーとかキャベツとか定植したばっかりなのにさ。

ルッコラも播いたばっかりなのにさ。

でも、風が止むまで手がつけられない。

(風が吹いてん時に無理やりビニールトンネルを直そうとすると、ビニールトンネル破れちゃうのね。風の力ってハンパないよ?)
今朝の6時前なんだけど、なんかまだ外は風が相当吹いてるみたい。
いい加減、風止んでほしいです。

でも、ま、なるようにしかならないので、風が止むのをドンと構えて待とうと思います。
さて、今日も元気にスーパーの配達に行きますか!!
?お知らせ?
TBS『イブニング・ファイブ』で、『農家のこせがれネットワーク』のことを取り上げるそうです。
放送予定日は、3月23日(月)17:30頃だそうです。
興味のある方は是非見てください!
2009年03月22日
本日のお薦めの一品はこれ↓

青森のリンゴ農家「水木たける」さんのオリジナルリンゴジュース
このリンゴジュース、上原農園も出品している代官山ファーマーズマーケットで手に入る一品です。
『とにかく味にこだわって生産をしています。糖度の高い生食用リンゴを贅沢に使用した自社製のジュース。
添加物を一切使わず、伝統的な搾汁と加熱殺菌で製造しているため、季節による味の変化が楽しめます。』(by水木さん)
見た目、濃そうなイメージがあるけど、スッキリとした味とのどごし。
以前飲む機会があり、もう一度飲みたい味だったので、購入しました。
妻や子供達にも飲んでもらったが、ものすごい高評価!
妻「リンゴを丸かじりした時のあの果汁がそのままジュースになっている!こんなおいしいリンゴジュース初めて!」
4歳の長女、一口飲んで、味を確認するやいなや、そのままごくごく飲みほし「おかわり!!」
1歳半の長男無言でゴクゴク飲み干し「おーしー!!ん!!」って言いながらコップを突き出しおかわりを催促。
普段飲ませているリンゴジュースじゃ、こんなリアクションは今まで一度もなかった。
子供の舌は正直だよね。

そんな水木さんのリンゴジュース、代官山ファーマーズマーケットで販売しています!
興味のある方は、是非いらしてください!!
今日(3月22日)が最終日となっております!
<代官山ファーマーズマーケット>
会場:『イータリー代官山店』(渋谷区代官山町20-23 代官山LOVERIA 1・2F)
時間:10時30分?18時 ※雨天の場合は変更あり(売り切れ御免)
農産物を作った若手農家の紹介(農家のこせがれネットワークの情報を貼り付け)↓
■ 上原隆介(A-GYO) / 埼玉県入間市 / 里芋、人参 /
約350年に亘って17代続く農家。エコファーマー認定者。
里芋は先祖代々作り続けている作物ですが、更に半世紀かけて『味』と『食感』にこだわった農園オリジナルの種イモを開発&栽培しています。
■ 大畑直之 / 茨城県筑西市 / 椎茸 /
菌床栽培。顧客の声を聞くために、契約小売店や宅配、直売所への卸でしか販売していません。
■ 笠原秀樹 / 千葉県流山市 /
紅菜苔、のらぼう菜、ほうれん草、小松菜、卵 /
無農薬、無化学肥料で年間60品目の野菜を育てています。
採卵用の鶏の糞はそのまま堆肥化して使用することで、循環農業を展開しています。
■ 斉藤正明 / 千葉県松戸市 /
ほうれん草、アスパラ、キャベツ、ヤギリネギ、カブ /
エコファーマー。残留農薬ゼロを目標に、減農薬で、堆肥は100%有機質のぼかしをしようしています。
■ 志野佑介 / 千葉県東金市 / 赤飯、ちぢみほうれん草、赤辛味大根、
しめじ、ヤーコン、セロリ、大根、小松菜 /
少量多品種のものを無農薬、無化学肥料で栽培しています。
健康的な野菜を作るために、土作りにこだわっています。
■ 溜池算人 / 愛媛県西宇和郡 / デコポン /
「天然のハウス」と呼ばれる佐田岬にある畑の樹上で熟成させています。
収穫後6?8週間は貯蔵庫で更に熟成させ、甘酸のバランスを整えます。
それぞれの熟成度合いを見極めて食べごろのものだけを出荷しています。
■ 水木たける / 青森県弘前市 / 林檎ジュース、林檎ジャム /
とにかく味にこだわって生産をしています。
糖度の高い生食用リンゴを贅沢に使用した自社製のジュースとジャムです。
添加物を一切使わず、伝統的な搾汁と加熱殺菌で製造しているため、
季節による味の変化が楽しめます。
■ 八木岡岳暁 / 茨城県水戸市 / イチゴ、干しイチゴ /
豊かな土壌を生かすために、あえて昔ながらの土耕栽培を採用しています。
また、ミネラル豊富な地下水を利用することで、美味しいイチゴを作っています。
生産者・スタッフ一同、
みなさまのお越しをお待ちしております!