食の安全を考えよう!

2011年06月04日

昨日のブログで紹介した
『農地土壌中の放射性セシウムの野菜類と果実類への移行について』
をさ、農林水産省のHPで見た後に、色々農林水産省のHP見てたらさ、

原発問題で揺れてるこの時期に、農林水産省が『遺伝子組換えセイヨウナタネ、トウモロコシ及びワタの第一種使用等に関する承認に先立っての意見・情報』っての募集してた。

まあ、本来であれば国民的議論に発展してもおかしくない事案ですが、原発問題が終息しない今、それを望むことは難しいのかなと。

まあ、震災復興、原発問題だけやってればいいなんて省庁はどこにもないから、こういう意見を国民から募集してるのは当たり前なんだけどさ。まあ、時期がね、あんま、ね。

まあ、その辺の話は置いといてだ、どっちかっていうと、遺伝子組み換え作物に否定的な俺。
とりあえず、こんな意見送っておきました。(原文コピペ)↓

『遺伝子組み換え作物の種のメーカー、及び販売事業者、及びそれに準ずる事業者は、遺伝子組み換え作物の種を購入した者、及び遺伝子組み換え作物の種を購入していない者に対して、一切の訴訟を行うことができないものとする。』

『万が一、遺伝子組み換え作物が生態系にわずかでも影響を与えたと、研究機関、農業生産者、及び生活者が認めた場合、遺伝子組み換え作物のメーカー、及び販売事業者、及びそれに準ずる事業者は、元の生態系に戻すまで全ての責任を負うものとする。また、遺伝子組み換え作物原因で生じた経済的損害も全て負うものとする。』

以上2点の条文は、もし仮に法整備する場合条文に盛り込むべき。つまりは遺伝子組み換え作物を使用しない農業事業者の利益を最大限に守るべき。別に遺伝子組み換え作物なんてなくても、農産物は生産できるのだから。
ハッキリいって、農薬をセット販売促進を図ることを目的に作られた遺伝子組み換え作物なんて邪魔。

って意見を送信しときました。

乱文だし、読みにくいかも知れんが、まあ、あくまでイチ意見として農林水産省の方なら見てくれるよね。
意見も言わずにあーだこーだ言うのもアレだしね。

訴訟も嫌だし。
害虫の進化も怖いしね。

ちなみに、
先日このブログで紹介した宮崎駿の『シュナの旅』って本を見てから、作中に出てくる大きな光と緑の巨人が遺伝子組み換え作物メーカーに見えてならない。

遺伝子組み換えに興味のある人にも、『シュナの旅』はおススメです。


A-GYO(エイギョウ)agyonoudennki at 07:47│コメント(0)トラックバック(0)

2008年10月28日



食品への不安が増している。

ここのところ食品に間する不安が確実に増している。
特に『冷凍いんげん』あたりから、毎日のように食品への不安を煽るような報道がされている気がする。

そんな中、先日ニュースで知ったのが、小売業者に対して商品への異物混入をにおわせ、現金を脅しとろうとした者が警察に逮捕されている。

食品への不安が広がっている今、各小売業はこういった不届き者に対しては毅然とした態度をとり、また、報道もそういう不届き者の逮捕のニュースは犯罪の抑止策として流すべきだと俺は思う。


『何を信じて食べ物を買えばいいのかわからない。』
これは、あるニュースのインタビューに答えた主婦のコメントである。


こんなコメントがなくなるような、安心できる食品を買えるときは一体いつになるのだろう…

食料に対しての不安はあってはいけないものだと俺は思います。




at 06:11│コメント(0)

2008年09月08日


「食品偽装はもういい」って言ってんのに!

大阪市北区の米粉加工販売会社「三笠フーズ」が発がん性のカビが生えたりして食料にできない『事故米』を食用に不正転売した問題。

本当に、いいかげんにしてもらいたい。

しかも、証言も二転三転、偽装がばれてんのに言い訳や嘘を並べるその姿勢が本当に腹立たしい。

コメが原料になっている、様々な加工業者にどれだけ迷惑かけていると思っているのか!

早く、納入先とか公表しなければ、『コメ』に対しての風評被害が広がるだけ。

農林水産省も、三笠フーズも納入先とか早く公表してくれ!
関係ない加工業者や、小売業者がそれが一番安心する情報なのだから。

だいたい農林水産省も、不必要なミニマムアクセス米の事故米を輸入してっからこういうことになるんだ!


後手後手に回っている対応の悪さを見ると、本当に自分の都合しか考えていないんだなと思う。「三笠フーズ」も「農林水産省」も。

とにかく、事故米に関する情報を公開してください。
それが、コメにかかわる全ての人への『最低限の必要行動』と思う。

もう、本当に腹立つわ。


at 06:50│コメント(0)

2008年04月15日


あなたは自分が住んでいる都道府県の食料自給率を知っていますか?

このブログで『鎖国すれば自給率100%になる』って俺言ってきました。

「そんなこと無理」

まあ、当たり前です。他の国ともうまくやっていかなきゃね。

でも、食料自給率が低いってことを自覚している人を今以上に増やすにはどうしたらいいか考えてみました。

で、こうなりました。


『各都道府県ごとに鎖国してみよう!』

ここに平成18年度の各都道府県ごとの食料自給率の資料があります。

ランキング形式で順位を発表してみましょう。
まずは上位3位の発票。

食料自給率第1位は…

北海道 195%

さすが主要農業県。広大な面積を背景にぶっちぎりの1位です。
地球温暖化によって、積雪期間が短くなれば更なる増産も期待できます。


第2位は…

秋田県 174%

これは米どころ秋田県がランクイン。生産量にたいして人口が少ないことが2位という結果を引き寄せました。


第3位は…

山形県 132%

2位の秋田県との差が42ポイントですが、100%以上の自給率。生産量と人口比率のバランスが取れています。


ちなみに自給率100%以上の県はわずか5県のみ
他の2県は青森県(118%)と岩手県(105%)。

米どころ新潟はわずかに1ポイント足りずに自給率99%。


さて、次は食料自給率ワースト1の発表です。

不名誉な食料自給率ワースト第一位は…

東京都 1%


…もう、皆さん、発表する前からわかりきっていましたよね。
ちなみに自給率ワースト2位は大阪府2%、3位は神奈川県 3%

大都市が自給率と同じで自給率ワースト1,2,3を独占です。

人口が多いのに食料生産地が少ないことが原因。
ちなみに我が埼玉県は自給率11%で4位。
俺、もっと頑張らなきゃ!


各都道府県ごとに鎖国したら、大都市はすぐに食糧難で崩壊するのは目に見えている。
「食料なんて輸入すりゃいいじゃん!」って考えの皆さん、日本国内で例えたら、少しは食料自給率がいかに大切かがわかるでしょう?

金があったって、食糧なければ人間生きられませんよ。


食料自給率UP。その考えが日本国民全体に広がってくれるといいなあ。

以下は各都道府県自給率表。自分の住んでいるところの自給率をチェックして自給率の大切さを認識して下さい。(ワースト順)

東京(1%)、大阪(2%)、神奈川(3%)、埼玉(11%)、愛知(13%)、京都(13%)、奈良(15%)、兵庫(16%)、静岡(18%)、福岡(19%)、山梨(20%)、広島(23%)、岐阜(25%)、千葉(28%)、沖縄(28%)、和歌山(29%)山口(31%)、群馬(34%)、香川(36%)、愛媛(37%)、長崎(38%)、岡山(39%)、三重(44%)、大分(44%)、徳島(45%)、高知(45%)、石川(49%)、滋賀(51%)、長野(53%)、熊本(56%)、鳥取(60%)、島根(63%)、福井(65%)、宮崎(65%)、佐賀(67%)、茨城(70%)、栃木(72%)、富山(76%)、宮城(79%)、福島(83%)、鹿児島(85%)新潟(99%)、岩手(105%)、青森(118%)、山形(132%)、秋田(174%)、北海道(195%)

(このデータは『都道県別自給率は、「食料需給表」、「作物統計」、「生産農業所得統計」等を基に農林水産省で試算』を利用しました。)



at 06:26│コメント(2)

2008年02月25日


中国生産食料品の有毒物質検出が止まらない。

今度は『イカ天』ですか?

今まで加工食品に対しての検査をやっていなかったから、もし今後加工食品への検査を義務化したら、今まで以上に色々出てくるんだろうな。


中国産冷凍ギョーザ中毒事件が発生して数日後。

あるスーパーでは、『手作りギョーザフェア』ってのを店入口で大々的にやっていた。餃子の具となる野菜を集めたり、ギョーザの皮の売り場の案内を出したり…

要するに「加工品は危ないから、いっそ自分で作ってみませんか?」ということらしい。

スーパーの関係者に聞くと、売行きは上々だったそうだ。

また、ギョーザの皮の製造メーカーも生産が追いつかないほどの売れ行きだったらしい。

この辺、日本人の気質なのだろうか?あまのじゃくというか…「食べるなと言われると食べたくなる」みたいな…

このスーパーの『餃子フェア』みたいに、『冷凍食品に頼らず、国産の野菜を使って食事を作りましょう!』という雰囲気が日本に広がることは、野菜農家の俺にとってもうれしいこと。一時的なブームに終わってほしくない。

今回の事件で痛感したことは、現在の日本の食生活に『冷凍加工品』がなくてはならないものになっていたということだ。

確かに最近の冷蔵庫は冷凍食品を入れるところが低くなっているしレンジでチンするだけのお弁当の具も多彩になっていると聞く。
つまり、冷凍加工品の登場で、冷蔵庫のデザインや、お弁当の具に大きな影響を与えているということ。
それだけ、冷凍加工品は日々の生活のなかで重宝されていたのだろう。

だが、これからはどうだろうか?

今回の事件によって、利便性よりも大切なことを日本は学ばなければならない。そう、利便性よりも安全性だ。

利便性を追求するあまり、安全性がおろそかになっていたということを反省しなければならないと思う。

『安全』はもう簡単に手に入るものではないのだから。


俺は野菜農家として、食に携わる者として、そして一人の親としてここに宣言したい。


自分の子供に安心して食べさせる事の出来る野菜をこれからも作り続けます!


…中国の農家はその辺どう考えているのか?自分の子供に農薬漬けの野菜を食べさせているのだろうか?
…親として、自分の子供に食べさせて安全なものを与えているのだろうか?
中国の農家の親に聞いてみたい。




at 06:47│コメント(0)