2012年03月

2012年03月24日

昨日ハウスの小松菜が収穫してて、あることに気付いた。いや、前々からなんとなーく感じていたことなんだけど、それを深く考えるきっかけがそこにあった。

これがその「きっかけ」になった現場の写真↓

komatunatozassoutoaburamusi1

左が小松菜。右がアブラナ科系の雑草(名前忘れた)。

右側の雑草に赤茶色のプツプツが見えると思うんだけど、これアブラムシなのね。

普通さ、アブラムシって、アブラナ科の植物だったら見境なくとりついてくイメージあるじゃん。
でもね、この写真を見る限り、同じアブラナ科の小松菜には一切興味なく、雑草の方に群がってる。

これ見て何を気付いたってさ、アブラムシの嗜好性は実はすげえ細かいんじゃねーかってこと

人間でも同じ野菜・穀類でも品種によって好き嫌いがあるじゃん。

米で例えるならさ、コシヒカリとタイ米ぐらいの差があったら、好き嫌い分かれるじゃん。
あれと同じことがアブラムシの世界でもあるんじゃねーかなと。

さらに言えばさ、この嗜好性は遺伝的に受け継がれるものであって、雑草好きのアブラムシの子供は雑草好きになるんじゃないのかなと。
だから、繁殖してもすぐ近くにある小松菜に害を与えない。

この考え方でいくと、アブラムシの種類の分岐点っていうのは、大部分で食べ物の嗜好性によって変化していったんじゃねーのかなと。
だから、アブラムシの種類は食べ物の種類の数だけ広がって可能性があるなと。

この考え方をちょいと別の視点から考えると、害虫が食べたら死ぬっていう遺伝子に組み換え作物も、もしかしたら万能じゃなくて、その「食べたら死ぬ」っていう遺伝子が大好きな害虫も今後発生してくるんじゃねーのかなと思った次第でございます。


で、結局今日は何が言いたいってさ、


そんなこと考えながら仕事するのは楽しいなって話ですw



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:19│コメント(0)トラックバック(0)つぶやき | 蟲(むし)

2012年03月23日

告知~♪

今週末3月25日(日)に下北沢ママンカ市場に出店します♪

場所:下北沢 真竜寺  (下北沢北口から徒歩5分)

日時:3月25日(日)11:00~16:00

詳しくはこちら→
ママンカ市場


今回のお野菜は、里芋、人参、ゴボウ、小松菜、葉付き大根、チンゲンサイ、ラディッシュetcを予定。

俺にとってママンカ市場は『楽しみ9:販売1』なので、楽しんでこようと思います(笑)


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:58│コメント(0)トラックバック(0)お知らせ │

2012年03月22日

昨日はアライグマ捕獲罠の設置研修を受けてきました。

市内でもちらほら被害が報告され始めてきたというアライグマ。
それが繁殖して家屋の破壊(屋根裏や壁に巣くい糞尿まみれにする)や農産物に大きな被害が出ないうちに駆除しなければ!

そこで登場するのが、『箱罠』です。

左が「踏み板」式、右が「釣り餌」式の箱罠↓

araigumahokakuwana1

踏み板式は罠の中の金属製の板を踏むと出入り口が閉まる構造。

釣り餌式は罠の中の餌をとろうとすると出入り口が閉まる構造。

この2種類がアライグマを捕獲する罠の主流です。

これを地区内で獣害に悩まされてる家の庭に設置↓

araigumahokakuwana2

ここでポイントになるのは、アライグマが警戒を解くように、始めの2回はワザと罠が作動しないようにしてアライグマに餌を食べてもらうこと。

どんな動物も始めは非常に警戒するんだけど、一度安全だと思うと警戒せずに躊躇なく箱罠に入ってくれる。

で、1回、2回と簡単に餌がとれると思わせといて3回目で罠を発動させる。
これで、ほぼ確実に捕獲できる。

ただし、一回でも失敗する(逃げ出す)と学習して、2度と罠には引っ掛からないので注意が必要

アライグマ捕獲は確実に一発で仕留めることが重要なんです!

ちなみに罠に使用する餌は「ベビースターラーメン(チキン)」「キャラメルコーン」「ドーナツ」など油を使ったお菓子。アライグマはこれらが大好物らしいです(笑)

これから繁殖期を迎えるアライグマ。
何としても抑え込みたいものです。

皆さんもアライグマ見かけたら、各自治体(市町村の農政課等)に連絡入れてください。
目撃情報が駆除の第一歩です!!よろしくお願いいたします。


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:10│コメント(0)トラックバック(0)勉強 | 技術

2012年03月20日

枝豆の定植2発目。

今回は3月3日播きの「福だるま」。
電熱線で育苗して播種から2週間ちょいでこのくらい↓

hukudarumateishokuhausu1

本葉が2枚~3枚ぐらい開いた若苗を定植。見た目小さいですが、根はセルトレーからはみ出すぐらいしっかり出てます。↓

hukudarumateishouhausu2


これをハウス内に定植(マルチは9215)。

今年は本当に冬が長くて、『春分』前の南風(「春一番」)は吹かないみたい。
普段よりずっと遅れて梅がようやく咲いてきた。

低温着莢性をウリにしている「福だるま」の真価が問われます。
今から収穫が楽しみ♪


「暑さ寒さも彼岸まで」というから、ここから一気に暖かくなってくれるといいなあ。





A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:58│コメント(0)トラックバック(0)農作業ネタ | 品種雑感

2012年03月16日

ようやく梅の花がちらほら咲きだした。今年は本当に春が遅い。

大体うちは梅の花の開花を基準として色々な種を蒔き始めるのだが、今年は半月以上遅い。
まあ、寒さにあたって育苗失敗するよりはマシなので、これはこれでいいのかなと思ってたりしている。


さて、今年上原農園では特に力を入れる作物の一つとして『キュウリ』をチョイスしてます。
理由は「お客さんからのリクエストが多い」から。

去年もハウスの端っこや畑に少量作っていたのだが、全然足りず、いっそのこと今年はハウス1棟キュウリにしちゃおうと。そういう勢いw

まあ、いままでキュウリの栽培は本格的にやっていないので、毎日この本読んで、栽培のイメージを膨らませてます。↓

kyuurinosagyoubennrichou1


『キュウリの作業便利帳』  白木己歳 著  (農文協 1,857円+税)

基本的な事をおさえつつ、かなり専門的&細かいことも書いてあるのでとっても面白い!
これ読んでキュウリ栽培の技術をあげていきたいと思います♪

しかしな~、昨年まで、夏と言えば毎日枝豆とトマトの収穫がメチャ忙しい一日のタイムテーブルに、『キュウリの収穫』をどうやってねじ込むか。

それが一番の課題だったりする(笑汗)

やっぱ、キュウリと枝豆とトマトの収穫ピークが重ならないような作型にするのが一番かな。
そうすると夏の前半はキュウリ&枝豆で後半トマトでいくか。そうすれば、他の人とカチ合わないですみそうだし。

とりあえず、今日からキュウリの種まき開始だ!



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:19│コメント(2)トラックバック(0)上原農園の野菜 |