2012年10月15日

毎年この時期になるとカマキリがウロウロしている。

不幸にも車でひかれちゃったりす輩もいるのだが、時々その亡骸の近くに長細いミミズみたいな紐が干からびてたりする。↓

hariganemusi1

実はこれ、「ハリガネムシ」っていうカマキリの寄生虫。
体長はカマキリより長いが、上手にカマキリのお腹の中に寄生してるのだが、宿主が死ぬと出てくるが、大抵すぐ干からびちゃう。

寄生虫というとなんとなく嫌なイメージが付きまとうが、生物として、その生態になるまでに進化する過程はすげえなあと。

なんで、よりによってカマキリに寄生する生態になったの?とか、すごい不思議に想う。
でも、きっと俺に想像もつかない過程を経て、こういう進化を遂げたのだろうと思うと、一つの生物として、「種」としての生き様としてすげえなあと思うのである。

たぶん、身の回りの人間にとっては面白い生態の生物も、色んな過程があって今現在の生物の生態になったと考えると、それをアレコレ想像するのも楽しい。

上記の「ハリガネムシ」もそう。
一体どういう経緯でカマキリのお腹に寄生するという生態になったのかの過程を想像してみると、小説一本書けちゃうくらいの面白さ。
秋の夜長に無駄に想像してみるのもまた一興だと思う。


しかしな、「ハリガネムシ」からしたら「なんで『ハリガネムシ』なんて名を付けんねん!もっとこうカッコイイ名前なかったんか!!」って言われそう。多分、そういう生物他にも多々いるw


ちなみに、ハリガネムシはその昔拷問に使われたことがあるんだって。
どう使うかは、昔週刊少年ジャンプで連載してた「BOY」ってマンガ見てください。
結構えげつないです。








A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 06:06│コメント(3)蟲(むし) | 生物

この記事へのコメント

1. Posted by すずめちゃん   2012年10月17日 02:57
うちでも最近カマキリを見かけますが、季節だったんですね。
専用?寄生虫がいたなんて、びっくり&勉強になりました。本当に不思議です。ありがとうございました。
2. Posted by A-GYO   2012年10月18日 06:17
>すずめちゃん様

コメントありがとうございます!
私もこの事実を知った時は衝撃を受けましたw
まあ、どんな生物も何かに「寄生」されて生きていると言われてますから、カマキリに寄生する寄生虫がいるのもうなずけるんですよね。
3. Posted by santa   2013年04月10日 14:48
5 偉大なブログ。

コメントする

名前
 
  絵文字