農NEWS
2011年03月30日
それは以下の通り。
1、雨や降下物を避けるため、可能な限り被覆資材を活用して栽培を行う。
2、施設栽培では風向きを確認し、風下側で換気を行うようにする。
3、収穫物は、収穫後長期間屋外に放置せず、シートで覆い速やかに室内に移動させる。
4、品質に影響を与えない範囲で、農産物に付いた土やほこりを取り除く。
5、戦場可能なものはきれいな水で十分洗浄する。外葉を除去できるものは除去する。
6、出荷にあたっての搬送時についても、シート等による被覆を行う。
7、生産資材を屋外に放置しない。
8、当面の間、収穫物残渣や廃棄する農産物を圃場にすき込んだり、焼却したりせず、一か所に集めて保管する。
9、栽培記録や生産履歴、出荷伝票など、実施した生産に関する記録を記帳・保存しておく。
以上9項目。
1~8は栽培に関するリスク軽減。8と9は「もしも」の場合の補償の証拠になる。「転ばぬ先の杖」。是非、野菜生産者は徹底してほしい。
埼玉県は今のところ、出荷規制がかかる様な基準値を超えるものは一件もでてない。
でも、一件でも出れば風評被害のリスクが一気に跳ね上がるので、出荷規制にならないように、一人一人が努力すべき。
放射性物質は未知の部分が多く、どんな影響があるかわからねーし。
ましてや、
仮に出荷規制・農作業遅延要請が発生した場合の政府や東電が発表した補償等も「補償する」というだけで、
補償の内容は放射能並みに未知な部分が多いからなおさらだ。
リスクが0になることはないけれど、できるだけ0に近づけることを各農家がしないといけない。
県内で一件でもでたら、風評で「〇〇県産」ってひとくくりにされて、県全域に大きな影響があるわけだからさ。(特に埼玉県の農家は過去にダイオキシン風評害の経験あるからわかると思う。)
出荷規制の解除の目安も提示されてねーし、農作業遅延要請が県単位ってのもすげえ気にくわねー現状だけど、農家は今できることはしっかりやることが大切だと思う。
事態はなんとなーく長期化しそうな気配を感じるけど、必ず解決すると信じて頑張って生きましょう!!
2010年10月09日
ルワンダのある農家さん、豚にヒップホップ聞かせて育てたら、普通の2倍も子ブタを産んで、体重の増え方や肉質も良くなったんだって。→詳しくはこちら
ある研究では、クラック音楽を聞かせて育てた野菜も成長がよくなるらしい。
どうやら、音楽と農業は相性がいいらしいです。
人間の成長もこれと同じで、自分の好きな音楽聞いてると気分良く成長できると思います。
ちなみに俺は、高校時代から大学時代まで、俺はJ-POPとテクノやユーロビートばっか聞いてした。
ええ、洋楽じゃなくて、テクノ。
だって、英語の歌詞じゃ何言ってるかわかんないんだもの。(ちなみに英語は未だに大の苦手(笑))
だから、歌詞でさえメロディーの一部に聞こえるテクノやユーロビートが好きでした。
就農してからはラジオ(文化放送orNACK5)ばっかで、あんまり選んで音楽聞いてなかったんだけど、「あ、いいな!」と最近思ったアーティストはperfume。
perfumeは俺の好きなテクノ系+J-POP(歌詞が日本語)の合わせ技の音楽なので、非常に好きです。もちろん、彼女たちのパフォーマンスもクオリティが非常に高いので好き。
豚にヒップホップならば、俺にはperfumeか?
pinoが食いたくなります。
さて、仕事頑張りますか。
2010年05月22日
日本農業新聞2010年5月22日付
『「1兆円」明記せず/戸別補償で民主公約原案 農林議員は反発』
「民主党は21日、マニフェスト企画委員会(委員長=仙谷由人国家戦略担当相、高嶋良充筆頭副幹事長)を開き、参院選公約の原案について最終協議をした。
戸別所得補償制度については、1兆円規模としてきた財源規模をマニフェスト(政権公約)には明記せず、ちらしなどに盛り込む方向を確認した。
来週にも最終案をまとめ政権公約を策定する「政権公約会議」(議長=鳩山由紀夫首相)に提出する。しかし、農林議員らから反発があり、財源明記をめぐり、ぎりぎりの調整が行われそうだ。」
今日の記事。このタイミング。
財源規模をマニフェストに記載しないということは、
1兆円を口蹄疫対策の財源にするという理解でいいですか?
てか、ガチ専業農家の俺が「農家の戸別所得補償制度はいらねえ!!」って何度もいってんだから、戸別所得補償制度なんてさっさとボツにして、財源を口蹄疫対策に突っ込め!!
堕農を育てる戸別所得補償制度よりも、本気で農業に取り組む奴らに支援しろい!!
政府よ、本気で農業やってる俺らをなめるなよ!!!!!
2010年05月16日
今日はとにかく早く皆さんに知ってもらいたいことがあるので、そのことについて詳しく書かれたブログを紹介します↓
多分毎日 農家マン日報
ここに書かれていく『口蹄疫』関連の記事(特に「現場農家さんの日記Part1、Part2、Part3」)を読んでください。俺、涙が出てきました。
また、「これで少しは世間も動くかな?」って記事に張り付けてあるYoUTubeの動画は必見。是非見てください。
「悠長に『谷亮子の出馬』とかネタにしている場合じゃなかった・・・俺のバカ!『口蹄疫』の方が重要だろう!!」と俺、今、ものすごく反省してます。
私も微力ながら、自分の出来る範囲で協力していきたいと思います。皆さんも自分の出来る範囲でいいので、考えたことを実行してください。お願いいたします。
追記。
『川南町のムッチー牧場だよ~ん。』2010年5月10日の記事を見てください。これを見て自分の出来ることを考えて実行することお願いします。
2010年02月05日
先日、農水省から「2010年世界農林業センサス」の調査資料が届いた↓
「農林業センサス」ってのは、日本の農林業の生産構造、就業構造を明らかにするとともに、農山村の実態を総合的に把握し、農林行政の企画・立案・推進のための基礎資料を作成し、提供することを目的に、5年ごとに行う調査。(詳しくは「農林水産省 農林業センサス」を見てね。)
まあ、早い話が、農業版『国勢調査』みてえなもん。
対象は全国の農林業に携わる全経営体というので、このブログを見ている方の中にも、調査資料が届いた方もいるだろう。
んで、多分、
「んだよ、面倒くせーなー」とか言いながら記入したのだろう。(笑)
ちなみにうちの親父もそうでした(笑)
まあ、この調査で今現在の日本農業のことがわかる大事な調査なんで、文句ブーブー言いながらも届いた人は記入してね。
さて、それに関連して思ったことを。
先日(1月29日付)、日本農業新聞のトップ記事にはこうあった↓
「農業生産力 10年後には25%低下」
リアルな話、そうらしい。
確かに、先日(1月30日)行った農機展示会に行くバスの中は俺が一番の若手。
それどころか、俺のかわりに親父が出たとしても親父が一番の若手という、平均年齢が非常に高いバスの車中だった。
そこで思ったことは、「ああ、本当に10年後25%低下するかも」。
今回調査の農林業センサスでは、それを裏付ける資料となってしまうのか?それとも、農業人口が減ってもそれを喰いとめるだけの生産力の向上もしくは、新規就農人口の増加が見られる明るい材料が出てくるのか?
結果は平成22年11月30日までに公表されるらしい。
日本の農業の現状、そして先行きがどうなうるのか?
結果発表が不安でもあり楽しみでもある。
まあ、結果がどうあれ、
俺は『農業』というフィールドで生き続けるのだけれどね。
そういう覚悟で就農し、農業やってるしね。
さて、今日も仕事が目白押し!
ガッツリ元気に働きますか!!
んじゃ、行ってきます!!!