2010年07月31日

「いっけな~い!遅刻しちゃう☆」ってパンをくわえて走って、かどで素敵な人とぶつかって恋が生まれる的な恋愛にあこがれてていたあの頃。

まあ、そんなことは実際そうそう起こりません。
せいぜい素敵な人のかわりに一時停止しなかった車にぶつかるぐらいが関の山。

でもね、先日、冒頭のような『素敵』な出会いがありました。


軽トラの窓を全開に開けて畑に向かって走っていたんです。

そしたらね、窓から何かが飛び込んできて、肩にバチコ~ン☆って当たってきたんだ。

やべえ、ここでまさかの運命の出会い?

アリエッティ?アリエッティなのか!?

とか思って、運転しつつ肩をチラ見したらさ、俺の肩にしがみついてるんです。

アリエッティではなく、


キイロスズメバチが☆


しかも、口にはパンではなく、



何かの肉団子(薄緑色)をくわえて☆


ヤベーよ、これ。

やつ、俺をガン見してるよ。


しかも、奴の周りには、肉団子がぶつかった拍子に砕けて、俺の二の腕や飛散。それどころか、奴の顔面まで肉団子ついてるし・・・(汗)

まさに、

『かどでアリエッティが「アン♡」ってぶつかり運命の素敵な出会い』どころか、


通りすがりのヤンキーにぶつかった揚句、持ってた缶ジュースがこぼれてヤンキーの制服にかけちゃって「ア゛ァ゛ン!?」って睨まれた的な出会いだよ?

素敵っていうか、素で敵な出会いがそこにあったわけです。


どうする俺?どうする俺?

そういう状況下で、俺の脳内に様々な選択肢が浮かび上がるドラムロールが出現し回転。


1、謝る?


2、とりあえず無視?


3、肉団子を集めて渡す?


4、とりあえず、この肉団子の『原料』は何か聞いてみる?



運転しながら、脳内ドラムロールで様々な選択肢を回しつつ、スズメバチの動向をうかがうドキドキの31歳の夏☆

正直、そんなドキドキの夏はいりませんって話です。


そして、スズメバチを肩に乗せつつ、脳内ドラムロールの回転が止まらないまま畑までドライブ。


畑までの道中、スズメバチはウロウロしながら肘のあたりまでに移動しつつも、「おう、この肉団子の落とし前、どうつけてくれんだ?ああん?(怒)」って俺から視線を外さない。

それどころか、なんかお尻を振りだす始末。

え、何その仕草?


刺すの?刺す気なの?


俺の脳内パニックはピークに。


そういう状況で畑に到着。
んで、脳内パニックのまま、そーっとドアをあけ、俺は車を降りた。

畑におりたその瞬間、俺の脳内のアリエッティが叫んだんだ。


「思いだして!A-GYO!

ここはあなたのフィールドの畑だよ?あなたがこの畑の主『A-GYO』だよ?

この畑というフィールドでは弱肉強食。
強ければ生き、弱ければ死ぬ。
あなたはその生存競争下で腹くくって農業やってるわけで、畑では常に最強でいたいんでしょ?」


アリエッティに励まされた俺。

「そうだ、俺は最強!この畑というフィールドでは最強でいなければならないんだ!」

そこで、脳内ドラムロール停止。選択肢決定☆

そして、俺は腹をくくり、脳内ドラムロールで決定した選択肢を実行☆


俺がキイロズズメバチに対してとったその選択肢は、


デコピンでジョジョっぽく「オラァ!」って攻撃☆


俺の生命を脅かす生物に対しては全力で対処!

基本ジョジョ立ち。

からの~

『スタープラチナ・ザ・ワールド』!!!(デコピン)。


俺の『スタープラチナ・ザ・ワールド』的なデコピン喰らった奴はそのまま逃走。

俺、キイロスズメバチに勝ちました♪
やっぱさ、どんな生物も腹くくった奴は強いんです。

まあ、指先に奴がくわえていた緑の肉団子がついてちょっと精神的にダメージ喰らったけどね☆


車中じゃ弱々だけど、畑じゃ常に最強でありたい俺。
ありがとう、脳内アリエッティ!あなたのおかげで俺、頑張れました!!

あ、まだ映画観てねえケド。


そんな気温37℃超えてた夏の暑い日の出来事でした。


ああ、本当に、ぶつかったのが、



オオスズメバチじゃなくて良かった☆



A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 05:40│コメント(0)トラックバック(0)畑での出来事 | 蟲(むし)

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