2011年09月28日
野菜の価格が高騰しているとニュースで見た。
野菜は需要と供給で変動する『商品』。流通量が少なくなれば値段は高くなり、産地廃棄するほど流通すれば安くなるし。
毎年数回はこの手のニュースを見るが、特にここ2,3年は気象が大きく振れているので、なんだか見慣れてきてしまった感がある。
先日畑で行き会った『農業一筋60年』のおじいちゃんと話していたら、「ここ10年の気候は異常続きで「異常が当たり前」になってて今まで通りの管理じゃ上手く育たねーんだよなー」とぼやいてました。
就農して9年、『農業一筋60年』のおじいちゃんから比べればひよっこの俺だけど、去年、今年は特にひどいかなと感じてる。
特に今までありえなかったくらい頻発する集中豪雨や、今年9月に来た台風12号や15号の強風に対しては、普段やらないような野菜管理が必要になっていた。
これって結構怖いことじゃないだろうか。
もしかしたら、これから数年の間に過去30年間で培った野菜栽培技術が通用しない異常気象がくるかもしれない。
そうと仮定すると、『異常気象用の栽培技術の確立』が必要になってくるのかなと。
100%被害を防ぐことはできないけど、できるだけ被害を受けないような野菜の『減災技術』ってのを今から考えてあわよくば身につけておかなければ。
「転ばぬ先の杖」という言葉もある。「備えあれば憂いなし」という言葉もある。
想定外で言い逃れしてるどっかの奴らみたいに責任転嫁できないし、やったらかっこ悪いじゃん。
今から来年の異常気象に対応すべく、畑管理や栽培技術の情報収集をしっかりしていきたいと思います。
さて、俺の「想定(イメージ)」力の試される時だな(笑)