2010年07月29日
7月27日午前0時。口蹄疫による宮崎県の移動制限が全面解除された。
まだ油断できないが、これは一つの区切りであるし、宮崎の復興の第一歩だと思う。
口蹄疫が発生してから約3カ月。
その間、様々なことが起こり、様々な問題が生まれた。
その問題一つ一つは今後必ず解決しなければならないことだ。
今の世代、そして次世代のために。
今回、口蹄疫に関して色々思うところはあるが、今、一番思うことは、インターネットの力がとても強いものになっているなということである。
今までの報道ってのはさ、TVなどマスコミからの一方的な情報が世論を作っていた。
が、今回の口蹄疫に関していえば、世論はネットが作りだしていた気がする。
だってさ、今まで家畜の病気に関する問題が出てきた時、国民はその病気がでた家畜を避ける、まあ風評被害ってのが必ず出て、その風評被害は長い間続いていた。
BSEの時とかさ、特にそうだったじゃん。
だけど、今回の口蹄疫に関しては、風評被害どころか、宮崎頑張ろうぜ!って流れに世論はなった。募金や宮崎の農産物の人気がその証拠だ。
こういう流れになったのは、ネット、特にブログなどを介して現場の人間からの情報が多くの人に知られることによって、それに同調する多くの人が「宮崎応援しようぜ!」ってそれをさらに多くの人に伝えたからだと思う。
つまり、マスコミ依存の報道情報よりも現場の人間が発信する情報の方が多くの人に受け入れられた結果なんじゃねーかと思うんだ。
今までの報道ってのは、現場の声をマスコミというフィルターに通して国民に報道していたから、マスコミの意図する報道しかされない状態だったと思う。
でも、これだけネットが普及して、現場の人間が直で多くの人に情報を伝えられる環境が整うと、多くの人が現場の人間の本音の声を聞いて、自分自身で情報を処理してその事柄について深く考えることができるようになったのかなと俺は思う。
さて、これを踏まえて、本日の本題に話をつなげてみよう。
今まで農業ってのはさ、情報に対して閉鎖的で、農業者の側から声をあげるってのはまずなかった。あっても極々小さい声。
だから、例え農政が農家にとって厳しい政策をとっても、農家個人がその不満を外に出さず、内輪で口を言い合ってそれで終わりにしてた。
すると、政府は不満の声があまり出ない=受け入れられていると勘違いして、机上で考えられた農家のための農政が、実は農家にとっては不満だらけの政策ってのを知らないで、とんでもない方向を向いた農政を次々に施行していった。
んで、今の農業の衰退につながったのかなと思うんだ。
だから、農家は一概に「農政が悪い」とか言ってるんじゃなくて、「声をあげて来なかった俺ら農家も悪いじゃねーか。」と考えてもいいのかなって思う。
そりゃあ、声上げて農政に嫌われるのが嫌だって人はいるかもしれないけど、本来農政ってのは農業に携わる人を助けるような農政でなくてはならないものだから、嫌われる云々とかってことは、ただの妄想に過ぎねーと思うんだわ。
だから、これからの農業に携わる人ってのは、農政に対して自分の考えをしっかりもって、それを発信していかなきゃならねーと思うんだ。
そうしなきゃ、農政はいつまでたっても現場の考えを知ることはないし、農業者自身も自分自身が農業をやりやすい環境をいつまでたっても構築出来ない。
だから、俺はさ、農業に携わる人は自分のブログをもって、自分の考えを遠慮なく多くの人に発信すべきだと思っている。「今の農政、ここはいいけど、ここはイマイチだよね」ってさ。んで、それを多くの人が「ふーんそうなんだ~」って思ってくれれば、それが一つの世論になる。つまり、それがより良い農政に対しての議論につながっていくんじゃねーかなってさ。
あ、それと、最近、俺のブログで口蹄疫に関しての話題が少なくなっていたのは、ぶっちゃけ「あんまり個人攻撃するといらぬ災いまで呼び寄せいるぞ。野菜生産者は口蹄疫にはあまり踏み込むな」ってなことを俺が尊敬するある人から言われたから。
確かに、過去記事読むと、個人攻撃になっていた。これはすげえ反省すべきこと。
こういうことは、個人攻撃せずに、今現在の問題点を冷静にあぶり出して、そこを改善するためにはどうしたらいいかってことを考えるべきだったなと。でも、その時はどうしても感情的にブログを書いてしまうだろうから、俺の心が冷静に判断できるまでは口蹄疫に関しての思うことはあえて書かないようにしていた。これは俺の未熟さを抑えるための行動だし、でも、これはこれでで反省すべきことだと思う。
もっとも、口蹄疫に関しては、農業に携わる者として、関係ないじゃ済まされねーと思うけどさ。
畜産の糞尿ってのは、たい肥になるのは皆知ってると思うけど、もしも、そのたい肥分が手に入らなくなって、化学肥料や緑肥、その他肥料に代替したとしたら、資材費は相当高くなるし、全国的に畜産の糞尿分が不足したら、代替肥料の価格が高騰するのは火を見るより明らか。
つまり、なんだかんだ言っても、野菜と畜産は関係しているわけだ。
だからこそ、「自分は野菜しか作らないから、畜産なんて関係ねーよ」なんて無責任なこと、俺は言いたくない。だから、これからも農業関係については色んな視点から切りこんだブログを書いていきたいと思います。
なんか、宣言みてえな本日のネタになってしまったけど、まあ、あれだ、
農業人はブログやっとけ!!ってことです。
一人一人は小さな力だけど、集まれば大きな力となる。
農業を思うのならば、そして農業で生計を立てていくのならば、自分の考えは発信しようぜ!!
久しぶりの長文、ここまで読んでくれた方、どうもありがとうございます!!
まだ油断できないが、これは一つの区切りであるし、宮崎の復興の第一歩だと思う。
口蹄疫が発生してから約3カ月。
その間、様々なことが起こり、様々な問題が生まれた。
その問題一つ一つは今後必ず解決しなければならないことだ。
今の世代、そして次世代のために。
今回、口蹄疫に関して色々思うところはあるが、今、一番思うことは、インターネットの力がとても強いものになっているなということである。
今までの報道ってのはさ、TVなどマスコミからの一方的な情報が世論を作っていた。
が、今回の口蹄疫に関していえば、世論はネットが作りだしていた気がする。
だってさ、今まで家畜の病気に関する問題が出てきた時、国民はその病気がでた家畜を避ける、まあ風評被害ってのが必ず出て、その風評被害は長い間続いていた。
BSEの時とかさ、特にそうだったじゃん。
だけど、今回の口蹄疫に関しては、風評被害どころか、宮崎頑張ろうぜ!って流れに世論はなった。募金や宮崎の農産物の人気がその証拠だ。
こういう流れになったのは、ネット、特にブログなどを介して現場の人間からの情報が多くの人に知られることによって、それに同調する多くの人が「宮崎応援しようぜ!」ってそれをさらに多くの人に伝えたからだと思う。
つまり、マスコミ依存の報道情報よりも現場の人間が発信する情報の方が多くの人に受け入れられた結果なんじゃねーかと思うんだ。
今までの報道ってのは、現場の声をマスコミというフィルターに通して国民に報道していたから、マスコミの意図する報道しかされない状態だったと思う。
でも、これだけネットが普及して、現場の人間が直で多くの人に情報を伝えられる環境が整うと、多くの人が現場の人間の本音の声を聞いて、自分自身で情報を処理してその事柄について深く考えることができるようになったのかなと俺は思う。
さて、これを踏まえて、本日の本題に話をつなげてみよう。
今まで農業ってのはさ、情報に対して閉鎖的で、農業者の側から声をあげるってのはまずなかった。あっても極々小さい声。
だから、例え農政が農家にとって厳しい政策をとっても、農家個人がその不満を外に出さず、内輪で口を言い合ってそれで終わりにしてた。
すると、政府は不満の声があまり出ない=受け入れられていると勘違いして、机上で考えられた農家のための農政が、実は農家にとっては不満だらけの政策ってのを知らないで、とんでもない方向を向いた農政を次々に施行していった。
んで、今の農業の衰退につながったのかなと思うんだ。
だから、農家は一概に「農政が悪い」とか言ってるんじゃなくて、「声をあげて来なかった俺ら農家も悪いじゃねーか。」と考えてもいいのかなって思う。
そりゃあ、声上げて農政に嫌われるのが嫌だって人はいるかもしれないけど、本来農政ってのは農業に携わる人を助けるような農政でなくてはならないものだから、嫌われる云々とかってことは、ただの妄想に過ぎねーと思うんだわ。
だから、これからの農業に携わる人ってのは、農政に対して自分の考えをしっかりもって、それを発信していかなきゃならねーと思うんだ。
そうしなきゃ、農政はいつまでたっても現場の考えを知ることはないし、農業者自身も自分自身が農業をやりやすい環境をいつまでたっても構築出来ない。
だから、俺はさ、農業に携わる人は自分のブログをもって、自分の考えを遠慮なく多くの人に発信すべきだと思っている。「今の農政、ここはいいけど、ここはイマイチだよね」ってさ。んで、それを多くの人が「ふーんそうなんだ~」って思ってくれれば、それが一つの世論になる。つまり、それがより良い農政に対しての議論につながっていくんじゃねーかなってさ。
あ、それと、最近、俺のブログで口蹄疫に関しての話題が少なくなっていたのは、ぶっちゃけ「あんまり個人攻撃するといらぬ災いまで呼び寄せいるぞ。野菜生産者は口蹄疫にはあまり踏み込むな」ってなことを俺が尊敬するある人から言われたから。
確かに、過去記事読むと、個人攻撃になっていた。これはすげえ反省すべきこと。
こういうことは、個人攻撃せずに、今現在の問題点を冷静にあぶり出して、そこを改善するためにはどうしたらいいかってことを考えるべきだったなと。でも、その時はどうしても感情的にブログを書いてしまうだろうから、俺の心が冷静に判断できるまでは口蹄疫に関しての思うことはあえて書かないようにしていた。これは俺の未熟さを抑えるための行動だし、でも、これはこれでで反省すべきことだと思う。
もっとも、口蹄疫に関しては、農業に携わる者として、関係ないじゃ済まされねーと思うけどさ。
畜産の糞尿ってのは、たい肥になるのは皆知ってると思うけど、もしも、そのたい肥分が手に入らなくなって、化学肥料や緑肥、その他肥料に代替したとしたら、資材費は相当高くなるし、全国的に畜産の糞尿分が不足したら、代替肥料の価格が高騰するのは火を見るより明らか。
つまり、なんだかんだ言っても、野菜と畜産は関係しているわけだ。
だからこそ、「自分は野菜しか作らないから、畜産なんて関係ねーよ」なんて無責任なこと、俺は言いたくない。だから、これからも農業関係については色んな視点から切りこんだブログを書いていきたいと思います。
なんか、宣言みてえな本日のネタになってしまったけど、まあ、あれだ、
農業人はブログやっとけ!!ってことです。
一人一人は小さな力だけど、集まれば大きな力となる。
農業を思うのならば、そして農業で生計を立てていくのならば、自分の考えは発信しようぜ!!
久しぶりの長文、ここまで読んでくれた方、どうもありがとうございます!!
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この記事へのコメント
1. Posted by うちやま 2010年07月30日 00:42

そして、農業者の意思表示の手段としてのブログ、これ大事ですよね。A-GYOさんみたいにはっきりとは書ききれないですけど…。
2. Posted by A-GYO 2010年08月01日 05:32
>うちやま様
コメントありがとうございます!
誰が悪いってそこばっか言ってちゃ、何もよくないことを、今回非常に反省しております。
んで、問題の原因とその対策、解決するにはどうしたらいいかを考えることが大切だなと。
まあ、その考えをそのままブログに書くとかどが立つん場合もあるので、その辺りの判断は個人に任せるのがいいのかな~と思います。
私もその辺の判断センスを磨く必要がありそうです(汗)
コメントありがとうございます!
誰が悪いってそこばっか言ってちゃ、何もよくないことを、今回非常に反省しております。
んで、問題の原因とその対策、解決するにはどうしたらいいかを考えることが大切だなと。
まあ、その考えをそのままブログに書くとかどが立つん場合もあるので、その辺りの判断は個人に任せるのがいいのかな~と思います。
私もその辺の判断センスを磨く必要がありそうです(汗)