2013年06月22日

昨日のキャベツの話の続き。

「年内収穫のキャベツは作らないの?」これは僕に対する友人の素朴な疑問。
なぜ僕は年明け品種だけで、年内収穫品種をやらないのか?

これはズバリ、他の作物との兼ね合いです。
僕は年内はブロッコリー、年明けはキャベツの収穫に集中できるようにするためです。

実はね、当初はキャベツを一切作らずに、年明け以降もブロッコリーを収穫したかった。
だが、うちの地区は周りの地区と比べてより寒いので、年明け収穫のブロッコリーはリスクが高い作型ということがわかりまして。

で、栽培リスクの少ない年明けのキャベツを年明けブロッコリーの代わりに栽培しようと思ったのが年明け収穫できるキャベツを栽培したきっかけだったわけ。だから年内収穫のキャベツという選択肢はないのです。
つまり早い話、僕にとってキャベツはあくまでブロッコリーの代打としての作付け起用だった。

でも、数年栽培して気付いたのだが、キャベツは年内よりも年明けのほうが単価が高く、年明け収穫のキャベツは非常に優秀な作型だった。
で、それを踏まえて、今年は本格的に年明け収穫用のキャベツを栽培しようと思って、色々な品種を調べているというわけです。

スーパーの地場野菜コーナーへの出荷で生計立ててるわが上原農園。
お店から借りているスペースは決して広いとは言えない。
つまり、限られた売り場でどれだけ稼げるかが、この販売手段では重要。

そうなると、「コンパクト」で「単価が高い」作物が優良な作物になるわけです。
その点ではキャベツはブロッコリーよりも劣るんだけど、「モノがなければスペースもへったくれもない」ということで、今年は年明けキャベツを代打としてでなく、スタメン、本気モードでガッツリ作りたいと思います。

よーし、しっかり育てるぞー!!




A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 18:41│コメント(2)トラックバック(0)経営論 | 考察

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この記事へのコメント

1. Posted by 畜産   2013年06月23日 21:32
5 タキイの彩音を3月穫り狙って結球させずに見事に花を咲かせました。
技術不足とは恐ろしいものです。
今年は結球するかドキドキするのもなんなので、
畑に長期間置いておける品種にしようかと考えてます。
収穫期間が長いのも年明け狙いのええとこですよね。
2. Posted by A-GYO   2013年06月29日 21:19
>畜産さま

コメントありがとうございます!
3月収穫のキャベツはかなり難しいですね(汗)僕はリスク高いのでその作型には手を出せません(大汗)

年明け収穫のキャベツは12月中旬に収穫できる大きさまでに成長させておけば、あとは年明けでもゆっくり収穫できるので、そちらの作型をおすすめします。
寒さに強さだけを選ぶなら、耐寒大御所って品種がおすすめ。ただ葉の枚数が少なく、巻きが緩いですが♪

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